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2014年11月11日 (火)

素人っぽさ!

 夫が取り組んできたドキュメンタリー映画「三里塚に生きる」が完成した。
 わたしはどこかしらで夫のがんばりを追いつづけていたつもりだけれど、ほんとうのところ、わたしはわたしでいっぱいいっぱいの時期を過ごしていた。
 口なんかはときどき、「すごいがんばりだ!」とか、「うまくいってる?」と発言し、右手はひとりでに夫の左肩をさすったりする。が、いま考えるとそれはわたしの癖であり、もっと云えばポーズではなかったか。ポーズとは、そうだ、見せかけの態度という意味合いだ。
 けれど、ポーズだろうが何だろうが、何かアクションを起こさずにはいられなかった。こんなことでは夫と自分の行く道が別別のものになってしまう、との恐れから、口も右手もみずから進んで役割を買って出たのだった。同じ時期夫の口も、わたしに向かって、「がんばるね」とか、「きょうは無事だった?」と発していた。お互い相手に対してそうとうな葛藤を抱いていたような気がする。映画が完成したいまだから云えることだが。
 いつもなら夫の仕事が山場を迎えるたび、「やさしく無視する」立場をとって、これでよし、と考えてきたのだが、このたびはなぜだろう……、もっともっと応援したいのにそれができない辛さが募る一方だった。
「いつも」とどこかがちがっていた。
 たいていつの場合にも余裕のようなものを見せている夫が、このたびは火花が散るほど本気だった。
 映画が完成して、試写会が何度も行われ ― わたしは一度も試写を観なかった。ああ、葛藤 ― 思いがけないほどたくさんの映画評が出た。

(前略)このように、過去の政治闘争を歴史的に回顧したり検証したりするのではなく、あくまでも表題どおり、三里塚に生きる人々の現在に焦点を絞ったことがこの映画の魅力となっている。だからこそ、問題の本質が今なお解消されていないことも、現在の姿を通して浮かびあがってくるのである。こうした性格を規定した要因として、インタビュアーをつとめた代島治彦の、最良の意味での「素人っぽさ」を称賛したい。(中略)

 その「素人っぽい」力みのなさが、見ているこちらが動揺するほどの腹を割った話さえも、対象から引き出すことに成功しているのである。考えてみれば、この地に暮らすのは多くが長年の党派のしがらみで疲弊しきった人々であり、そんな彼らを武装解除したものが代島の「素人っぽさ」だったというのも無理からぬことだろう。(後略)
               映画評論家 藤井仁子(ふじい・じんし)
               神戸映画資料館WEBマガジンより抜粋

 夫の机上のパソコンで、ふと読んだのがこの映画評だった。

「素人っぽさ」を称賛される映画監督の資質についてははともかくとして、わたしはこのことばに、一瞬のうちに救われてしまった。このたびの夫の仕事と、夫の本質をがしっと摑(つか)むことができたのである。
 そしてこうも思った。わたしはみずからの不足をすまながったり葛藤したりせずに、応援できるときに応援し、よろこべるときにともによろこべばいいんだ、と。

「素人っぽさ」を認められたこと、おめでとうおめでとうとわたしははずんでいる。はずみながら、「素人っぽさ」ってすごいや!と打たれてもいる。

Photo

映画「三里塚に生きる」を、ここに紹介させてください。
上の写真(撮影・石井和彦)が映し出す環境のなかで、
三里塚の「いま」には、慈しみのこころがあります。
悲しみと闘いと、故郷に対する揺るぎない思いが生じさせた
慈しみだと、映画を観て感じました。
映画のなかで語られる「ことば」が、まぶしい……です。

【監督・編集】代島治彦

【監督・撮影】大津幸四郎
【音楽】大友良英
【朗読】吉行和子・井浦 新
【写真】北井一夫
【制作・配給】スコブル工房
【企画・製作】三里塚に生きる製作委員会
  2014年/140分/カラー・白黒/日本映画
『三里塚に生きる』公式
HPsanrizukaniikiru.com

