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2016年8月23日 (火)

夏の記憶 ⑥(2016年)

8月△日
 長女梓とひとつ机を半分こして使うようになって、4か月。
 正直なはなし、このひとから拙宅を仕事場として通ってこようと思うが、と持ちかけられたとき、やれやれと思った。2階と1階に分かれているとはいえ、ひとつ屋根の下に夫とわたしが仕事をする家だ。この上、もうひとり仕事人が加わるなんて、ごめんだーと思った。

 しかし、まあ、仕方ない。

 そう思いついたのなら、うまくゆくかどうかやってみよ。

 そのスタイルではじめてみると、お互いに取材や打合せほか、外での仕事も少なくはないから、顔を合わせるのは平均すると週に3日ほどであり、さらにはならんで机に向かう時間となると、ほんのわずかな機会だった。

 玄関の扉があいてひとが入ってくる気配に、「あ、やってきた!」と、からだを強張(こわば)らせたのも、はじめの2回ばかりのことで、3回目には馴れていた。
 馴れて、梓を子としてでなく、ひとりの後輩として眺めることができるようになっていた。この後輩は仕事人としての自分と、子としての自分のちがいをはっきりさせており、通勤のときはすっかりビジネスライクな出立(いでた)ちでやってくる。
 ああ、きょうは仕事人だなとわかると、こちらも安心して仕事モードに入れる。勤めを辞めて〈独立〉するという道筋は、自分も通ってきた道だが、観察すると、わたしのときとはだいぶちがっている。女性の社会進出が自然になった時代背景もあるのかもしれないが、当時のわたしよりも梓はたくましく、〈独立〉への理解がすすんでいるように見える。
「まず、わたしがたのしんでないと」
「まず、わたしが意義を感じてないと」
 梓のこのつぶやきはつい先日のもので、ははあ、例の「渋谷区総合防災訓練」のことだなと察しがついた。少し前にこの訓練いや、“フェス”の運営事務局で広報を担当しているとか何とか話していた。
 東京都渋谷区の防災訓練を、だれもが参加できるフェスにする試みについて聞かされたとき、若き日の自分のなかには持ち得なかった広がりと、仲間との協調を感じて、うらやましくなったものだ。職種も、わたしのと重なる部分はあっても、ぐっと立体的で、ひととひと? 何かと何か?をつなげる橋みたいな仕事のように思える。
 となりにいて、仕事に対する思い、気力の立ち上げを鼓舞(こぶ)するような独り言を聞かされると、ちょっと焦る。ひとりで勝手に気を入れたり、また勝手に抜いたりしながら、端から片づけてゆけば辻褄が合うわたしの仕事とは、どうやらちがうみたいだなーと、感じるのである。
 当日参加OK! 誰でも参加OK! という「SHIBUYA BOSAI FES 2016(渋谷区総合防災訓練)」(*)をこっそり覗きに行ってみようか。

