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2014年12月16日 (火)

ある日の空の色、水色

 11月の半ばころのことだ。
「どうやら年末まで忙しくなりそうだけれども、うつくしいものをみつけながらゆくとしよう」
 わたしは、誓った。
 うつくしいものをみつけよう、みつけられる、と思ったはじまりはこうだ。
 ある日。
 年上の友人ふたりに、「兒嶋画廊(東京都国分寺市泉町)に志村ふくみさんのコレクション———着物、小裂(こぎれ)など———を見に出かけましょう」と誘われる。この日、友人たちにわたしが連なっていた会議の終わるのを待ってもらい、午後2時過ぎにやっと合流して昼ごはんをごちそうになった。洗朱(あらいしゅ)の色の鮭寿司。国分寺のお鷹の道を歩き、途中で農家直売所の野菜や柿の実を横目で見ながら坂道を登った。
 志村さんの作品をならべた画廊は、建築家・藤森照信氏設計の魔法の家のような場所で、なかに入るなり、いつまでもそこにとどまっていたいような心持ちになる。壁にかけられた志村ふくみさん染織の着物が、わたしたちを静かに見ている。鮮やかな鳥の子色や薄縹(うすはなだ)。

 ある日。

 母が2か月半ぶりに美容室へ行くのに付き添う。
 母のヘアスタイルを、25年も引き受けてくれているW氏が、「ああ、心配しました。どうしておられるかと」と云う。母の洗髪を若いひとに任せるあいだ、長く縁のあった顧客は大事な存在だが、その生活のどのあたりまで近づいてよいかという迷いについて語る。「年を重ねられたお客さまがふえてきたものだから。お母さまのように、お嬢さんもお孫さんたちも知っている、という方ばかりでないので、いつしか消えてしまう縁もあるんです」
 それを聞きながら、美容室ような「場」との、ひととおりでない縁を思って震える。母のヘアスタイルが変化してゆく様をそっと眺める。はさみや櫛が、母という女の「いま」をつくる。
「お宅まで送らせてくださいませんか? ちょうどこのあとの予約が入っていないので」W氏が美容室の扉を開けると、いつの間にかくるまが停まっていた。ツーリングタイプのドイツ車、色は……赤丹(あかに)。遠慮してもぞもぞしてたら、となりで母が「ご好意に甘えます。乗りたいわ」と目を輝かせている。
 忘れかけていたけれど、母はくるまを好きなのだった。家までの、10分にも満たぬドライブを母とともにたのしむ。赤丹の車体が見えなくなっても、母は右手を振っている。

 うつくしいものは、在る。

 そしてわたしは、それを見過ごす。……在ることを忘れて見過ごす。目の端に映りかけたものを気づかなかったことにして見過ごす。
 うつくしいものもいろいろで、目に映る色もあれば、胸に沁みる情景も、こころに触れる思いもある。
 うつくしいものは等しく、人生の大事。

 ある日の空の色、水色。

 ある日に見た縄文時代草創期の土器(東京都武蔵野市出土)の色、薄鼠(うすねず)。
 またある日、「おはようございます」という声とともにあったダッフルコートの色、伽羅色(きゃらいろ)。
 師走のせわしなさを、ただそれだけのものにしないうつくしいものたち、うつくしい気配、うつくしい存在。
 今朝ふとみつけた、わたしの指の爪半月の色、灰白色(かいはくしょく)。ほのかにうつくしい。

Photo_7

ある日見た葉の色、深緋(ふかひ)。
裏側は、千草色。鉄色の部分もあり。

Photo_8
 
熊谷の夫の実家に植えたブルーベリーの苗木です。
3年たちました。
色と佇まいがこころに沁みます。

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「日記」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

ちょうど1ヶ月ほど前にHP「しむらのいろ」に出会い、ため息とともにただ眺めていました
除雪車に高く盛られた雪のくぼみはほんのり青くみえます 甕覗ほどの薄い青
トキワマンサクはブルーベリーとよく似た葉色 褪せた蘇芳色の花が残る

落胆する出来事に追い討ちをかける重い雪 心も景色もモノクロだったけど、ちょっとだけ元気がでてきました
うつくしい気配を感じていこうと思います

投稿: 野生寄り | 2014年12月16日 (火) 10時24分

ふみこ様

わたしも美しいものも含めて
佳きものをみつけて行こう。
そう思えることは幸せですよね。
上を向いていることでもあるし
足元も見えているってこと。
心が開いていること、
感じて動けること、
それをゆっくり味わうこと、手放さないようにします。

