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2014年9月 2日 (火)

船着き場にて

 8月が終わった。
 さいごの週のはじめごろ、とつぜん暑さが去ったこともあって、いきなり夏が終わったように感じた。暑い暑いと云い暮らしてきたのに、こうなると、その去り様(よう)に腹が立つのだった。
「季節までもが、名残りというものを忘れたのか」

 8
月とは不思議な月だ。
 わたしの記憶もひと通りではない。
 休み一色の8月があり、恋した8月があり、仕事ばかりの8月があり、子の休みに寄り添いながら汲汲とした8月がある。ことしなんかは暑さ負けしかかりながらも必死で漕ぐように過ごした8月だった。どんなふうにいようと、一旦8月の海原に出てしまうと、岸辺にたどり着くまでそこにいるしかない。
 8月の海原では、誰も彼も暑いと云い、寄ると触ると熱中症のはなしをする。西瓜やとうもろこしが行き交い(そうそう、ゴーヤも)、せみの声を聞き、かすかな風をよろこび、雲のかたちを目でたしかめる。朝顔の花を数える。麦茶を日に何度も湧かして淹れる。蜩(ひぐらし)を待つ……。
 8月を漕いで漕いで、やっとたどり着いた。船着き場。
 広島の友人から「ひとり暮らしの母が安佐南区在住ですが、おかげさまにて元気にしています。あたりまえのしあわせを噛みしめる夏でした」という便りを受けとった。
「嫁いで29年目のこの夏も、お盆のお客たちと時を過ごしました。そんな中、主人の手術があり、それも無事に終えました。乗り越えられました。暑さの中を」という、伊豆からの便りもある。
 ああ、やはり、皆漕いで漕いでここへたどり着いている。

 この夏は、読みに読む夏であった。

 小学校の教科書も読んだ。児童書も読んだ。そして、探偵小説。アガサ・クリスティーとの再会を促したのは、父であった。父亡き後ひとり暮らしをしている母のもとに泊った日、わたしは父の寝台を借りて眠った。寝る前に何か読もうと思って、父の書架に目をやり、真っ先に目に飛びこんできたのが『アクロイド殺し』(1926年)だった。長編第6作めにあたるこの作品で、アガサ・クリスティーは、英国探偵小説の代表作家となる。ベルギー人の名探偵エルキュール・ポアロの視点が、探偵という職業に縁なきわたしに語りかける。くり返しくり返し。
「些細なことも忘れてはならない、何から何までが関係しているんですよ」
 と。
 船着き場に到着し、つぎの船に乗りこもうとするわたしへの餞(はなむけ)であるらしい。
「ムッシュー・ポアロ。気を留めますとも、些細なことひとつひとつに。何もかもが関わり合って、ひとつの真実が生まれることも、決して忘れないと約束します」



Photo

9月1日。
家じゅうの箸を、あたらしくしました。
家人の箸のみならず、
菜箸も、友人の箸も、客用箸も。
写真は、上から夫の、わたしの、二女の、三女の。
そして、ちょっと考えて
独立した長女のももとめました。

専門店で箸を選んだ30分間は、
この夏のたのしい思い出です。
美術館にいるような心持ちでした。
箸がどれほど大事な存在であるかも、
あらためて思ったことです。

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「日記」カテゴリの記事

コメント

ふみこ様

この夏はわたしも読みまくりでした。
きっかけはふみこさんが教えてくださった
「グレート・ギャッツビー」の翻訳の読み比べでした。
心を耕してみたい、そう思ったのでした。
気になっていた佐藤さとるさんのコロボックル
全巻読破、どれも全部面白かったです。
今は上橋菜穂子さんの
守り人(もりびと)シリーズに突入です。
児童文学で絵が豊富なのもあるのですが
大人用に文章だけにした文庫シリーズを読んでいます。
まだ船着き場に着いていない気分、
わたしはどこへ向かっているんだろうと
久しぶりに少年少女の気分です。
ふみこさんは全てはつながっているという真実を
探偵さんに確認してもらったのですね、
素晴らしい船着き場です。

