思いがけない① 白シャツ
「その白シャツ、素敵」
「え、あ、ありがとうございます」
「お母さん、この白シャツの、透け感いいね。こんど貸してね」
「ほんと、いい。わたしも借りたいぃ」
娘よ、オマエサンたちまで……?
このところ〈褒められもの〉となっているのは、なんということもないシンプルな白シャツ。薄手ながら、衿がしなやかに立った七分袖のブラウスだ。
白シャツはわたしのワードローブの定番で、季節ごと数枚ずつ出番を待っていてくれる。このなかには、ちょっと背伸びしてもとめたものもなくはないのだが……、このたびの〈褒められもの〉は、その類いではない。
数年前の初夏のことだ。
白シャツ黒パンツを身につけ、わたしとしては正装した気分で出かけた。ただし正装の足元はスニーカー。鞄のなかにしのばせた黒パンプスに、会場で履き替えるつもりなのだ。健康法は?と尋ねられたら、「歩くこと。パンプスで歩きまわらないこと」と答えようかと思うくらいなものだから、ただでさえ出番の少ないわたしのパンプスは、たいていいつもヒールをたがいちがいに重ねられ、専用の布の袋に押しこまれて出かける運命(さだめ)だ。
スニーカーで早足になっていたからだろう、目的地には早めに到着しそうだった。ふと、珈琲でも飲んで時間を調整しようという考えがひらめいた。
これはめずらしいことで、出先でひとり珈琲を飲むなんてことはひらめかないのがわたしである。「この世からなくなって困るものは、喫茶店」と語る友人をひとりならず持っているのだけれど、そしてその感覚にあこがれもするのだけれど、わたしはちがう。
「喫茶店で、珈琲飲んで、読書するわけ?」
とおそるおそる尋ねてみたのは若い日のはなしだが、たいてい誰からも、珈琲も好き(紅茶好きもある)だし、本や雑誌も読むこともあるにはあるという答えが返ってくる。そして「だけどともかく」とつづくのも、共通だ。
「だけどともかく、喫茶店が好きなの。喫茶店でひとりぼんやりしてから家に帰りたいって感じかな」
ああ、ここがちがうのか。わたしは喫茶店でぼんやりする暇があったら、さっさと家に帰りたい。ぼんやりする暇は、家に帰ってからつくりたい。そうだな、この世からなくなって困るものと云えば、豆腐屋と銭湯だな、と思ったりもする。
そんなわたしに、その日どうして珈琲を飲むひらめきが訪れたものか、不思議だ。〈喫茶店でひとりぼんやり〉へのあこがれが、時間調整の必要になった場面で、とつぜん発動したのにちがいなかった。
運ばれてきたアイス珈琲はおいしかった。
「喫茶店でひとりぼんやり珈琲もわるくないな」と思いかけたつぎの瞬間、わたしは珈琲を、こぼした。ちょっとではなく、だーっとこぼした。だーっと、白シャツの前見頃に向かってこぼした。ストローを使わずに飲んだのがいけなかった。白シャツには当然、茶色のシミができ、それも相当大きなシミとなって、もうもう、ぼんやりどころではなくなった。
グラスに残ったアイス珈琲を飲み干し、鞄からとり出した四角いもので前を隠して、喫茶店の舞台から退場。
「このシミは、茶色い模様に見えないだろうか」
四角いものをどけて、そっとショーウインドウに映してみても、やっぱりシミにしか……、珈琲のシミにしか見えない。あわてました。きょろきょろしながら歩きまわって、やっとのことで見慣れた看板を探しあてた。
「無印良品」
そこへ飛びこんで、買ったのが〈褒められもの〉の白シャツ2980円也。
来週につづく
〈目標・毎日1万歩以上〉というのは、
いまもつづいています。
出不精のわたしが、この目標のもと、
うれしく出かけるようになりました。
先日、紫陽花さがしの散歩に出ました。
可憐な、白花の紫陽花をみつけました。
そう云えば、紫陽花の花の色は、
植えられた土壌の影響を受けるといいますね。
それで、ちょっと恐ろしい物語が綴られる……。
玉川上水沿いで、みつけたはかなげな紫陽花。
くっきりと青い、花の紫陽花に出合いました。
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コメント
ふみこさま、みなさま
思いがけない場所でしばらくぼーっとするのは
よくやります。
だから菊坂あたりの路地とかおばけ階段とか好きです。
まさか賢治さんのおかげで神田神保町と教会のもやもやが
つながるとは思ってもみなかったので、びっくり。
秋からずっと私のその何かにお付き合いくださって
ふみこさんありがとうございました。
そこにあった宝物は何のことはない
柔らかな何かであり
ありのままの人間へのあたたかいまなざし
のようなものかなと。。