投稿: ゆるりんりん | 2014年12月16日 (火) 12時47分

こんにちは、ふみこさん、みなさま。
こちら北陸の冬は、ほぼ毎日、日本海の荒波がザッパーンと波しぶきをあげており、アラレや雪が強風とともに降り続いています。
冬の海の色・・・想思鼠(うすい紫みの青)でしょうか。
ふみこさんの色彩溢れる文章を読みながら、『色の手帖』を開いてみました。
志村さんの展覧会にゆかれたのですね、美しいもの、丁寧に紡がれたもの、見るだけで癒されますよね。私も一度、実際に見てみたいものです。
藤森さんの建築なのですね。私も長野に行った際に、藤森さんの建物を訪ねて行ったことがあります。そう、まさに魔法!!
冬にこそ、美しいものを感じて、喜び、心に映してゆきたい・・そうおもいました。
ふみこさんの見ている今日の空はどんな色でしょうか…?

投稿: みゅー | 2014年12月16日 (火) 13時37分

野生寄り さん

落胆の日に、
色は……、ことばは……、
きれいなものたちは……、
慰めをくれ、力を与えます。ね。

元気でいてください。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月16日 (火) 20時40分

ゆるりんりん さん

感じるこころだけは失いたくない。
気づこうとする神経は手放したくない。

とはいえ、少なからず見過ごし、感じ損ないは
あると思うのだけれど。

きょうは、冷たい雨。
あたりが暗い青に包まれて、濡れて……。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月16日 (火) 20時54分

みゅー さん

ほんとね。
冬だからこそ、きれいな色、
あたたかい何かを探したい。ね。

きょうは、早めに眠ります。
夢に「色」はあらわれるのだろうか。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月16日 (火) 20時59分

おふみさん、みなさん、こんばんは。
すっかりご無沙汰してしまいました。

「厳しいだけでなく美しい冬をたくさん見つけたいと思います。」と
ついこの間、自分のブログに書いたところでした。
冬の始まりから、雨や雪続き、しかも冷え込みも厳しい、とあって
めげそうな気持ちになっていましたが
そこここにたくさんあるはずのうつくしいものを
感じられる自分でありたいと
改めて思いました。

元気を出していきたいと思います。
ありがとうございました。


投稿: あやっち | 2014年12月16日 (火) 21時17分

ふんちゃん皆様こんにちは。

美しい色とは
人の心もあるような気がします。


私はこの一年
美しい人の心の色を見せてもらう機会が
多くありました。


去年までは勝手に絶望していたけれど
よおくよおく見たら
なんと人は美しいこと。

その人がいるだけで楽しくなる人がいたり
会うとほっこりする人がいたり。


辛い期間耐えて待ったからこそ
このような方たちに出会えて
本当に泣きたくなるように
幸せです

投稿: たまこ | 2014年12月16日 (火) 21時29分

あやっち さん

寒さきびしい日日が訪れるとき、
『長い冬』(ローラ・インガルス・ワイルダー作)、
『森は生きている』(サムイル・マルシャーク作)を
思いだし(読み返し)ます。

そこにも、あやっちさんが書かれた、
「厳しいだけでなく美しい冬をたくさんみつけたい」という
こころがあらわれています。
わたしも、たくさんみつけたい……。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月17日 (水) 09時06分

たまこ さん

泣きたくなるように、しあわせ。

そういうたまこさんの「いま」を
わたし(たち)もうれしいし、
そこまでになったこと、讃えたいです。

よくよく見るのには、辛抱と勇気が必要!ですもの。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月17日 (水) 09時09分

初めてお便りします

いつも心が落ち着くような言葉をありがとうございます

美しい気配と言えば目黒の庭園美術館で展示中の内藤礼さんのただ無言で受け入れあうような世界の余韻に浸っていたところでした

寄り添ってそばにいてくれる人の気配大切にしたいです

投稿: 真砂 | 2014年12月17日 (水) 09時40分

ふんちゃん

目が覚めたら、雪景色でした。
雪のせいで静かだから、家中でいつもより2時間近くも目覚めが遅かったのか、と苦笑しながら。
陽が射してきました。心を明るくします。

うつくしいものをみつけながらゆくとしよう。

わたしも、そうしよう!