現在公開の決まっている映画館はつぎのとおり。

・渋谷ユーロスペース 20141122日(土)〜
・横浜シネマ・ジャック&ベティ 2015117日(土)〜
・大阪・第七藝術劇場
・名古屋シネマテーク
・京都シネマ
・神戸アートビレッジセンター
順次国内外をまわります。

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「日記」カテゴリの記事

コメント

映画の公式ページに
「忘れられた人々の・・・」という文字を見て、
あらすじを読んで、この映画に込められた「思い」を
そしてエネルギーを 深く感じました。
さらに、朗読と音楽のご担当が、大好きな方々。
完成、おめでとうございます。 
そして、ふみこさまの伴走にも。
たくさんの映画評は、注目の証ですね。
「素人っぽさ」は、源泉のように思います。
慣れず、澱まず、こんこんと湧く感性。
意識してできるものではなく、そこにあるそのかたの全てで。
久しぶりに「映画」という字にクギヅケになりました。

投稿: どりす | 2014年11月11日 (火) 13時05分

どりす さん

編集の背中越しに、
くり返し映像を観、音を聴いてきたのですが、
ひとりで映画館の暗闇のなか「完成版」を
観るのをたのしみにしています。

過去・現在・未来のつながりが
見えてくるんじゃないかな。
これからの歩き方を、探しあてられるのじゃないかな、と
思うんです。


投稿: ふみ虫 | 2014年11月11日 (火) 14時38分

こんにちは、ふみこさん、みなさま。もう11月ですね、今年もあと少し・・・早いものですね。
映画の完成、本当におめでとうございます。
ホームページも拝見させていただきました。私は本当に無知でお恥ずかしいのですが、
でも、このたった一枚の写真から、いろいろなことを考えさせられるような…とても印象的でした。

人が生きていること、生きていくこと・・様々な想いが交差して、今があるのですよね。
『歴史の本当の姿は個人のうちにある…』谷川俊太郎さんの言葉が印象的でした。
たくさんの人々の想い、きっとこの映画の中にはこめられていることと思います。

私が今一番好きな俳優さんである新さんが朗読をされているのですね。
毎週、日曜美術館での活躍が印象的ですが、この映画の朗読もされているなんて・・すごく嬉しく思います。

さて、だんだん寒さ厳しくなりますが
お身体には気をつけてくださいね。
またこちらにお邪魔させていただきます。

投稿: みゅー | 2014年11月11日 (火) 15時46分

ふんちゃん皆様こんにちは。
私は大切な人ががんばっているときに
なんだか手持ち無沙汰になってしまいます

なにかしてあげたいな、なんて思いつつ
結局気の利いた言動もできずに
ただにこにこしたり
空回りしたりです笑


でも、彼は今でもずっと
私には変わらず私を喜ばせ支えてくれます。

私に対して、あ、のつく言葉を言ってみて
とふざけて言ってみたら
(あいしてると言わせてみたくて笑)

そしたら
ありがとう、と返ってきて
思わぬ嬉しさがこみあげてきました*


きっと思ってないところで
誰かは誰かを支えてるんですね.

投稿: たまこ | 2014年11月11日 (火) 16時23分

みゅー さん

(井浦)新さんは、この映画の成り立ちに賛同して
たいそう協力してくださったと聞いています。
このたびのやりとりを見ていて、
好き、と思っていたのが、
いまでは尊敬、も加わりました。

それから写真家・石井和彦さんの写真を
褒めていただいて、うれしいです。
石井さんは(彼のほうがずっと年下ですが)、
長く一緒に育ってきた仲間なのです。
ほんとうにっ、いい写真を撮るひと。