SHIBUYA BOSAI FES 2016(渋谷区総合防災訓練)
 2016年9月4日(日)10001800(予定)
 代々木公園イベント広場・ケヤキ並木

8月△▽日

 漫画家長谷川町子について書きたいと思い、図書館で資料を探したり、評伝を拾い読みしたりしていたのだが、何だか知らなくていいことばかりが流れこんでくるようで落ちつかない。
 そうだ、そんなことより……と気づいて、『サザエさん』(朝日文庫全45巻/朝日新聞社)を読みはじめた。
 これまで何の気なしに(4コマ漫画を)読んだり、(日曜夕方のアニメを)観たりしていたが、身を入れて向きあうと、これまで見逃していたサザエさんというひとの佇まいが迫ってくるようだ。家庭生活への揺るぎない思い、そそっかしさや、日常的な欲望といったものの深部に底流する慈愛。
 サザエさんは、これからの時代に、これまで以上に存在価値を発揮するのではないだろうか……。サザエさん自身にも、生みの親である長谷川町子にも、それほどの企てはなかっただろうけれど。そんなことを考えるなか、「長谷川町子美術館」に行くことを思いついた。30歳代のはじめごろに訪ね、その後もう一度足を運んだ記憶があるが、ともかく、久しぶりのことだ。ひとりで行こうと思った。
 終戦の翌年(1946年/昭和21年)から28年間分の物語を淡淡と読んできた、その感覚を守りながらひとりで。
 渋谷から田園都市線に乗り、目的の駅で降りると、駅名の「桜新町」の表示の下に〈長谷川町子美術館前〉とある。西口から地上に上がると、目の前にサザエさん一家の銅像がならんで出迎えてくれた。
「サザエさん通り」なる道を歩くこと6、7分。長谷川町子美術館は、夏休みのさなか、家族連れが訪れていて、にぎやかだった。子どもたちに混ざって、ひとり訪れたおばさんは、サザエさん一家の暮らすあさひが丘に家を建てるイベントに挑む。白い紙でつくられたちっちゃな家(2cmほどの立方体/三角屋根とまる型屋根の2種類あり)に絵を描く。玄関や窓を描いたり、壁や屋根に色を塗ることができるのだ。それを、すでに来館者がつくった無数の家の建ちならぶ紙製の町に貼りつけてもらう(**写真説明の欄につづく)。
 その後は、館内の「サザエさん」原画の展示に引きこまれ、アニメの「サザエさん」の放送をくり返しみつめ、ひとり静かに時を過ごした。
 サザエさんとの出会いが、この人生に少なからぬ影響を与えていたことを噛みしめつつ美術館をあとにする。

 サザエさん、わたしはときどき、子どもたちから「サザエさんみたいだ」と云われることがあるんです。アナタほどそそっかしくはないつもりだけれど……、アナタのように純粋でありたい、アナタのように慈(いつく)しみ深くありたいわ、わたし。

Photo
いいでしょう?
これが美術館でもらった「あさひが丘分譲権利証」
2016年度)です。
第三次分譲とのことで、第一次、第二次の町は、
美術館の壁に飾ってありました。
わたしは自分の家の屋根に、青と赤のサインペンを使って、
縞と水玉の模様、それに「ふ」の字を描きました。
あさひが丘駅前の土地(1丁目4番地)が当たって、
そこに貼りつけてもらったのです。
どなたか、もしも(長谷川町子美術館に)行かれたら、
探してみてください。

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「日記」カテゴリの記事

コメント

ふみこ様

子供が頑張ってる姿ってキュンときます。
娘も息子も社会人になってそれなりの年月が流れました。
仕事の話しをしている姿は頼もしくもあり
どこか寂しくもあります。
ちゃんと生きていける子に育つかなと
赤ちゃんだった二人を抱きながら
もんもんとした日々が遠くなりました。

長谷川町子美術館へは
10年ぐらい前に訪れたことがあります。
帰国子女だったわたしは
日本語を長谷川町子さんのサザエさんと
手塚治虫さんの漫画で覚えました。
どこか欠落していた日本の風習や習慣も
漫画を通して教えてもらったのです。
だからいつか訪れてみたいなあ・・・と。
今もあるのでしょうか、
人と等身大のサザエさん一家のメンバーのパネル。
わたしは夫にお願いしたのです。
「波平さんの横に立ってくれない?」
夫は波平さんに似ているのです。
髪型もめがねも。
ニコニコしながら波平さんと同じポーズをしてくれました。
笑いのわかってくれる人で良かったあと
愉快な思い出になっています。

オリンピックと高校野球から
さわやかなエネルギーをいっぱいもらい、
充電完了です。
うんとおそくに蒔いたあさがおと風船かすらが
やっと花を咲かせ始めました。
いい時の流れを感じます。