志村さん、今年、テレビの番組を繰り返し観ました。
藤森さん、夫は訃報に接し、赤瀬川さんのお宅を訪ねていました。
そして、ユーミンの歌「晩夏」が好きなのは、歌そのものもそうだけど、和名の色がいろいろでてくるかもしれません。
真砂さん、内藤礼さんの展示もテレビ番組で見たところでした。
たまこさんの幸せにも、わたしも成長を見て、わたし(たち)に入れてもらっているし。
こんな風に、自分の中のあちらこちらのかけらが、こちらとつながっていること、しみじみうれしかったです。
うつくしい、です。

投稿: rantana | 2014年12月17日 (水) 11時24分

 用事に追いかけられていた3週間でした。

 ようやくここに伺ってみると、数々の美しい色の名前。
こんな豊かな世界に身を置いているのに、見ようとしてなければ、それは目に映らないものですね。

 ちょっと深呼吸しなくては。

投稿: テレジア | 2014年12月17日 (水) 14時39分

ふんちゃん。

どんなところにも美はある、とよくいわれます。
裏を返せば、どんなところにも醜はあるということでもあるのでしょうね。
美醜は、相手の心がけもありますし、なにより自分の心がけ次第ということのような気がされます。
醜とかんじることもまた、その余裕が大切なのでしょうね。

投稿: 佐々木広治 | 2014年12月17日 (水) 14時51分

真砂 さま

いらっしゃいませ。
いらしてくださって、ほんとうにありがとうございます。

ああ、目黒の庭園美術館行きたい。
25日までではなかったでしょうか。
行けなくても、そこへ思いをめぐらすことは、
できるかな。

こうしてお知らせくださったことにも
縁を感じて、じーんとしました。

寄り添って、そばにいてくれるひとの気配を大切に……。
というところを読んで、こころのなかで、
「はーい」と子どものように返事いたしました。

「はーい」

投稿: ふみ虫 | 2014年12月18日 (木) 10時27分

rantana さん

みつけようと思うだけで、
みつかるものだなと、感心しています。

昨日からきょうにかけて、
どたばたしていたにもかかわらず、
うつくしいものをみつけ、それに触れることは
できたのです。

いちょうの落ち葉(雪ではなくて)を踏みしめて、
黄色に染まってしまいそうでした。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月18日 (木) 10時31分

テレジア さん

大変の「3週間」、
お疲れさまでございました。
お茶を淹れてさしあげたいようです。

紅茶がいいかな。
紅茶を淹れようと、思うのです。
ミルクを温めて。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月18日 (木) 10時33分

佐々木広治 さん

広治さんのことしには、「心がけ」という
キーワードが置かれていたね。
おかげでわたしも、自分の心がけを
ときどき確認したりしました。
あるときは、ぎょっとし、
またあるときは、胸を撫でおろし……。

心がけも、訓練系統のものでしょうか。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月18日 (木) 10時36分

ふみ虫さま

急に寒くなりました。
体調くずさないように
いつもより、気をつけています。

茜色、鶸色、縹色
利休鼠、小豆色、鳶色
日本の色の名前とその微妙な色合いに
心、惹かれますね。

普段より少しだけ忙しい年末に
なりそうです。

ふみこさん、とうぞ無理なさいませんよう。

そうそう、わたしがみる夢は
いつも、なぜか色がついています。
覚えておきなさい!という意味かもしれません(笑)


投稿: 寧楽 | 2014年12月18日 (木) 10時45分

ふみこさま

嬉しいです。

そうです。25日までというのがサンタさんからの贈り物のようで

もしかしたら25日には。。。


内藤礼さんの小人さんが私をここに連れて来てくれたのかな

ありがとうございました

投稿: 真砂 | 2014年12月18日 (木) 11時59分

ふみこさん、みなさん、こんにちは。
またまたご無沙汰のぞみさんです。

お母様、お元気そうでなによりです。
お母様の、目に見えない人の縁に
私も気づかされました。
母が通院している病院の方々、近所のスーパー
の店員さん、美容室のスタッフの方…
見えているのに、見えていなかったことを
再確認させられました。ありがとうございます。