おたより、ありがとうございました。


投稿: ふみ虫 | 2014年11月11日 (火) 16時43分

たまこ さん

「ありがとう」を云ってほしかったたまこさんが、
「ありがとう」を受けとる……。
なんだか、童話のようだわと思いました。

どこかで誰かが誰かを、支えている。
……ほんとうですね。
それを思って、それを信じて生きてゆきたいね。
そして、自分もそっと支えたいね。


投稿: ふみ虫 | 2014年11月11日 (火) 16時46分

ふみこ様
大切な人がとっても一生懸命になって取り組んでいる時、
そばにいて
とり残されたような寂しい気持ちになったり、
見守れることを嬉しく感じたり・・・
ひやひやしたり遠い人に思えたり・・・
やれることをやろうとしても
何をやれるものやらとウロウロ・・・
葛藤とはそういうことのてんこもり。
映画の完成本当におめでとうございます。

投稿: ゆるりんりん | 2014年11月11日 (火) 21時41分

ゆるりんりん さん

葛藤も何も、
ほんとは自分の受けとめ方なんだろうな。
と、思います。

葛藤なんかと云わずに、
ふんわりと、応援するともなく応援できると
いいのだけれど。

(だいいち、嵩張った「応援」などは
わずらわしいと、自分でよくわかっているのに)。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月11日 (火) 21時58分

ふみ虫さま。


読んで一番におもったのが、今回のものを書くことにも、葛藤というのか、苦心をされたのだろうな、ということ。
あくまで憶測で、いつもと変わらないよ、とか、いつもより楽だったというのが真実なのかもしれませんが。
ぼくは、苦心されたのだろうな、とおもいました。
ぼくのみるふみ虫さまの人柄などを考えて。

ナレーターの方々をみて、岸田今日子さんは亡くなったとか、三島由紀夫を演じた役者さんだなとおもったりしていました。
多分近くでは上映されないだろうとおもいます。
しかも、市内には映画館自体ありませんし。
ご縁があれば、観る機会が得られることでしょう。
ご縁があるといいなぁ、とおもっています。

投稿: 佐々木広治 | 2014年11月12日 (水) 07時10分

ふみこさま、みなさま、こんにちは。

映画の完成本当におめでとうございます。
写真に釘付けでした。こんなにも大きく飛行機が写りこむ場所に、神社がある。つまりは人が居る・・・浮かぶのは、人も住めないほどの飛行機の轟音・・・なぜ?

闘争のことは何も知らずに過ごしてきましたが、
映画には「いま」があるとのこと、とても興味深く拝見しました。

映画館行きたいと思います。一年ぶりです!

投稿: ちぇりー | 2014年11月12日 (水) 12時45分

佐々木広治 さま

すごくすごくむずかしくて
(こんなのを書くのが)、
火曜日の明け方にやっと……着地しました。
するどい広治さん、です。

横浜シネマ・ジャック&ベティは
来年1月からの上映が決まっています。
静岡シネ・ギャラリーと交渉中だそうです。

採録シナリオが収録されたパンフレットも、
できるのだそうです。
ご縁がありますように。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月12日 (水) 22時35分

ちぇりー さん

ありがとうありがとう。

若いひとに(も)観てほしいというのが、
この映画の志なのだそうです。
わたしたちが、「いま」をどう生きていったらよいか、
その示唆を与えているのです。
同じことを(同じ悲しみを)くり返しているようでもある
ひとの世……。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月12日 (水) 22時47分

ふみこさま、みなさま はじめまして。三里塚とききまして、思いがけない地名で お便りさせていただきました。小学生のころ、三里塚は機動隊と反対派の衝突が度々テレビに写しだされ自宅から10kmの所で自分たちの暮らすすぐそばで起こっている事実に ただどこか落ち着く所がないものかと… また高校生の頃は倫理社会のテストで公共の福祉という項目で成田空港の事が取り上げられ どう捉えたらよいか悩みました。今は空港周辺の道路が分断された敷地のなか、家に帰るのに迷子になる事があります。
三里塚は職場のある馴染みの場所です。

スクリーンには私の未知の場所も沢山登場することでしょうね。三里塚を有難うございます。そして、 映画の完成おめでとうございます。機会があれば是非とも拝見させていただきたいです。