投稿: ゆるりんりん | 2014年9月 2日 (火) 11時59分

ふみこさま。こんにちは。のりです。

夏が終わりました。こんなにもハッキリと季節のかわり目が
わかるなんて。ちょっと驚いてます。

私は夏に転覆して溺れてもがき、やっとこさ岸に上がったところです。

ゴーヤと玉ねぎの酢の物、主人に大好評で。「何で知ったの?」と聞かれ
「山本ふみこさんのブログで」と説明したんですよ。主人は不思議そうな顔を
してました。笑。

さてさて、私もお箸屋さんに行ってみようかなぁ。
何だかキラキラ楽しそう。食べる事がもっと嬉しくなりそうな予感。

私、アガサクリスティと同じ誕生日なんです。うふふ。

明日からお天気が下り坂で雨が続く模様。はい、苦手な雨。
そんな明日もやり過ごすために何か読み物を調達しに出かけてみようかしらん。

なんだかあっちこっちに話がとんでしまって。今日の私はこんな感じです。

ふみこさまは、明日何をしてますか?

投稿: のり | 2014年9月 2日 (火) 16時26分

すっかりご無沙汰してしまっていました。
私も、ようやっと船着き場に到着できました。

ふみこ先生とご家族の、暑い中でも、
丁寧にくらしをつむぐご様子を拝見しては、
自分たちの慌ただしすぎる日常を反省していました。

この夏もたくさんの出来事がありました。

妹夫婦からのうれしいニュース。
日々育まれる小さな小さな存在(しかも二人!)に、
実家の両親も私もKZも、ワクワクドキドキソワソワしています。
人体って、ほんとうに、不思議の連続です。

お盆前後に、我が家スタイルの帰省をして、
それぞれがそれぞれの実家へ帰ってゆっくりしました。
そして、ちょっとだけ、両親、祖父母孝行を。

夏のプロレスの祭典を満喫しました。
観戦にこそ行けなかったけれど、
オンラインでシリーズすべての試合を見られるチケットを購入して、
夜ごと、ご飯のお供は、ライブのプロレス、でした(笑)
"空前絶後の夏"(シリーズのキャッチコピー)を体感しました。

いつも出前でしかお世話になっていないお蕎麦屋さんに、
大雨の中、KZと思い立って訪問したり。
電話でもその雰囲気は伝わっていたけれど、
お気持ちの行き届いたご家族経営のお店を実際に味わって、
ただただ二人で感激して帰った日もありました。

夏の終わりには、ふとした縁で、にわか「片桐はいり」ファンになり、
はいりさんの文章を読んでは、通勤電車の中で
涙をためつつ笑いをこらえておりました。

そして、この夏の一番大きな出来事。
それは、自分は美術が好きなんだ、ということに、
改めて気づかされたことです。
ふと、足を運んだ展覧会を観終わってそう思ったのですが、
なんというか、空に向かって大きな声で叫ぶようなイメージで。
たぶん、自分のほんとうのところの正直な気持ちを見て
「しまった」んだと思います。
これからは逃げずに、正面から、
美術と向き合っていかなければ……と思いました。

という、かけあしの夏のご報告、でした。

秋からもまた、よろしくお願いいたします!

投稿: KZのツマ | 2014年9月 2日 (火) 17時23分

ふんちゃん

読みに読む夏であられたのですね。
わたしは近頃なんだか、お隣のことが気になります。
たとえば、読んでいるときも。
ふんちゃんは、映画を流しながらほかのことをすると言ってらしたけど、
本を読みながら、考え事をしたりするのかしら、とか。
本を読むときも、さぁーっと流すみたいに、目の端で字を追ったりするのかしら。
たとえば、お箸のことを読むと、
素敵なお箸屋さんとの出会いが先だったのかしら、それともお箸を変えたい気持ちが先だったのかしら、とか。
今まで使ってたお箸は、どんな風にさよならしたのかしら、とか。
お箸のリニューアルは、定期的にやってくるイベントなのかしらとか。
あ、些細なことひとつひとつ、つながっているから、お隣が気になってもいいのかもしれないけれど。なかなかたどり着けない船着き場って気がしてしまうのです。

投稿: rantana | 2014年9月 2日 (火) 18時05分

ふんちゃん皆様こんにちは。

私の夏の最後の、ちょうど30日の思い出は会社の研修で行かせてもらった
富士登山研修です!