投稿: ゆるりんりん | 2016年8月23日 (火) 10時56分

ふみこさま、みなさま。

長女さまの参加型プロジェクトのお話に私まで
なんだかわくわくしてきました。
同じ日9月4日東京駅丸の内御幸通りにて
やはり参加型音楽祭が大友良英さん中心となり
3時より開かれます。
やはり誰でも参加可能です。
見ている人と演奏する人の垣根をとっぱらう。。という意気込みに
暑くても力をもらえそうで参加しようかなと思っていたところです。

多くの要素を盛り込むと焦点がぼやけそうになり
うまくいかないこともあるけれど。。
それ以上にその時起きるであろう困ったことの前で
そこにいる人から生まれる温かいものって好きです。
何だかこの前も拍手が起っちゃって涙でいっぱいになった。
(上手くひけなくてないたんじゃない。うれしかったの。。)

フラッと梓さんの防災祭代々木公園ものぞいてみようかなー
それから、サザエさん美術館は甥っ子の家の近くだから
見つけてみまーす。ふみこさんのカード。うふ。楽しみ。
台風また来そうだけど。。瀬戸内海いってきまーす。
(フェリー行き先きをつけるね。。)

投稿: 真砂 | 2016年8月23日 (火) 10時58分


ふんちゃん皆様こんにちは。
お嬢様のイベント成功しますように。

サザエさんとふんちゃんは
出会うべくして出会ったんですね。

そして今美術館に行くのも
きっと導かれて行ったんですね。


ふとしたときに自分の状況に会った
出会いに導かれるときってありますよね。
私はとにかくすぐにネガティヴに考え
できないことを数える質なのですが
あるときテレビで
「不幸から逃げる」という言葉を
耳にしました。
今の自分に足りないことだ、と思い
肝に銘じています。

投稿: たまこ | 2016年8月23日 (火) 12時28分

ふみこさま

娘さんと同じ屋根の下、それぞれが独立した仕事をする。すてきだなぁと思って読みました。私は大学生になったムスメから刺激を受けることが最近特に多く、大人同士の付き合いができるのがうれしいなと思い始めています。

投稿: マドレーヌ | 2016年8月23日 (火) 17時27分

ゆるりんりん さん

おはようございます。
 
日本語を手塚治虫の漫画と
「サザエさん」でおぼえたというおはなしに
感動しています。
その選びは、そうとうに知的で、的を射ていますね。
すごいなあ。

このたび「サザエさん」を読み返していて
感じたのは、ページがはかどらないということ。
ものすごく時間がかかるのです。
ぱらぱらなんて、見られないのです。
考えこんでもいるらしく、
1冊読むのにほんとうに時間を要します。

そうだ、それから。
波平さん似のだんなさまというのも、
じつにうらやましいです!


投稿: ふみ虫。 | 2016年8月24日 (水) 10時00分

真砂 さん

もう、瀬戸内海かな。
真砂さんの目と耳を通して、
何か見せてもらおう、
聞かせてもらおう。

という気持ち、です。

どうか佳い旅を。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月24日 (水) 10時08分

たまこ さん

幸不幸というのも、
なかなか手強い、わかりにくい存在です。ね。

あとからわかるものだとも思えます。
そして、案外、「幸」が多いように
思われます。
見方ひとつでね。
受けとり方ひとつでね。

不幸の顔をした幸というのもあるし、
幸福の顔をしたただの欲望というのもある。
目の前にあらわれることに一所けん命になるというだけで、
いいのじゃないかと思いません?