投稿: くー | 2014年11月14日 (金) 19時40分

くー さん

こんばんは。

おたよりうれしく拝見しました。
くーさんのような方には、ぜひ映画を
観ていただけたら……と思います。

くーさんが、帰り道迷子になるほど、
当地は道も、ひとの家も、畑も
変わってしまったということなんだなと
あらためて思ったことです。


投稿: ふみ虫 | 2014年11月14日 (金) 23時41分

ふんちゃん

 映画の完成…おめでとうございます!
 いろいろなことを知らない私は、恥ずかしながら「三里塚」のことも知りませんでした…。
 これをきっかけに調べてみたりして、少しでも知ることができたらいいなぁと思っています…。

 札幌近郊でも、上映することを期待して…。
 ただ…、前回の「オロ」の時もそうだったのですが、せっかく上映してくださっているのに、その時間帯に映画館へ足を運ぶことができず…ということもありそうで…。
 私も…、ご縁があるといいなぁと願っている一人です。

 「オロ」は、DVDになりそうですか?
 もしも、もしも、映画館へ行けなかったとしたら…、
 今回の映画も、DVDになって自宅ででも見れたらいいなぁと思っていました。
 しばらく映画館へ行ってないなぁ…。
 そんな時期もあるんだよ…と自分に言い聞かせて過ごしています。
 本当は、映画館に一人…、じっくり観たいです(^^;)

 伴走しているふんちゃんにならって、私も奮闘している夫の背中をさすっています^m^

投稿: もも(^-^) | 2014年11月15日 (土) 06時03分

ふみ虫さま

映画、完成おめでとうございます。
ホームページを拝見しました。

ああ、私はなにも知らないんだなぁと
胸をつかまれたような気がしました。

土とともに生きてこられた人たちの
強さを思うとき
人としてできること考える
機会を与えられたんだと感じました。

教えてくださって
ありがとうございます!

投稿: 寧楽 | 2014年11月15日 (土) 13時48分

もも(^-^)さん

伴走。
「伴走」が、つきそって走るという意味なら、
まったく伴走はしていないことになります。
ただ、ふたりで、べつべつの道をひた走った
そんなことしでした。
が、ときどき「よ!」と声をかけ合ったり、
頓珍漢に「その後どお?」なんかと尋ね合ったり。
そういうときの愉快には、おおいに励まされました。

いつかこの時期を思いだして、
「あのときは、すごかったね」と
話し合ったりできたら、いいなあと思います。


投稿: ふみ虫 | 2014年11月15日 (土) 16時00分

寧楽 さん

若いひとに観てほしい映画でした。
「三里塚闘争」を知らない世代も、
そこには、道に迷いそうないまのわたしたちの
地図のようなものが示されていると感じます。
映画は、そのすべてをあらわしているわけではありませんが、
地図のひとつの役割は果たしているかなあ、と。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月15日 (土) 16時51分

ふみこさん おはようございます

「知らなかった」と言えない歳なのに 知らないことが多すぎる
自分が 恥ずかしいです。
三里塚を検索し その後 映画のホームページを訪ねました。
監督の
「いま私たちは“生きるたのしさ”ばかりが大好きで“生きるかなしみ”
を嫌い、そしてなかったことにしてはいないでしょうか」と言う言葉に
今の自分を考えて 登場人物の闘った人々の言葉に 息をのみました。

ふみこさんの 「もっともっと応援したいのにそれができない辛さが募る一方だった」気持ちも
ホームページを読んでいるうちに 伝わってきました。 

映画の完成 本当におめでとうございます。
私は 今朝 一つ 新しい知識を得たことが嬉しいです。 

投稿: えぞももんが | 2014年11月16日 (日) 06時45分

ふんちゃん

ここで、紹介して下さって、うれしいなあ、と思いました。

ホームページを見に行って、まずは、クラウドファンディングの楽しそうなチョイスに目をひかれました。
そして、予告編に見た、盾で丸腰の人を小突き回す機動隊。
海外に向かうたくさんの人々が忘れようとしている思い。
きっと素人っぽさが、この問題に素人である観る者の共感を呼ぶのでしょうね。
どう映し出されているのでしょう。どこかで出会いたいな、と思っています。