正直また登れと言われたら
怖じ気ずきますが笑


私が苦しい時、みんなひとりひとりが
声をかけ心配してくれて
その様子は本当に美しかった…。

話し言葉で伝えるとどうしても
うまく言えない不器用な私。

でも、ちゃんと伝わってたらいいな

そんな夏でした♪

投稿: たまこ | 2014年9月 2日 (火) 18時38分

ゆるりんりん さん

「読む」はなしは、
たのしい……。
聞かせていただいてありがとうございます。

秋は、そこらを歩きまわりたいなあと
思います。
活字に手をとられ歩きまわった夏でしたが、
足でてくてく歩きたくなっています。


投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 08時41分

のり さん

わたしはね、
雨が好きなんです。
雨音が、たまらなく好き。
豪雨の恐ろしさが身に沁みた夏ですが、
それでも、雨を愛しく思うのです。

きょうのわたし?
高校生の娘の友人が
6人泊りにくるので、民宿のおばさんです。
腕まくりをしております。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 08時45分

KZのツマ さん

わくわくしています。
佳き夏を過ごされて。
おめでとうございます。

蕎麦屋のおはなしも、よかった……。
蕎麦が何より好きなんです、わたしは。
自分への褒美に食べものを考えるときは、
いつでも蕎麦。

プロレスのおはなしも!
「空前絶後の夏」!

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 08時51分

rantana さん

ああ rantana さん、
おたより、ありがとう、ありがとうございます。
広島の土砂災害と rantana さんのお住まいは
どのくらいの距離ですか?
簡単には伺えないのだけれど、
無事でおられましたか?

読むとき、
ときどき、読まずに「書いている」自分に気がついて
はっとします。
気づいてもどって、読み直すんです。
その感じもわるくありません。
「書く」も「読む」もつながっているので、
そういうことが起こるのですが、
「しまった! 書いてる場合じゃない」
と思うときには、作品に触発されているのだと思います。

箸は変えるつもりで、
箸屋に出かけました。
箸供養は、しました(自分流)。
新聞紙に包んでぎゅっと抱きしめ、
感謝を伝えたのです。


投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 08時58分

たまこ さん

まあ、そうでしたか。
わたしが富士山を眺めていたとき
たまこさんが、富士山のひとだったのかもしれないと
想像しました。

その様子は、うつくしかった。
そう思えるたまこさんが、うつくしいのです。

わたしたちも、うつくしい行いをできる
わたしたちになりたいね。ね。


投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 09時01分

ふんちゃん

広島の土砂災害、わたしをご心配いただいて申し訳ないです。
うちは、川の対岸の山に位置しています。
距離で言ったら、8〜9kmのようです。
たまに、買物に行ったり、子どもが小さい頃サッカーの試合に行った小学校だったり。
今回、超局所的に、超短時間に、超豪雨が降ったそうですが、
その超局所がうちのあたりだったら、同じことが起きていて何もおかしくない、のですが、
わたしのまわりは、まったく日常生活に影響のない日を過ごさせてもらっています。
そういう意味で、申し訳ない、です。
今後に向けて何ができるか、と思います。

投稿: rantana | 2014年9月 3日 (水) 09時30分

ふみこさま。

「季節までもが、名残というものを忘れたのか」
この言葉、思わずくすっとしてしまいました。
ほんとにそうですね。ぱっと秋に変わっちゃいましたね。

 息子、新しい一歩をふみだして、昨日、偶然アガサクリスティーを買ってきたといって本を読んでいました。私は、アガサクリスティー、読んだことがないのですが・・・。息子に借りて読んでみようと思います。

 童話教室と詩の教室でお世話になっている川越文子先生の、童話を読んでいます。なんだかいいです。ふみこさんも、よかったら読んでみてくださいね。偶然、私の周りには、ふみこさんがいっぱいです。

 では、またぁ。

投稿: こぐま | 2014年9月 3日 (水) 09時49分

ふんちゃん、みなさま。

名残を忘れたか、以前に、夏はあったっけ?という八月でした。
こちらは毎日毎日雨で、暑い日が少なく。
梅雨が空で、梅雨明けしたらその分をとりもどすかのようでした。
そして急に涼しくなり。…