それはふみこさんの文章にある心地よさ
につながるのかなと(ちょっと強引な感じがしますが
いつもこうなんです。でも少し穏やかなハーモニーが。ね。)
最近は近くにある森林公園のシラカシ林の階段の途中にある椅子
ここでボーっとしたり本読んだりしてます。
ちょっと難しそうな本もここだとさっと入っていける感じがして
場所の力をかりて。。
ここを往復すると15000歩くらいです。
途中にある野菜の無人販売のとれたて枝豆おいしくて。。。
トウモロコシ畑もまだかな、まだかな。。
投稿: 真砂 | 2016年6月 7日 (火) 11時47分
ふんちゃん皆様こんにちは。
思いがけないって実は嬉しいサプライズなんですね。
喫茶店の舞台から出ての衣装チェンジ
続きが気になります。
そうえば聞いてください!
2年かけてようやく理解できた仕事がありました。
きっと先輩方は伝えたいことを言ってくださってたのに、私が理解できず…
あるキーワードによって
ようやく理解できました!
理解できるとよけい仕事がやりたくなります。
今年の新入社員の子は私が時間をかけて
やったことをさらっとやってしまって
羨ましいですが
私のかけた時間は大切です
投稿: たまこ | 2016年6月 7日 (火) 12時59分
ふみ虫さま、みなさま、こんにちは。
こちらでも暑いくらいの日もくるようになりました。
半袖や白シャツ(ブラウス)も珍しくないくらいになりました。
白いブラウスというと、佐伯チズさんが制服にしてらしたなぁとおもい、そのお手本となったオードリー・ヘップバーンにおもいはゆき。
やっぱり『ローマの休日』ですよね、白いブラウスといえば。
どんな豪華なドレスより、白いブラウスと短くカットした髪がアン王女にぴったりでした。
「ちょっと恐ろしい物語が綴られる……。
玉川上水沿いで、」
というと、時期としても太宰治を連想してしまいます。
ぼくは大嫌いなんですけどね。狂言自殺で、それも一人でやる勇気もないもんだから他人を巻き込んで。
で、一緒にした人は死なせて自分だけ生き残り、恥多いなどぬけぬけと書いたり。結局、最期はしがみつかれ引きずり込まれてしまいましたが。
島崎藤村とならぶ、嫌な人です。
ただ、わるいだけの人ではなく、弱いだけだとはおもいますし、いいなぁとおもう作品もありますけれど。
太宰が晩年過ごした下連雀にいたこともありましたし。
瀬戸内晴美さんも下連雀にいたことがあるようですね。
太宰と島崎藤村、他に石川啄木というのもいました。
井上ひさしが『泣き虫生意気石川啄木』という戯曲を書きましたが、はっきり言ってやなやつですね。
でもなぁ、亡くなったのはまだ三十前だし、と甘くみてしまいもします。あのまま三十四十となる可能性もあり、早く亡くなって節子さんや彼の友人たちも助かったかなとおもったりもします。
啄木の後輩の宮澤賢治。
イメージでは優しげで穏やかですが、自分自身を修羅と形容しましたし、実際修羅のような人でもありましたよね。
賢治の同郷のぼくにも修羅はありますし。
真砂さんがしきりに賢治やチェロをおっしゃってらして、ちょっと不思議なかんじでした。
賢治とおなじ県に生まれ育ち、離れ、そしてまたもどり(もどり、というかまた新たにきたというかんじ)、最近、気になるチェロの奏者を知り、CDをとりよせ聴いています。
比較的若い方なのに、なぜここまで深い音色を出せるのだろうか。悲しみだとか寂しさだとか、それらを含みながら、けれどもそこにとどまらず、ふくませ、さらに深くひろい音を奏でられます。
若いといえば、同県に三船恭太郎という書き手がいます。
今は高校生だったかと。
彼の小学生のころに書いた小説は、素晴らしいです。
連想色々。
投稿: 佐々木広治 | 2016年6月 7日 (火) 14時27分
ふみこ様
白シャツ、わたしも好きですが、
だんだん着る機会が減ってきています。
ご飯を食べるポツポツと点々が付くようになりました。
家にいるときはエプロンをつけ
外出先では何かをいただくときは
ストールをまいたりして・・・
今日ピンクの紫陽花を花壇に植えました。
植木鉢と花壇の土は違うから
色が変わるかもしれませんが
それはそれで楽しもうと思います。
育つといいな
投稿: ゆるりんりん | 2016年6月 7日 (火) 18時07分
ふみこさま こんばんは
関西は梅雨入りしました。今日は朝から雨降りです。雨の日は眠くなって、今日は昼過ぎから一時間程、夢の国に行っていました。