それから。
〈逃げる〉だって、大事。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月24日 (水) 10時13分

マドレーヌ さん

ときどきですが
(ほんとうにときどきですからね)、
目の前の子どもらを、小学2年くらいにして
ならべておきたくなります。

ちょっとのあいだ、そうしていなさいと云って。

だから、
それはときどき……ですってば。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月24日 (水) 10時15分

ふみこさま、おはようございます。

高松フェリー乗り場。
大島へは乗り放題切符ではいけないことを知る。

流されて、ふらっとはいけないんだな。
そういうことなんだ。
毎朝決まった時間に15分だけ配る整理券の重み。。

内藤礼さんの母型のある豊島から近い事を知る。
芸術祭のテーマ「あるものを生かす。。」だったな。

一人なら何時間だって待って手にいれるけど。。
同じ年の同居人(主人)もいるしね。島でゆっくりしまーす。
背中合わせの同居人(娘)オケ合宿中。それぞれの夏。

投稿: 真砂 | 2016年8月25日 (木) 08時28分

ふみこさま。

子どもって、大きくなると、まぶしいことありますよね。
息子は、仕事をしながら、趣味がふえていき、ピアノを独学で弾きだしたと思ったら、この間は、クラリネットを買ってきました。
ひとりで、ふけなかったら、教室にも行ってみようかなぁ・・・、とつぶやいている息子。職場のお祭りで、披露できるようになりたいんだそうです。
娘も、仕事、がんばっているし、私も、毎日を、ていねいにすごしていきたいです。目の前にある、しあわせを大事にしないと!と思いました。

では、またぁ。

投稿: こぐま | 2016年8月25日 (木) 11時27分

 ふみこさま、みなさま、こんにちは。

 サザエさん(TV)は、楽しい日曜日の終わりを感じさせる番組でした。
 結婚し、上娘がサザエさん苦手派だと知り、観なくなったのですが、
サザエさん大好きです。
 多分あんな家族になりたかったのだろうなと、思うのです。
みながみな、しっかり家族として在って、裏表ないこころで。
 そんな家族になれているかどうかはわかりませんが、
みな別々のことをしながらもだいたいは茶の間にいる家族になりました。
今も、上娘がアクセサリーを作り、下娘は本を読んで、一緒にいます。


ふみこさま。
 玄関でペンキと格闘する姿を想像してしまいました! 
この夏の私の自由研究は、「とにかく本を読む」ことのようで、
家にある私の本をすべて読むと、懐かしい本を取り寄せては読み、
娘のマンガも借りて読み、読みふけっています。

 主婦になってから、こんなに本を読んだのは初めてでした。楽しかった~!
中学・高校時代は、夏休み、冬休みに必ず読む本がありました。
大草原の小さな家シリーズや赤毛のアンシリーズ、だれも知らない小さな国シリーズなど。
毎年、新たな発見があったから読んでいたなあ。

 明日から学校の下娘は、数日前に宿題が終わり、ひたすらのんびりしています。
わたしの自由研究はまだ、続いています。

投稿: ひよはは | 2016年8月25日 (木) 12時58分

真砂 さん

そのときいちばんいみがあって、
いちばんふさわしい〈機会〉がめぐってくるからね。

旅はそのことが如実にあらわれますね。

旅のみちずれも、
見えてるひとだけじゃない……。
ああ、旅日和。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月26日 (金) 10時42分

こぐま さま

こんどはクラリネット!
なんて軽く書いておられますけど、
そりゃすごいです。
そういうことを思いつくこころと、
実行するこころと、
誰かを楽しめたいと思うこころは、
そうとうに健康で、つよい。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月26日 (金) 10時45分

ひよはは さま

読むふける夏。
「至福」ということばが浮かびます。

シリーズで読むことができたなら、
それは、まさしく大旅行!