ヒロシマナガサキの日も、終戦記念日も珍しく雨でした。
それは少しほっとしましたが。
読み返したものがぼくもいくつか。
井上ひさしの『父と暮らせば』映画をみて、確かに良かったけれど、やはり原作の方に感動ひとしおでした。映像化されたものはどうしてもイメージを限定されてしまいますし、あとがきや前口上もありますし。
前口上から。
ヒロシマ、ナガサキの話をすると、「いつまでも被害者意識にとらわれていてはいけない。あのころの日本人はアジアにたいしては加害者でもあったのだから」と云う人たちがふえてきた。たしかに後半の意見は当たっている。アジア全域で日本人は加害者だった。
しかし、前半の意見にたいしては、あくまで「否!」と言いつづける。
あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりではなく、人間の存在全体に落とされたものだと考えるからである。あのときの被爆者たちは、核の存在から逃れることのできない二十世紀後半の世界中の人間を代表して、地獄の火で焼かれたのだ。だから被害者意識からではなく、世界五十四億の人間の一人として、あの地獄を知っていながら、「知らないふり」することは、なににもまして罪深いことだと考えるから書くのである。

今はアジアでの加害を忘れ、中韓を叩いて喜んでいるひとが増えてきました。

また中山可穂の『感情教育』。十年ぶりほどに読みましたが、ひさびさに熱中して読みました。引き込まれました。
熱気が凄いです。気迫。彼女の最高傑作だなと改めておもいました。技術がどうこうではなく、気迫が凄いです。

ゆるりんりんさんの守り人との出会い、わがことのようにうれしいです。
サイドストーリーもあり、上橋さんのなかでとくにおもしろいですよね。
このおもしろさを知ったら、大方のファンタジーが色褪せてみえてしまう。
幸と不幸は紙一重ですね。
『感情教育』も読み終え、ぐったりしてしまいましたし。
ファンタジーで守り人と出会えた幸不幸の後は、ぜひ横山充男さんの『水の精霊』を。すごくすごく、良かったです。

投稿: 佐々木広治 | 2014年9月 3日 (水) 13時14分

rantana さん

申しわけないなんてことは、
決して決してないです。
ご無事で、ほんとうによかった。
「ひとつ」でもたくさんの「無事」がしあわせ。

rantanaさんが何かみつけたら、
そしてそれが、離れているわたしたちにも
できることなら、
「ここ」にきっと知らせてください。

お願いします。


投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 13時30分

こぐま さん

おお。
王子様とわたしは、西と東で、
アガサクリスティーを読んでいたんですね。
何を読まれているのかしら。

アガサクリスティーは、一時期
失踪してね、人生にちょっといかした
「カンマ」を打ったんですよね。
その後恋をしたり、二度目の結婚をしたり。
すごいのは、年を重ねてから、
どんどん作品がよくなるのです。
こぐまさんのお宅の
王子様に、そのことをお伝えください。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 3日 (水) 20時30分

佐々木広治 さん

おはようございます。
お返事おそくなってごめんなさい。

たしかに、机にゆっくり向かう時間が
とれなかったのも事実ですが、
広治さんの「おたより」を
自分のなかで揺すりながら2日半を過ごしました。

映画「父と暮らせば」には、
かすかに夫も関わっていることも影響しているのか
(黒木和雄監督の人生の終わりをご一緒できたというわけです)、
黒木監督の思いをひしひしと感じています。
戦争体験の重荷を抱きつづけた監督のさいごのお仕事に、
受けとるものも少なからず、ありました。

この国が、過去の加害を忘れたことにするならば、
何もかもが報われない……とも考えています。

「水の精霊」のシリーズ(横山充男)、
ことしのうちに読み返すことができたらいいな。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 5日 (金) 08時39分

ふんちゃん

 ほんとうに…、何日も裏の畑を見るたびに同じような光景があって、それが安心の一つでもあったのですが、ここのところ、急に秋へ向かう変化を感じるようになりました。

 季節の中で、私は秋が好きなのですが、それでも急な変化にちょっとさみしさも感じてみたりしています。
 さみしいというのじゃあないのかもしれません。ちょっとトーンが落ちる気持ち…なんと表現したらいいのか…(^^;)