20数年前、うっかりで、私はスカートを自転車に引っ掛けて破いてしまいました。出勤途中でのことです。お店はまだ開いていないし、電車は鞄で何とかごまかして、仕事場は何とかエプロンでごまかして…、その日はたまたま楽しみにしていたゴンチチの野外ライブに行くために半休をとっていたので(確か海岸でだったので、ひらひらしたスカートでした)、その前にスカートを買って何とか乗り切りました。そのスカートは今も活躍してくれています(少々苦しくなっていますが…汗)でも、ふみこさんのシャツのように褒められはしません…が、お気に入りです。
白のシャツは、なかなか勇気がでなくて選ぶことができません。白が似合うといいなぁと思いつつ、グレーかベージュを選んでしまいます。
ここ何年か、母の日は紫陽花をプレゼントしています。カーネーションも喜んでくれましたが、紫陽花のほうが好評でした。最近はいろいろな品種がありますね。6月の6の付く日にあじさいを…というおまじないを母から聞いたので、それ用だったりするのかなと思ったり…。
吉野山は桜で有名ですが、駅からケーブル(と言いながら日本一古いロープウェイだったりします)に乗らず、七曲りという坂道を登ると紫陽花がきれいだそうです。早いうちに吉野山にお詣りに行こうかなとうっすらと計画をしていたのですが…。今調べたら6月下旬からということだからもう少し先です。どうしよう。
お話の続き、楽しみにしていますね♪
まだまだ眠いのでやすみます。おやすみなさい。
投稿: あすちるべ | 2016年6月 7日 (火) 22時48分
ふみこさま、みなさま
たびたびすみません
私のフィルターを通しての賢治さんについてです。
一番の魅力はことばを音として楽しめる表現です。
科学のセンスと詩人の心が溶け合っているような感じでしょうか。
音楽を聴いて景色をすぐに想像する共感覚の賢治さんと
音だけをあくまで楽しみたい親友藤原とのおおげんか
は私と娘とのけんかみたいで救われました。
心の中にあるものの力
それが音になったり踊りになったり、ことばになったり
笑いになったり。。そういう解放してくれるものを
もっと気づいて楽しみましょうというようにも
私には思えるのです。
賢治さんのほんの一面しかとらえてないのに
不愉快と思える表現がありましたら失礼しました。
「不思議の国の宮沢賢治」という本もでてますから
興味の尽きない方。私はすきです。
読んでくださりありがとうございました。
投稿: 真砂 | 2016年6月 8日 (水) 08時27分
真砂 さん
むずかしそうな本のなかみが、
すっと入ってくる場所。
それは、素晴らしい場所ですね。
うらやましい……。
わたしにもあるかしら……と
考えをめぐらせています。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 8日 (水) 08時47分
たまこ さん
あるキーワードによって、
ようやく理解できる。
このくだりに、くらっとしました。
とても高度なことと思えます。
たまこさんの〈いいところ〉は、
知ったかぶりをしない、
理解の過程を大事にすること、ですね。
(それだけではないですけれど、ね)。
見習いたいと思います。
……こころから。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 8日 (水) 08時51分
佐々木広治 さん
おはようございます。
思いきった書き様(よう)に、
くすっとしました。
云いたいことは云っていいですし、
表現も自由です。
広治さんには、〈批判対象〉によって
あたらしい考えを浮かばせようとする意志が
あるのですね。
最近、ほんとうの意味で〈批判対象〉と
向き合うことが少なくなっていると感じています。
対象を封じこめることは、決して〈批判〉では
ない……。
広治さん、
〈やなやつ〉たちへ向ける気持ちに、
〈情〉というエッセンスをたらすことを、
わたしはひとつのやり方だと考えています。
佳い今週を。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 8日 (水) 09時03分
ゆるりんりん さん
白ブラウスにゴールドのスカーフというのが、
わたしのお助けアイテムなんです。
ゴールドのスカーフは、
どんな場面でも活躍し、守ってくれるよう……。
ピンクの紫陽花。
さて、どんな風合いをかもすでしょう。
たのしみですね。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 8日 (水) 09時07分
あすちるべ さん
たのしい物語のようなおたより!