それから…
ふみこさん!今年も嵐に癒されてきました。
息子と娘と私と、息子の彼女と!(笑)
ステージの脇ではありましたが、スタンド席の
2列目だったので、時々近くまで来てくれる
メンバーが至近距離!
トロッコで通った相葉くんに、うちわをふりふり
絶叫したら、こちらを見て、うちわにリアクション
してくれました(*^^*)…生きててよかった…と
幸せを噛みしめました(笑)
ふみこさんは今回は行かれるのでしょうか?
ファンライトで彩られる素晴らしいコンサート、
ぜひ楽しまれますように…

投稿: ぞみさん | 2014年12月18日 (木) 23時47分

寧楽 さん

英文の翻訳の勉強をはじめて(6年前のことです)から、
おどろいたのが、色のことでした。
英語に、colorに関することばの種類が少ない……!
white,red,green,blue,yellow……という
わたしたちがよく知っていることば中心。
そこから発展させる色の世界をたのしんでいますが、
一方で、日本の色に対する繊細な感覚を意識するように
なっています。

夢の「色」について、
考えたことがないのです。
気持ちを向けてみよう……。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月19日 (金) 08時42分

真砂 さん

またいらしてくださって、
うれしいこと。

ホイッスラーも見たい(横浜美術館)。
こちらは3月1日まで。
(油断していると、見逃しますね)。

きっとまたね。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月19日 (金) 08時44分

ぞみさん さん

おはようございます。

「生きててよかった」の報告を、
どうもありがとうございます。
(ちょっと妬みが入っている……?)。

「嵐」のコンサートの演出に、
魂にも色があるのか……ということを
毎回思いださせてもらいます。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月19日 (金) 08時48分

日本語の美しさは、色の名前にも反映されていますね。
時折、色の名前の本を開くのですが、
そらのあおも、空色、天色とどんどん高まっていて楽しいです。
今、寒さに張りつめた空気の中に映る空の色も、
木々や花の色もきっぱりと美しく、見とれてしまいます。
ふみこさまのお母様が乗られた赤丹の車も
きっと幸せな輝きを放っていたことでしょう。
冬の赤は、ホッとします。
いつもはグレー系が多いうちの母の洋服も、冬は緋色がちらほら。
そして、我が家の小鳥の胸の色は、鳥の子色。
北の地の白がわるさをしませんように・・・

投稿: どりす | 2014年12月19日 (金) 12時52分

どりす さん

色の名前、ほんとうにすばらしいですね。
わたしたちは、こんな繊細なもの、微妙なもの、
うつろう気配にも気持ちを向けられる民族。
それを忘れてはいけないし、
伝えつづけることも考えなくては……ね。

小鳥の胸の色……。
うっとりです。
(指で触れたい)。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月19日 (金) 18時10分

ふみこさん おはようございます

お母様の美容室の話は 「暮らし」なのだ
そう思いながら 読みました。
両親が札幌に越してくるまで
母は地元の同じ美容室に何十年も通っていました。
こちらに来て まず母が聞いたのは「美容室どこに行ったらいいだろう」
でした。
母が自力で見つけ出した美容室。
今では 母が手作りの小物を持って行き
先生が 野菜をくれます。
私は心底 感謝します。
私だけでは無理なことを そっと手伝ってくれているのです。 

投稿: えぞももんが | 2014年12月20日 (土) 06時57分

ふんちゃん

 色の名前…、どれもこれも私にとって難しい漢字がたくさんだけれど、感じ入りました…。日本語の色の表現の多さにも驚きました。
 以前もふんちゃんが、色の本を紹介してくださっていましたよね…。
 名前を付けるということは、その微妙な違いを感じとっているからこそですよね…。私も、感じられるだろうか…、微妙な違い…。色だけでなく、いろいろなところで感じられるようになりたいなぁ。

 ふんちゃん…、インフルエンザの我が家を気遣ってくれてありがとうございます。今のところ、子ども4人のうち、2人だけがかかり、あとの2人は元気でいられています(^^)
 去年より、その前より、自分の中にある、「うつらないでよ~」という焦りが、少し小さくなってきているのを感じました。
 風邪にかかったらゆっくり休めばいい…。日頃、健康でいてくれるから、そう思えるんですけれど…。
 今までは、職場に迷惑がかかる…とか、自分への影響を考えて、ついつい焦ってしまっていたように思います。
 インフルエンザのおかげで、少しまた考えることができました~(*^。^*)

 とはいえ、インフルエンザにかかると体は大変です…。
 ふんちゃん、みなさまもお気をつけて…。
 
 薬をいただいて、すぐに良くなっていく子どもたちは、今、クリスマスで大盛り上がりです(^^;)