昨年は、アンシリーズ、大草原の小さな家シリーズを
読むことがかないました。

だれもしらない……シリーズね、
それも、これから読めたら、と思います。
何度目の読書かなあ。
8回くらいかなあ。
あと何回読めるかなあ。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月26日 (金) 11時17分

ふみこさん、みなさん
こんばんは。

娘は、大量の宿題と格闘しながらも、連日でっかいリュックを背負って部活に通っています。部活は演劇部です。「楽しいいいいんだ、よーーー!」だそうです。
へええと思っているうちに、今度は「ピアノを弾けるようになりたいんだ」と言いだして、レッスンを受け始めました。

今朝は、自転車の空気入れにてこずっている私に、
「あわてなくても大丈夫だよ、少しくらい遅れても平気。」と声をかけ、イライラした空気をまったく出さないで待っていてくれ、「ペダルが軽い!ありがとね、行ってきまーす。」と機嫌よく出発し、駅から「電車、いつものに間に合いました」とメールをくれました。

逆の立場だったら、絶対私は「もういい!」とぶんぶん怒りながら出て行きます。間違いなく。

おやばか発言ですが、「いいやつだなあ!」と思っています。


投稿: cohata | 2016年8月26日 (金) 22時53分

cohata さん

どう考えても、 cohataさんを
見て育ったお嬢さんが、
とっている行動だと思えます。

何にしても、
身近なお互いが、
認めあいながらやってゆけるというのは、
幸いちゅうの幸いですね。

血縁のはなしじゃないです。
影響を与えあっているお互い。
ひとつ屋根の下で暮らすお互い。
同じ仕事をしているお互い。
場を共有するお互い。


投稿: ふみ虫。 | 2016年8月26日 (金) 23時59分

ふみこさま
みなさま

こんにちは。

我が家の次男坊、高校受験です。
そろそろ志望校を決めて、目標に向かって進んでいく時期です。
夏休み中に何校かのオープンスクールに参加して、
第一志望を決めてきたようです。

以下、親子の会話にお付き合い下さいね。

私「志望校の決め手は何?」
次男「図書館が充実していること。演劇部が活発な事。」
私「図書館はわかるけど、演劇ってのは?」
次男「オレさ、演劇をやってみたいんだよ。演じるのも興味あるし、
脚本とかもやってみたい。」
私「そーだったんだ!へー。知らなかったよ!」

次男の志望理由にワクワクしちゃいました。
やりたい事があって、そのことに夢中になれるのが幸せなんだと
私は思っています。だから、次男にやりたい事があることを知って、
とても嬉しくなりました。
そして、cohataさんのお便りを読ませていただき、
よけいに嬉しくなりました!
(とっても爽やかで素敵なお嬢様が、演劇部でがんばっていらっしゃると知ったので!)

次男が受験勉強を乗り越えて、
やりたい事ができる学校にぜひ合格できますように!と心から思っています。
おやばか2号でした!


投稿: みぃ。 | 2016年8月27日 (土) 14時08分

ふみこ様 こんにちは

あさひが丘分譲権利証! こう言うのがあるんですね
うらやましいです!

年甲斐もなく、時折 、どこかの町で
今日もサザエさん一家は ワイワイガヤガヤ
いつもと変わらない暮しをしている・・そう 想像することがあります。

そう思うと なんとなく嬉しくなってくる
たとえば 8月最後の日曜日の今日は
 磯野カツオにとっては試練の日。
どっさり残っている 夏休みの宿題を 波平に𠮟られながら
片づけているに違いありません。

そして 10月の末になると
そろそろ スナフキンは旅に出て
ムーミン一家はまつばをおなかに詰め込んで冬眠するころ・・・
と、思います

誰かに言うと 「なに言ってんだ」と 呆れられるので
黙って 想像することにしています
これは けっこう 気分転換になっていると 思います

ふみこさん 今日は 100満点の天気です

投稿: えぞももんが | 2016年8月28日 (日) 14時09分

みぃ。さん

若いひとが、
はっとするような、そして意外性のある
夢を語るのを聞くと……わたし自身、
揺さぶられます。

まだまだあたらしいことができるのだと
思えそうになるのです。
あはは。
大きくなったら、何になろうって、
まだ思えそうです。

みい。さんのお宅の演奏家、演者のおかげで。


投稿: ふみ虫。 | 2016年8月28日 (日) 15時15分

えぞももんが さん

わたしもときどき考えます。

馬車に揺られて、つぎの開拓地をめざしたり。
マシュウのとなりで、眠りこけたり。
足の長いおじさんに長い手紙を書いたり。

そんな気分になるのです。

ありがとう! えぞももんがさん。
台風大変だったでしょう。
こちらは、涼しくてどんよりしてて、
妙に落ちついた秋のはじまりのような日です。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月28日 (日) 15時18分