どうもありがとうございます。
①自転車でスカートを破く。
これは、わたしにも経験あり。
茶に比較的大きいベージュの水玉模様、
気に入りのプリーツスカート(長め)でした。
②白シャツ。
ぜひ着てみてごらんください。
年齢をか重ねるなかで、馴染んでくるもののひとつでは
ないかなと、思うんです。
③紫陽花。
「6月の6の付く日に、紫陽花を」
素敵。わたしも、受け継がせていただきます。
そして、吉野山の紫陽花さんたちに、よろしく。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 8日 (水) 09時46分
真砂 さん
そうか、〈けんか〉のなかみにも、
深い深い意味があるんだと、感心しながら
読ませていただきました。
最近家の者たちともけんかをしませんが、
したくなってきたぞ(笑)。
それから。
「心のなかにあるものの力」
ということばは、さいこうの贈りものになりました。
ことばの花束をありがとう。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 8日 (水) 09時53分
ふみこさま
みなさま
こんばんは。
白シャツに少しだけ手を加えるのが好きです。
私が買う白シャツは高価なものではないのですが、
襟もとにさりげなくステッチを入れたり、
ポケットにポイント刺繍をしたりと
自分仕様にして楽しんでいます!
ほら、へそ曲がりなのでね(笑)一緒が嫌なんですね。
へそ曲がりー。
梅雨の晴れ間の今日、食器棚のお掃除をしましたよ。
食器をぜーんぶ出して、棚をアルコールを含ませた布で
サーっと拭きました。気分がすっきりしました!
それでは、また!
投稿: みぃ。 | 2016年6月 8日 (水) 19時51分
ふみこさん、みなさん
こんばんは。
そのお店のファンです。「信者」と言ってもいいかもしれません。そのお店に買い物や冷やかしに行くことを、家族からは「おかあさんのお参り」と言われています。
今日も、そのお店の、いい塩梅の透け具合の白いシャツを着て、お仕事に行ってきました。先日の初穂(きれいな言葉!)で思い切りお買い物をしたのもそのお店です。白いほうろうの四角い密閉容器を4つ持っていて、使う度にうれしいです。週末には「タンドリーチキンの素」にお世話になり、週明けのお弁当にもそれが入ります。(鶏肉600gは3人家族の1回の食事分+次の日の2人分のお弁当にぴったり)
さて(すみません、まだ続きます。)
白いシャツから二つ、浮かんだことがあって。
一つは大野一雄さんという舞踏家です。
何年も前にテレビでみたのでしたが、その時は、衣装のようなものでなく、白いシャツに黒か灰色のズボンで、お化粧もしていなかったように思います。
舞台ではなく、桟敷の延長のようなところで、曲はエルガーの『愛のあいさつ』、だったかなあ、うろ覚えです。その頃、70代から80代でいらしたのではないでしょうか。
若者が、恋を語っているところ。私にはそんな風に見えました。
もう一つは、うちの話です。
洗濯機の近くに、「シャツの襟と靴下を、石鹸でこすってから洗濯機に入れてください。管理人より」と書いた紙を貼り、青い石鹸(ネットに入っている、あれです)を置いたところ、この春から制服で白シャツを着るようになったうちの学生さんが、毎回そのようにしてくれるようになりました。
ふみこさんのお家のまねっこ作戦、大成功です。
投稿: cohata | 2016年6月 8日 (水) 23時45分
みぃ。さん
白シャツに刺繍。
世界にたった1枚のシャツですね。
いつだったか、背中一面に刺繍のある
白シャツを見ました。
男性刺繍作家の手になるもので、
自身が着ておられたのですが、
何とも素敵でした。
前面から見ると、ただただ白シャツ。
背中にまわると、わああああ……ってね。
食器棚の掃除。
わたしもしたい!