投稿: rantana | 2014年11月16日 (日) 07時51分

えぞももんが さん

「生きるかなしみ」が前提となって、
わたしたちは生きている。
そう感じていることが、
はじかれてゆくようなのが、恐ろしいです。

知らないことはたくさんあるけれど、
出合った事柄を学び、
自分の「立場」を決めながら進む。
これでゆこう、と考えています。
あとからあとから、知らないことは出てくるにしても。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月16日 (日) 12時47分

rantana さん

皆さんのおかげで、
この映画を「映画館」で観る日が
俄然たのしみになりました。

もっとも近しいひとが映しとった世界を、
彼方から見ていることをこころで詫びていたけれど、
それでもわたしは応援してきたんだ!
そして映画館でのひとときをたのしみにしてるんだ!と
自信(?)がよみがえりました。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月16日 (日) 12時51分

ふみこさま

三里塚のこと、なんとなく知っていたつもりではいましたが、
写真を拝見して、全く知らなかったんだと思い知らされました。

「オロ」を観て、代島さんの大ファンになった夫が、
早速この映画のことをいろいろと検索していました。
近いうちに映画館に足を運びますね。
私のような人間が、三里塚のこと、よく知るきっかけを与えてくれたこと、
感謝します。

投稿: 焼き海苔の の | 2014年11月17日 (月) 09時06分

ふみこさま みなさま

こんにちは。
まずは、ひとりごとから。
勝手なひとりごとなので、流して下さいませ。

先週の火曜日にこの記事を読ませていただき、映画のHPにもうかがいました。
それから、ずっと考えていました。
三里塚の時から、日本の中心のやり方や考え方は、
すこしも前進していないのだなぁと。

ひとつひとつは違うものだけれど、
三里塚も、今の日本のあやういことごとも、
根っこのところでは全部つながっているのだなぁと。

そう思いながらも、声をあげることもできないわたしは
代島監督をはじめ、この映画に携わられた多くのみなさまからの
大切なメッセージを、しっかりと心に刻みたいなと思いました。
拝見させていただける機会があると良いです。

「素人っぽさ」についてですが。

長男の所属する野球部に4月に新入部員が入ってきて、数か月が経ちました。
力のある子は公式戦の時レギュラーとして出場します。
その子らのプレーが何ともキラキラと輝いていて、観ていてすがすがしい。
”こうしてやろう”とか、邪念が無い分、一生懸命なそのプレーに
観ている側はココロが動かされるのでしょうね。
ふみこさんのお話を読み、わたしはそんな風に思いました。
あはは。あいかわらずの頓珍漢でーす。


投稿: みぃ。 | 2014年11月17日 (月) 11時35分

ふみこ先生

代島さんの映画の完成、おめでとうございます。

制作中だというお話をうかがっていたので、
その完成にたどりついた代島さん、
そして、それを見届けたふみこ先生のお気持ちを思うと、
こちらまでもが、熱くなるとともに、
ふーっと息をつきたくなる、そんな気持ちです。

小学校3年生まで印旛郡富里村
(その後、富里町、現在は富里市)
に住んでいた私にとって、三里塚は、ほんとうに隣町でした。
"成田の裏側"、というのが、あの辺りのイメージといえるかもしれません。
まだ、木造のバス停があったりして、
成田空港やそのあたりにできたニュータウンの人工的で華やかな雰囲気とは異なる、
少し取り残されたような昔ながらの農村の雰囲気が残った場所でした。
スイカと落花生の名産地で、無人の直売所で、
母や妹と、大きなスイカを買った思い出が心に残っています。

転勤族で、両親とも西日本出身の我が家は、
そういったのどかさをいつくしみ、
そこでの生活を大切に過ごしました。

だからこそ、三里塚での歴史の重みに触れるたび、
にわかには信じ難い…という思いがありました。

あの場所で生きて、今も生き続けている人々が、
激しいいたみを伴う出来事を経験しながらも、
そして、その悲しみを背負いながらも、
毎日、毎日の日常を、ただただ生き抜いてきたからこそ
うまれる三里塚の空気がそう感じさせるのだと思います。