ふみこさま、おはようございます。

昨日台風より先に無事帰ってきました。
「一番ふさわしい機会で。。」のおことばどおりでした。

ずっと行きたかった豊島美術館。
夏休みだし瀬戸内芸術祭ともかさなって
ふぇりーに乗るのも大変といわれていたけど。。
するするーと入れてしまって不思議です。

内藤さんの「すべて恩寵。。祝福。生命の喜び。。」
に少し近づけた気がします。主人もずっといていいよと言って
くれて、一度もけんかにならなかったのもあら不思議。

でもね。ふみこさん。この母型で過ごした時に感じたもの
と去年ふみこさんのお話会でそこにいた方々と共有したもの
は似ている感じがします。

すみません。まだ、島時間モードの文章おゆるしくださいね。
読んでくださってありがとうございました。
(もう1人は今日長野から帰ってくるはずです。。)

投稿: 真砂 | 2016年8月29日 (月) 08時02分

ふみ虫さま、みなさま、こんにちは。


タイムリーに、藝術新潮でサザエさんと長谷川町子の特集が組まれていますね。

ふんちゃんとはまた違うかもしれませんが、ぼくもまた、好きな作品を書いた作者の他の作品を読みたくなりますし、生涯なども知りたくなります。
でも、その作品はその作品として独立したものなんですよね。
どんな方でも、失敗作は必ずあって、また、作者を知ってがっかりすることもありましたし。
全部知りたいとするのは間違いというか、つまらないよということを学びました。

投稿: 佐々木広治 | 2016年8月29日 (月) 09時56分

ふんちゃん

 そ〜っと、そ〜っとパソコンを持ち込んで…。
 娘さんとふんちゃんの机の端っこにお邪魔しているつもりです。
 ちゃっかり(^^)

 さ〜てと、ちょっと頭を整理しようっと。
 と、私も仕事ぶってみました。
 朝晩と、寒いなぁと感じるようになって、あ〜秋だなぁと思っていたら、
 今日は、すごく暑い札幌です。
 暑くなる前に…と朝、居間の床フキなどをしたので、なんだか気持ちのよい朝となりました。

 5番目ちゃん…、保育園入所が決まりました。
 どれもこれも、運良く…という感じに決まり、びっくりしたりホッとしたりしているところです。
 先日、たった月2回だけの家の外での仕事が始まりました。
 養護施設での仕事です。
 保育園入所は9月末からなので、入所できるまでは5番目ちゃんも一緒に出勤です。
 最初は泣いていましたが、すぐに慣れて、施設の子どもたちを遊びながら、
 私の仕事が終わるのを待っていてくれました。
 再会した時は、満面の笑みでした。
 こうして、「離れて、再会をする」「必ずお迎えがあって、同じ家に帰る」ということを
 繰り返して行きたいなぁと思いました。
 何かの映画だったか、ドラマだったかで見たことがあるのですが、
 人が帰る場所というのは、物理的な場所ではなく、人なのだって言っていました。
 これを思い出しました。
 私たち家族が、5番目ちゃんの帰る場所になればいいんだなぁ。
 ありがたいことに、5番目ちゃんは、とても素直なので、離れたからといって、
 ひねくれることはなく、素直に再会を喜んでくれるのです。
 5番目ちゃんは、まだ小さな頃に家に来てくれたからスムーズだったのかもしれないけれど、
 もう少し大きくなって、色々分かり始めてからだと、
 こんな風に“帰る場所”となる道のりは険しいだろうなぁと想像していました。
 5番目ちゃんでさえ、やっぱりちょこちょこ…、
 生まれてから一緒にいられてない空白の時間の偉大さを感じることがありましたから…。
 血…そのものよりも、一緒に過ごす時間は大事ですね。
 何をしたからしないからではない…。
 同じ空気を吸うということだけでも違うんだなぁ…きっと。