アルコールでね、なるほど。
想像しただけで、すっきりした気分になります。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 9日 (木) 08時21分
cohata さん
cohataさんのおたよりに
大野一雄のはなしが出てきて、
びっくりしました。
最晩年の大野一雄に出会って、
舞踏の世界に惹かれました。
いまは笠井叡の舞踏を
観つづけています。
舞踏の舞台って、余韻が長く尾を引いて、
ずっと何かを感じさせてくれ、
思わせてくれ、気づかせてくれるような気がしています。
つづきは、またね。
タンドリーチキンのおはなしも、
cohataさんちの学生さん(!)の衿のおはなしにも、
感動しています。
ありがとう……。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月 9日 (木) 08時42分
ふみこ様
こんにちは。
昨日たまたま読んでいた雑誌に、毎春、白いシャツを用意するという話が載っていていいなぁと思ったところでした。「続き」を楽しみにしています。
話は変わりますが、前回コメントのお返事をいただいた日、私の住む熊本は最高震度7の地震に見舞われました。幸い、家族も我が家もたいした被害はなかったのですが、何をしてよいかわからず、時間だけが過ぎていきました。その時、ふみこさんが東日本大震災のときに書かれたブログを思い出し、再度読ませていただいて、日常はきっと戻ってくると思うことができました。
日々、思うことを書き記すって大切だなと改めて感じました。どうもありがとうございました。
投稿: はるからん | 2016年6月 9日 (木) 10時42分
ふみこさん、みなさんこんにちは。
今、目の前にあじさいが咲いています、山あじさいかなと思います。小さな小さな花が木漏れ日の中で揺れていて…もうそんな季節なのですね!
この季節には、白いあじさいを見つけると足を止めて眺めるようになりました。
年を重ねて、何故か白い花が好きになりました。不思議なもので…。
さて、ふみこさんの白いブラウスのお話、なんだかふみこさんが今、そこにいるような気持ちになりましたよ!
私は白い服は大好きですが、やっぱり汚れが目立ちそうで、着る勇気がないアイテムでした。白い服は、母が結婚式にミニミニサイズの私に用意してくれたドレスくらいかもしれません(笑)
でも、白い服ってとても雰囲気がありますよね。リネンの白いシャツとか…いつか私も白いブラウスが着こなせる女性になりたいなあ…!
お話の続きを楽しみにしています!
雨音が美しいこの季節、ふみこさん素敵な時間をお過ごしくださいね。
私は今年の梅雨は自分にできる小さな仕事を模索中です〜
投稿: みゅー | 2016年6月 9日 (木) 11時10分
ふんちゃん
私も、私も!
白いシャツ!! 今日は…という日は、気がつくと白いシャツに手が伸びています。
そしてね、だーっとこぼしたふんちゃんを想像して、愉しくなりました。
目に見えるような気がしたり、私だけじゃないんだ!と元気が出たりして…(^^)
あ〜、嬉しいです。
白いシャツに、スニーカー。私は、スニーカーも白ですが、少し赤い色が入っています。
いまだに、いつもこれ。
気持ちがスッとするというか、落ち着くというか、しゃんとするというか…。
ここへお邪魔して、同じを発見して喜ぶ…って、子どもみたいですね(^^)
そしてそして、大事なお知らせです。
ついに!ついに!
5番目ちゃんが来ました!!