悲しみに支えられながらの毎日であっても、
人が懸命に生き抜いた日々は、穏やかな日常をも作り出すと思えるのです。

三里塚という場所、そこにすべてをささげた人々の軌跡を、
代島さんの映画で、改めて受け止めたいと思います。

私にとっては、三里塚は、少しだけ寂しげだけれど温かい場所。
それを表してるなぁと思ったのは、
「公開情報」の渋谷・ユーロスペースの上映情報のところの、
「初日各回先着20名様に三里塚・小泉循環農場の里芋プレゼント!」
というお知らせでした。

この里芋は、いろんな思いがつまっていて、
きっとおいしいんだろうなぁ。

投稿: KZのツマ | 2014年11月17日 (月) 18時24分

焼き海苔の の さん

ありがたいおことば、伝えました。
わたしも、「三里塚」から、
いろんなことをおしえてもらいました。
勇気ももらったな。

同じようなことを何度も何度もくり返して、
わたしたち日本人は、人間は、
ほんとに悲しい存在だとも思いました。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月18日 (火) 00時00分

みぃ。さん

そう、それ!です。
(興奮して、ごめんなさい)。

「ひとつひとつは違うものだけれど、
三里塚も、今の日本のあやういことごとも、
根っこのところでは全部つながっている」

わたしが考えつづけているのも、
そのことでした。

すがすがしい野球選手たちにはかないませんが、
「素人っぽさ」は大事にしたいと思うわたし。

みぃ。さん、ありがとうございました。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月18日 (火) 00時04分

KZのツマ さん

「小学校3年生まで印旛郡富里村」
そのことも、そこで育まれた KZのツマさんの
思いの深さに、涙があふれそうになりました。

「悲しみに支えられながらの毎日であっても、」
ということばに励まされ、抱きとめられています。

映画も観てほしいけど、
三里塚のおいしい野菜も、KZのツマさんに
食べてほしいなあ。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月18日 (火) 00時10分

普段は車生活、自宅仕事の私もたまに用事があって朝イチでバス、電車で出かけることが年に何回かあります。
すると、行く道すがらの家々の庭木の色づき、通勤ラッシュの車内の大変なこと、無事目的地に着いて一息つく時の家とは違うホッと感・・・
娘達、だんなさん、それぞれに私のしらない(まったくしらない)世界が繰り広げられていて、そこでみんなそれぞれにとっても頑張っていて・・・
おつかれさまなこったな~と、日々の頑張りに感謝と応援の気持ちをむけますが、また家にもどると元通り。朝はバタバタみんなを送り出し、家をととのえて、ひとりであるもので昼ごはんをたべて、時には買い出しにむかい、夕飯をこしらえて仕事にふりまわされるの日々・・。
でも、そんな私の頑張りをきっと家族はあまりよくはわからないのかもしれませんね。
でも、同じ屋根下、おなじごはんをいただき、一緒に暮らす。それぞれがしらないうちにがんばりエネルギーをチャージしているのだと思います。
ふみさまのだんなさまのお仕事。ひとつしめくくりおめでとうごさいます。
機会あればぜひ拝見させていただきたいです。その映画にはきっとふみさまのご家庭でのあたたかいエネルギーも織り込まれているようなきがします。

投稿: おきょうさん | 2014年11月18日 (火) 13時27分

おきょうさん さん

同じ屋根の下で暮らすメンバーの「がんばり」、
ほんとはお互いにわかりはしない。
「がんばり」ばかりか、辛さ、さみしさ、悲しみ、焦りも。
(自分にも、自分のことがわからない面もあります。ね)

けれど、わからないからわからないままだ
というわけではないかな。
ひとには、想像力が与えられています。
まわりから、自分の「がんばり」が
わかってもらえないと思うこと、
わたしにもありますが、そのことはある意味、
慰めでもなります。

すっかりわかられてしまったら、大変です。
想像してみると、ね、めんどうでしょう?

気楽に勝手にがんばろうっと。

投稿: ふみ虫 | 2014年11月20日 (木) 08時28分

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