 このあいだの旅行で私も本をたくさん読みました。こんなに読みたくなったことはなかったなぁと思うくらい。
 これは、やっぱりふんちゃんの影響だったんだ!と改めて気が付きました。そうだ、ここにくると、おいしそうな本のことがたっくさ~ん書いてあったんだ。だから、本を読みたいのに読めてない…という気持ちになっていたんだなぁと思って…(^^)
 私は、全国にあるハンセン病療養所でのインタビューが書かれている本を読みました。またそこには知らないことがたくさんありました。昔の話ではないということを、改めて感じさせられました。
 それとは全然関係のない、いじめられている小学生にまつわる不思議なお話も読みました。長男と同じ年の子が主人公で、なんだか引き込まれました。
 
 本って、いろいろなことを知ることもできるし、本の中にはいろんな世界が広がってもいるんですね…。本に囲まれているだけで、安心するのです。無知な私を支えてくれたり、しょんぼりな私を抱えてくれたりする存在でもあるなぁ…と。

 日常に戻ってしまっていますが、少しでも本を読める時間を作りたいなぁと思っています^m^

投稿: もも(^-^) | 2014年9月 5日 (金) 09時30分

ふみこさま。

息子が読んでいるのは、スリーピング・マーダーです。
息子にアガサクリスティーの人生を教えてあげたら、「そうそう、そうなんよな。」って知っているみたいでした。

息子の本棚、ちょっとみてみました。
「蠅の王」 ウイリアム・ゴールディング
「オペラ座の怪人」 ガストン・ルルー

なんか、ありました。ちょっと借りて読んでみようかな・・・。

年とともに、目が疲れやすく、本が読みにくくなってしまいました。
つらいなぁ・・・。

ゆくりゆっくり読んでいきたいです。
では、またぁ。

投稿: こぐま | 2014年9月 5日 (金) 10時05分

もも(^-^) さん

読書との距離は、
ときに遠くなりかけ、
またときにぐっと近くなります。
どちらにしても……、
読んだ本の歴史は書架となって、
それぞれのこころのなかに存在するのだと
思います。

読める日日の幸い。
読みたい日日の憧れ。
読まない日日の熱中。

本は、いつも友だちですね。


投稿: ふみ虫 | 2014年9月 5日 (金) 17時30分

ふみこさま こんにちは

すっきりしないお天気が続いています。
気温が下がったからか、虫たちも元気みたいで、昨日、プランターを見なかっただけで、朝顔の花と葉っぱ、山椒の葉っぱを全て食べられてしまいました…。朝顔の方は小さなバッタが、山椒は何かわからない小さな幼虫が…。美味しいのかなぁ。
タイムの小さな茂みの中にも時々バッタが潜んでいます。

8月を越えて、やっとの思いで9月を迎えました。8月に続きを楽しみにしていた小説の最終巻が出ていることに一昨日気づいて、書店に走りました。
そうして、『花子とアン』で、今朝また『悲しみの水辺』を聴けてうれしかったなぁと。この曲、大昔に関西ではどこかの競艇場の㎝で使われていました。その時きれいな曲だと思っていて、でも、だれのなんという曲かわからずにずっといました。何年か後に人から貸してもらったカーラ・ボノフのCDに収められていて、イギリスかスコットランドのトラディショナルソングだと知りました。
それからずっと好きな曲です。

小さく小さくですが、何とかよろこびの水辺にたどり着けるよう今日も何とか船を漕いでいます。

今年のお月見は9月8日なんですね。さっき知って驚きました。実家はお団子の代わりに小さな丸いおむすびをお供えします。きれいな月が見られると良いな。

投稿: あすちるべ | 2014年9月 5日 (金) 17時32分

こぐまさん

『スリーピング・マーダー』。
マープルシリーズですね。
たしか、さいごの物語。

名探偵ポアロとは、べつの魅力をたたえた
ミス・マープル。
久しぶりに会いたくなりました。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 5日 (金) 17時35分