昨日、夫と迎えに行ってきました。
さすがに大泣きです。担当職員さんも、5番目ちゃんも…。
それでも…、上の子どもたちのおかげで、遊び回るようになり、何より、落ち着かないながらも、ちゃんとご飯を食べてくれて、寝てくれています。
今もお昼寝中。
まだ2日目にしていろんなことを思いました。
本当に大事にされて育ったんだなぁって。乳児院を出る時、たくさんの服とおもちゃをいただきました。職員さんからの個人的なプレゼントが大多数。
担当職員さんは、お母さん代わりでずーっときたから、本当に辛かったと思います。
先ほど、家に来てからの報告をするため電話をさせていただきました。
両親と離れて暮らすなんて、かわいそうと上の子どもたちが話していたのですが、
でもさ…、5番目ちゃんは、これでお母さんが3人目ってことだよね?って話になり、それはそれで幸せなんだっても思うよねって話していました。
そうだ、そうだ! 5番目ちゃんを大事に思っているお母さんは、少なくとも3人いるんだよって、5番目ちゃんに話しました。きょとんとしていましたが、これからも伝えていこうと思います。
声も出さずに涙を流す2歳の5番目ちゃんを見た時は、切なくて涙がにじみましたが、少しずつ慣れてきて笑顔が出るようになってホッとしています。
まだまだお風呂は大泣きだろうし、折りに触れ不安になるだろうけど、ゆっくり家族になっていこうと思います。
上の子どもたちは、本当に嬉しそうです。大事に、大事に思っている様子が伝わってきます。
上の子たちがいなかったら、5番目ちゃんを迎える決心はつかなかったと思います。
子どもたちのおかげで、暮らしが豊かになっていると改めて感じています。
5番目ちゃんのおかげで、みんなが優しく穏やかになっています。私も、焦らずやっていこうと思います。
白いシャツ着て!(^^)
投稿: もも(^_^) | 2016年6月 9日 (木) 14時37分
はるからん さん
そうでしたか。
そうでしたか。
その場に暮らしているというだけで、
どれほどのことを思わされ、
どれほどのことを考えさせられ、
そうしてどれほど祈ったり、念じたりしておられるか。
はるからんさんをそっとつまみ上げて(乱暴ですね。
許してくださいね)、たとえばわたしの家のテーブルに
坐っていただき……。
コロッケとせん切りきゃべつと紅茶、
なんていうおかしなティータイムをご一緒したいです。
そして、ありがとう。
〈書く〉ことが持っている大事な一面を
ここに置いていただいたこと、感謝しています。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月10日 (金) 07時43分
みゅー さん
おたより、うれしく読みました。
わたしも、 みゅーさんが目の前に坐っているような
気がしました。
あ、 みゅーさんは坐っていないかな。
立って、〈気働き〉を発揮していますね、きっと。
紫陽花に声をかけながら……、
「よ!」とか、「こんにちは!」とかね、
歩いています。
タチアオイも咲きはじめました。
この花、上まで咲くと、夏休み!
と思って眺めた彼方の日日を、思いだします。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月10日 (金) 07時48分
もも(^_^)ちゃん
5番目ちゃん、
おめでとう。
読ませていただいていて、
子どもは大事に思われるだけで、
そしてそれを何とはなしに実感していることで、
生きてゆけるなあと感じました。
両親ときょうだいたちから、
たくさん〈思われている〉5番目ちゃんは、
のびやかに羽根を広げてくれることでしょう。
わたしには、
ももちゃんのお宅の皆さんが……、
5番目ちゃんが……、
うらやましくてたまりません。
わたし、トウキョウバアバになって、
ここから声援を送らせていただきます。
トウキョウバアバより
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月10日 (金) 07時56分
ふみさまみなさまこんばんは~~
梅雨の晴れ間の本日、
うれしい日差しに後押しされて4回も洗濯機をまわし
パンパンパンと干し、母の病院に行ってきました~~
その洗濯ものの中には、よい透け感ブランド(笑)の白シャツも
風にユラユラ~~→私のは大きなおしりも隠れる丈の長いものです。とても重宝(笑)
シャツのシンクロもうれしいですが
ストローを使わずゴクリといきたい気分も
わかるわぁ~~
そして、傾けた時にコップの中で氷がゴロリ、外に飛び出て茶色のドット柄。(ドットならかわいいけど、やはり、コーヒーのシミか~~((笑))
あるあるう~~~~
そして、