投稿: もも(^-^) | 2014年12月20日 (土) 07時27分

えぞももんが さん

お母さまが自力でみつけた「美容室」。
その勘と、つながりをつくる覚悟に、
胸つかまれております。

ね、「わたし「だけでは無理だし、
「わたし」だけでないほうがいいのよね。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月20日 (土) 09時52分

もも(^-^)さん

インフルエンザに対する、たおやかな立ち向かい方、
見事!
それしかことばがないです。

「立ち向かう」のではないかな。
インフルエンザともなかよく、かな。

とにかく、お見事。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月20日 (土) 09時53分

ふみこさま

うつくしいもの、何かあったかなあと思い出してみると・・・
先日、幼稚園の帰り道、枯れ葉が雨のように落ちてきました。
空を仰ぐと、「降りそそぐ」という感じでとてもきれいでした。
枯れ葉が風に舞う音もいいものですね。
風の強い、寒い日でしたが・・・

時々立ち止まって、うつくしいものに目をとめる、私もそうありたい
です。

今年は病気のことがありましたが、最近は編み物が毎日の楽しみと
なっています。
子供も5歳になりました。
少し早いですが・・・ふみこさん、今年もありがとうございました。

投稿: きんもくせい | 2014年12月20日 (土) 12時32分

ふみこさま みなさま

こんにちは。

色のおはなし。とても楽しく読ませていただきました。
刺繍では(来年は趣味から「しごと」と呼べるようになりたい!)
たくさんの色と接します。ひと針ひと針、刺し進めることよりも、
どこに何色を持ってくるのか?を決める時が、もっとも悩み、
でも、もっとも楽しい時間です。
その時の心情によって、選ぶ色が変わるのもオモシロイです。

自然のもの(木や花や葉っぱなど)を見る時も、
”あらぁー、こんな色合わせも有りだわねぇ”などと思ってしまうのも、
オモシロイと思います。

きんもくせいさんと同じように、この時期はわたしも編み物を楽しみます。
(きんもくせいさん、お仲間ですねぇ。嬉しく思います!)
実は、壮大な計画があって。
モチーフ編みでこたつカバーを作りたいな・・・と。
6.5センチ四方のモチーフを、現在43枚編みました。
大きなこたつカバーですから、百枚単位で編まなければいけないだろうし、
1年や2年では完成しないでしょう。
10年後くらいに完成するのを目標に、楽しみながら編みたいです。
白、えんじ、レンガ、黄緑、水色、コバルトブルー、モスグリーン等々、
全部で14色の毛糸を、モチーフ1枚につき3色ずつ組み合わせて編みます。
ここでも色とのおつきあい。
今使っているこたつが壊れないうちに、なんとか完成できたら良いです。

ふみこさんのおはなしから、少々かけ離れてしまいました。
またまた長い文章になってしまったし。
失礼しましたー!!

投稿: みぃ。 | 2014年12月21日 (日) 16時03分

ふみこ様
気がつくとクリスマス、年末でなんだか気がせく毎日です。
研修の先がみえ、気が抜けてしまい、ぐったりしています
まだもうひと頑張りしないとお正月がこない状況なのですが
こんなときこそ、美しいものに感動できる気持ちを大切にしたいです

投稿: ゆきたん | 2014年12月21日 (日) 16時32分

きんもくせい さん

しきりに降ってくる……。
という感じですね。
こころのなかにも。

5歳!
もう5歳!

5年も一緒に生きてこられて……、
おめでとう。
なんだか、そう云って祝いたいくらい、うれしい。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月22日 (月) 01時16分

みぃ。さん

1976年、山形県酒田市に大火事があり、
学生だったわたしは、級友たちとモチーフを
編みました。
それをつなげて、ひざかけにして何枚も
お届けしたんです。
わたしは、モチーフのつなげ方(配色)を決める
係でした。
なつかしいです。
そのときの記憶は、
「困ったときはおたがいさま」ということを
わたしにおしえました。


投稿: ふみ虫 | 2014年12月22日 (月) 01時21分

ゆきたん さん

ゆきたんさんも、皆さんも、
わたしも……、2014年の「もうひとがんばり」。
たのしみながら、にこにこしながら、
ゆきましょう。
そして、ちょっとはゆっくりして、
2015年も、ひと足ひと足。ね。

投稿: ふみ虫 | 2014年12月22日 (月) 01時23分

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