あすちるべ さん

読みたかった本を読んだーというような
気持ちになりました。
あすちるべさんのおたよりを読んで。

好きなものがたくさん出てきた。
バッタ(好き、というより同属という気がします)。
「悲しみの水辺」(白鳥英美子さんのカヴァで聴いた記憶)。
お団子のかわりに、小さなおむすび(真似しよう……)。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 5日 (金) 21時20分

ふみこさん おはようございます

今年は そちらも きっぱりと秋が来たのですね。
登戸に住んでいる頃 9月でも、10月の初めでも
北海道の夏のような気候に 本当に驚いたのを思い出します。

アガサ・クリスティー!!
「そして誰もいなくなった」で 衝撃を受け 
高校時代 読みまくりました。

ふみこさん (ヒソヒソ話をさせてもらえれば)
胸がチクリと痛む 片思いの思い出。
クラスメートの気になる男子。2人で競って読んでいました。
私が読み終わる前に 犯人を いつも言われて
がっかりするやら 嬉しいやら・・・でした。

そろそろ 安房直子さんの きつねの窓を
読み返したくなってきました。
秋もいい季節ですね。

投稿: えぞももんが | 2014年9月 6日 (土) 05時59分

ふみ虫さま

日本中に嵐が
吹き荒れたような夏でしたね。

私にとって夏は
心を砕き、心に寄り添うときのようです。

清んだ空気のなか
美しい月を眺める秋はすぐそこですね。

整列したお箸、美しい!

投稿: 寧楽 | 2014年9月 6日 (土) 09時49分

こぐまさん。


『蠅の王』お薦めです。
ぜひ読んでみてください。
暗澹たる海に投げ出されるような気持ちにはなります。
非常に怖い物語です。
そして本当に怖いのは、少年たちの狂気でありません。
もっと巨大なものです。
一見理性的で小綺麗で、正義の御旗のもとに集う方々です。

子は親の鏡。
社会の縮図。
それらをおもいました。

投稿: 佐々木広治 | 2014年9月 6日 (土) 09時49分

えぞももんが さん

アガサ・クリスティーの
『そして誰もいなくなった』の衝撃。
わかります、わかります、わかります。

こっそり申すと、
いつか『そして誰もいなくなった』を
訳したりできるといいなあ
(もちろん勉強として)、という夢を
持っているんです。

自分が知る前に
犯人を発表されたり、
ほのめかされたり、
それはほんとに困るけれど。
そういうことならしかたないなー。
「ばかー、云うなー」
とか云いつつ、うれしいなー。
(つい興奮しました。ごめんなさい)。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 6日 (土) 10時21分

佐々木広治 さん

読まないかな……。
わたし、読まないかな……。
(広治さん、許して)。

自分のそういうところがだめだとわかってるんですが、
でも、そういうところが(ある意味)好きでもあるんですが、
近づかないでおく対象というのも、
わたしにはあるんです。

嗅覚でね、決めているんです。

ふ(とほほ)

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 6日 (土) 10時47分

やっとこ船着き場だ~~

助かった~~

夏は大海原でがんがん漕ぎまくったせいか、後半に一回転覆しそうになり3日寝込みました。(毎度の持病なのですが・・・今はすっかり元気です)

がんがん漕いだのに、転覆しそうにもなったのにちっとも痩せない夏でしたが。夏のお野菜美味しすぎ(笑)

でも、いい夏だったな~~

と、振り返りながら思います。

ここから秋は毎年10月に自分の仕事の集大成である自分の教室の発表会にむけて、また船着き場から出発せねばいけません。応援よろしくおねがいします。

でも今週末ばかりは少しお休み・・・。

急に涼しくなってしまったお外の風を感じながら
ゆっくり珈琲タイムも楽しまないと、活力もうまれません。アイデアも。


ご家族のお箸選び。
すごく贅沢で素敵な時間~~♪
私も船着き場でごゆるりしている間にごひいきにしている成田のお箸やさんに行きたくなりました。

投稿: おきょうさん | 2014年9月 6日 (土) 18時55分

おきょうさん さん

ああ、ごめんなさい、
「転覆」ということばに
反応しておりまする。

わたしも、ところどころ「転覆」してたのかな、
この夏。……と思ったら、何だか報われました。
ほんとにそう思えたんです。

なぜ、そう思えたのか。
おきょうさんさんのことばだったからでしょうね。

サンキュ(で、ございます)。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 6日 (土) 23時08分