ギョギョ、まずいことになった・・・
と思いながらも
残りのコーヒーをしっかり飲み干すふみさま→文面見過ごしませんよ~
わかるわぁ~~( *´艸`)飲んじゃう飲んじゃう~~~
私は先日こちらにもコメントでお邪魔させていただいた、妙に早く着いてしまった教え子ちゃんの結婚式の日。
前日にリハーサルしていたお洋服はしっかり着て参列させていただいたものの、ちょっと派手目なチョーカーは現地でつけようと、ポーチにうやうやしく大事に入れて用意したのがいけなかった・・おもいっきりポーチごと自宅の洗面所に置き忘れ(たまにうやうやしく入れちゃったのがいけなかった。いつものようにハンカチにくるんでバックに放り込んじゃえばよかった・・。)
このお歳で、胸元をそのままさらす勇気がなかなでず、ホテルのショップをあわててのぞいたものの、さすが浦安ベイサイドホテル。宝石取扱店もあり、そこにチョーカーはあれど、お値段が半端なく・・・。かといってミニーちゃんのキーホルダーを買ってひもでつけちゃう勇気もなく→内心ちょっと考えた自分がコワイ・・・・。
結局そのまま参列となりましたが、あまりにきれいなお嫁ちゃまを前に、
私が4万のチョーカーをあわてて買ってつける意味はまったくなかったのだと悟れました。だれも私の胸元なんて見ないから。(笑笑)
めでたしめでたしちゃんちゃん
でした。
この場をおかりして、
もも(^_^)さ~ん
私も もも(^_^)さんのお話しを読んですごく勇気と温かい気持ちをいただいておりますよ~本当にみなさまのお話は心があたたかくなります。それにこたえてくださるふみさまのコメントも。お忙しいでしょうに・・・。
2番目ちゃん、5番目ちゃん、それぞれの心に、もうおばちゃん、皮膚科の待合室でもウルウルでしたよ・・・。これからは、皮膚科待ち時間のコメント拝読はやめよう。涙腺危険状態です((笑)
チババアバもここからたくさん応援していますからね~~
投稿: おきょうさん | 2016年6月12日 (日) 00時19分
ふみこさま、おはようございます。
うれしいおたよりありがとうございます。
(うれしすぎてどうしよう。。と思っていたら。。)
10日の日経新聞夕刊、体験学
わたしのアマオケ探しての記事の一文に
「育児と介護で忙しい人を無制限にうけいれる」
をみつけ私が目指していた軸はこれだあーと
うれしくなりました。
家の都合でいろいろあるけど、少しでも参加して
リフレッシュでき心を元気にできるような場を
音やふれあいやことばで心をつなぐ場を作っていく
このふみこさんの広場のような場所を。。。
思いがけず通える場所にありそうなので
参加させてもらおうかなとおもっています。
でもね、ここは大好きだから離れられないので
お許しくださいね。
それからふみこさんも楽器はじめたくなったら
参加してくださいね。
チョロちゃんじゃなくてチェロなんてどうかなどうかな。。
朝から失礼しました。
投稿: 真砂 | 2016年6月12日 (日) 08時00分
おきょうさん さん
チョーカーの件ですが、
わたしなら……と想像したんです。
わたしなら、マジックインキで描いちゃおうか、
と考えただろうなあ。
マジックインキは、常に持っているんです。
(結局、しないだろうけれどもね)。
笑いながら、いろんなこと考えました。
それから、
チババアバのメッセージに、
わたしも泣きました。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月12日 (日) 10時58分
真砂 さん
おおおお。
扉が開きましたね。
扉の向こうは、はてしないです。
どこへつながっているんだろ!
わたしは、
音を受けとるひとになるね。
佳き観客にをめざします。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月12日 (日) 11時00分
トウキョウバアバ・チババアバへ
なんて嬉しい、頼もしい、バアバ応援隊でしょう!
やっぱりね…時々…子どもたちにムリさせてはいないか…緊張したりしているような私です。
けれど、夫も忙しいながらに、黙って手伝ってくれる姿も見られるようになりました。5番目ちゃんにして初めて、2人で育児をしている実感を噛み締めているところです。
5番目ちゃんのおかげで、「ありがとう」が増えたように思います。
意識的に、動きたい気持ちを抑えながら、ムリしないよう、息切れしないよう、気をつけて過ごしています。
まだまだ、コトバの理解がおぼつかず、発語もタイミングよくでることが少ない5番目ちゃんですが、昨日初めて「ダッコ」ときました(^O^)
今朝は、お味噌を飲んで、「はぁ〜(^o^)オイシイ!」だって!