 あ〜、すっかり頭の整理をしました(^。^)
 ありがとうございます。
 また新しい一週間の始まりです。

 大野さ〜ん。
 グランドソフトボールの大会は、いかがでしたでしょうか?
 家から来るまで40分くらいのところが会場でした。
 (思わず会場を調べちゃったのです(^^;))
 応援しに行こう!とかなり迷ったのですが、
 結局、行けず、空を見ながら、応援していました〜。
 元気で帰って行かれたかなぁ?と、空を飛んでいる飛行機を見ながら思っていました。
 

投稿: もも(^_^) | 2016年8月29日 (月) 15時04分

ふみこさん
大野です

先週のグランドソフトボール全国大会で 香川岡山連合チームは 準優勝でした!実はグランドソフトボールの大会は 今年が最後でした。競技する人が減って 1チーム10人を集めるのが難しいのだそうです。
音を頼りに 全盲選手が ボールをとると アウトになります。ボールが転がっている間は 静かにして とった瞬間 歓声があがって・・・
もっともっと 見ていたかったなぁと思いました。


もも(^^)さん

そうなのですね!嬉しい!ありがとうございます!札幌で泊まって 車で 会場まで行きました。
会場をしらべて下さったとお聞きしただけで 幸せな気持ちになってニヤニヤしてます(^^)

投稿: 大野 | 2016年8月29日 (月) 20時00分

真砂 さん

数年前まで、ひと月に一度、
高松で仕事をしていたので、
ちょっと足をのばして
直島に渡ったり、イサムノグチ美術館、
猪熊弦一郎美術館をめぐりました。
夢のような体験でしたが、
そのときの記憶を、
ゆっくりとりもどすことができました。

「母型」も見てみたいです。
また、行けるだろうか。

行けなくても、その風に触れることが
できたこと、ありがたくてなりません。
また、はなしてね。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月29日 (月) 23時51分

もも(^_^)さん

いつでも、ここへ仕事をしにきてね。
ぼんやりしているわたしを、
怠けているわたしを、叱ってね。

たまにとつぜん集中すると、
返事もしないらしいんだけど、
それもごめんなさい。

ひとには、帰る場所が必要です。
そしてひとは……、
ここへ帰ってきてくださいという気持ちを
持つこともできます。

5番目ちゃん、保育園入所おめでとう。
ももちゃんは、あたらしい短期のお仕事
おめでとう(ほんとは、その養護施設に
おめでとう!と大きな声で伝えたいです)!

ももちゃん、
大事そうに見えることより、
何でもないことが大事なことも少なくないねー。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月29日 (月) 23時56分

佐々木広治 さん

わたしは……、
あんまり知りたがり屋ではないみたいです。

それを(まあ、仕方ないからでもありますが)
大事にしてゆこうとも思っています。
たとえば、広治さんのことをじつはたいして
知らないかもしれないけれど、
必要なことは知ってます。

広治さんがわたしにとって、
大事なひとだということです。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月29日 (月) 23時59分

大野 さん

大声で云いたいですが、

「グランドソフトボール」っていうのは、
とってもとてもたのしく、
とってもとても感動的なんですーーー。

それが広まるように、
がんばりたいと思います。
「スポーツ祭東京2013」(国体ですね)のとき、
何度も会場に足を運んだときの気持ち。
忘れられません。
観たくて観たくて通ったんです。
小学生、中学生にももっと観せてあげたかった……。

あ、忘れるところでした。
準優勝、おめでとう!ございます!

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月30日 (火) 00時04分

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