寧楽 さん

きれいなおたよりをいただきながら、
返信おくれてごめんなさい。

「私にとって夏は
心を砕き、心に寄り添うときのよう」
というのを読んで、唸りました。
これが寧楽さんの心髄ですね。

ことしの夏は、わたしには厳しいお姑さんの
ような存在でした。
本物のお姑さん(はは)は
おおらかで優しいので、
空想的に書いてみています。
「厳しいお姑さん」

みずからのいたらなさ、
弱さ、行動力のなさ、
スタミナ不足を云い当てられて
アップアップしているんです。

ここから、
おずおずと「立て直し」を。
……考えております。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 7日 (日) 10時12分

ふみこさま

学童のない小5の夏休み。
娘は、プールや夏期講習の合い間に、大好きな読書を楽しんだようです。
図書館で待ち合わせをして、一緒に本を選んで、図書館内のカフェで
お茶しながらゆったり本を読んだのもいい思い出です。

今はまっているのは、ルパンとホームズのシリーズです。
私は、「思い出のマーニー」を読んでいるところです。
最近は同じ本を読んで、一緒に話をするのも楽しみです。

投稿: 焼き海苔の の | 2014年9月 7日 (日) 21時17分

焼き海苔の の さん

ああ、本を読む少女(少年も)、
好きだあ……。

読書リストはつけているのかな。
書名だけでも残ったなら、
いいのじゃないかな。

佳い2学期をね。ね
読書の秋をね。

投稿: ふみ虫 | 2014年9月 8日 (月) 09時00分

ふんちゃん

こんばんは。
ハッピーバースデーのうた、歌って下さったなんて!嬉しい…!11月29日にはふんちゃんも耳を澄ませてみてくださいね。歌います、必ず♪

今夜は十五夜、こちらは満月が夜空に輝いています。そちらでもご覧になっておられますか…?
子どもたちが通う小、中学校では給食に「おつきみしる」が出まして、「けんちん汁にね、餅つきをするうさぎの模様の蒲鉾が入ってた!いろんなポーズのうさぎがいたよ!」と二女(小四)が興奮気味に話してくれました。(栄養バランス良く考えられた、美味しい給食を食べさせて頂いて、とても感謝しています。夏休みを終えて、その有り難さが身に沁みています。)

さて、わたしがこの夏に読んだシリーズは、「赤毛のアン」(新潮文庫・村岡花子訳)シリーズです。そろそろどうかな、と長女(中一)に薦めたのがきっかけで、わたしもつい全巻読み返しました。高校生のときお小遣いを貯めて自分で揃えた長いお付き合いの本たちで、表紙は色褪せページも茶色くなっており、開くたびに懐かしい匂いがします。
長女は最終巻「アンの娘リラ」で夏の読書感想文を書きました。

「悲しみの水辺」存じなかったのですが、興味をひかれてパソコンの動画で聴きました。(白鳥英美子さんカヴァのもの。)秋の夜に、静かにひとりで聴くと余計にいいですね。(とわたしは感じました。)
それこそ今夜のような、美しい月の光を浴びながら、ひとり…。

そして今…窓辺のお供えをちらり…。(いびつなおむすびの山・こどもたち作。あすちるべさんのお話しを、読ませて頂いて。)

月光の魔法がかかったのでしょうか…?無性にお腹が空いてきました。(単なる食いしん坊。)

なんだかとりとめもないお便りをお許しください。ふんちゃんの次なる舟旅が佳きものとなりますように…!

投稿: なこ | 2014年9月 8日 (月) 22時46分

佐々木広治さま と ふみこさま

こうじさん、昨日、コメント読ませていただきました。
ありがとうございます。「蠅の王」まだ最初の頃ですが、読み始めています。どんな展開がまっているんだろう・・とこわいような楽しみなような気持ちです。ゆっくり読んでいきますね。

ふみこさんの、読みたくない気持ちというのもわかります。
なんとなく気が乗らないものって、ありますもんね。

では、またぁ。

投稿: こぐま | 2014年9月 9日 (火) 08時46分

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