これは、バアバ応援隊に報告しなくては!と思ってお邪魔しました(^^)
本当にありがとうございます!
本当に、本当に嬉しいです(^O^)
投稿: もも(^_^) | 2016年6月12日 (日) 13時53分
もも(^_^)さん
ダッコ!
「はあー、オイシイ!」
それだけで、溶けちゃいそうです。
でろーんと、ね。
アイス珈琲を〈だーっ〉とこぼしたり、
ももちゃんのおたよりに〈でろーん〉となったり、
相当にわたしは……。
ももちゃんの頭をそっと、なでなでしたいような、
失礼承知で、そんな気持ちです。
トウキョウバアバより
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月12日 (日) 18時02分
ふみこ様 おはようございます
ふみこさん 私は今日 無印に行って
白シャツ2980円を 必死に探してしまうかもしれません。
あるんです 近くに無印良品のお店。
そして 嬉しくなったのが
この世からなくなって困るものと云えば、豆腐屋と銭湯だな・・・。
私も 「銭湯」が好きです
我が家から 歩いて7分?いや5分のところに
小さな天然温泉があります。許されるなら 毎日行きたい。
そこで 湯船につかりながら
妙に日ハムのことが詳しい おばさんたち(私もですが)の
話を 盗み聞ぎするのが好きです
ふみこさん 続きの話・・・楽しみです。
雨の月曜日の札幌です。
投稿: えぞももんが | 2016年6月13日 (月) 05時30分
えぞももんが さん
無印○○、銭湯(天然温泉)につづいて、
えぞももんがさんに、お尋ね。
「札幌芸術の森美術館での、
有元利夫展には、行かれましたか?」
こちらは、雨の朝です。
風もびゅんとゆきます。
佳い今週を。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月13日 (月) 07時18分
ふみ虫さま
紫陽花が美しい梅雨です。
我が家には昨年、挿し芽をして
大きくなったのが3鉢あります。
あおあおした葉っぱですが
今年は花芽はないようです。
毎日、一万歩
続けておられるんですね!
日々の仕事と家事で
一万歩を達成?!してると
思える私です。
雨の静かな朝です。
投稿: 寧楽 | 2016年6月13日 (月) 07時44分
ふみこさま、おはようございます。
扉のむこうにあったのは。。
(お時間ありましたらおよみくださいねえ。)
昨日実家のある街で「10年後に何を残したい。。」
という編集ワークショップに参加してきました。
各自付せんにいろいろ思いをだーっと書いて
優先順位をつけてならべかえます。さらに
4人くらいでお互いの思いをききながら3つをのこすと。。
交流できる場所であったり銭湯であったりタワーの展望室
などおもしろいものがあのこりました。
銭湯で体をほぐしてのおしゃべりでしょう。。。
といわれると私の音楽練習室のふせん順位はさがり
なんだかそれでいいような気にもなるような楽しい時間でした。
そうだ。お互いの立場になって考えてもらえたという
満足感がそうさせたのだろうなあとにこにこしてしまいました。
でもあのオケの理念はね皆さんにもきいてもらえて
それを自分の近くで大切にしましょうよって
言ってもらえたの。だから私もそうする。。
(遠いとつづかないからね。。)
ひとり言のようなつぶやきを聴いてくださって
ふみこさんありがとうございます。
追記:
有元利夫さんの作曲した「ロンド」のエピソード
芸大の美術科なのに音楽科の授業もぐりこんで
チェンバロとリコーダーで飽きるまで合わせた
人懐っこいところ好きです。
投稿: 真砂 | 2016年6月13日 (月) 09時29分
寧楽 さん
坐りこんで仕事している日は、
3000歩に達していなくて、ぎょっとします。
そして、夜歩いたりしています。
きょうはだめだった。
久しぶりに、1万歩に届かなかったばかりか、
2580歩。
うふふ。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月13日 (月) 23時26分
真砂 さん
ふーん。
10年後に残したいもの。
わたしも、考えてみよう……。
いつか、ここでも、そんなおはなしできるように。
有元利夫のおはなしも、
聞かせていただき、ありがとうございます。
おやすみなさい。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2016年6月13日 (月) 23時29分
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投稿: ブランド偽物コピーN級品 | 2019年10月23日 (水) 14時41分