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2016年8月 2日 (火)

夏の記憶③(2016年)

7月△日
「東京駅行きの終電を逃しちゃったー。武蔵小金井駅行きの電車はまだあるので、それに乗り、駅からは……、歩いて帰ります」
 というメールが末娘から届く。
 すでに日付が変わっており、いったい帰宅は何時になるのだろうと気を揉んでいた矢先のことだった。
 この春大学生になった末娘は、ダンスサークルに入って、わたしたちをびっくりさせた。自分でも思いがけないことに挑戦したかった、そうである。どうやら練習のあと、お腹がすき過ぎて仲間と何か食べていて終電を逃したらしい。
「何時だと思ってるの。昔わたしの帰りがこんな時間になったら、父にも母にもどんなに叱られたことか。二度と家から出してもらえなかったかもしれないよ!」
 これは思っただけで、口にはしなかった。
 こちらの思いは通じていると信じることにしたからだ。
 武蔵小金井は、中央線の最寄り駅から下ること3つ先の駅で、1時間20分くらい歩けば家にたどり着く距離だ。昼間ならどうということもないけれど、深夜18歳女子を歩かせるのは、やはり心配だ。
 そのとき家にいたのはクルマの運転資格を持たない二女とわたしのふたりだけであった。ふたりで顔を見合わせて、「行きますか」と同時に云って立ち上がる。自転車にまたがり、びゅんびゅん飛ばす。このところ徒(かち)に気持ちが向いており、自転車には無沙汰を重ねていたし、ペダルの回転数を上げることなどは、もっともっと久しぶりだった。かつてはひとたび自転車にまたがれば、娘たちから「ジェット婆(ばばあ)」と怖れられたわたしだが……。

 あれは、
2013年、武蔵野市の教育委員に就任してから半年が過ぎようとしていたころのこと。
 吉祥寺南町にある第三小学校をあとにして、自転車で五日市街道を三鷹方面に向かって走りはじめたとき、彼方から早漕ぎの自転車がこちらに向かってくるのが目に入った。
 同時期委員に就任したK氏であった。
Kせんせーい」
 どうやらK氏はこれから第三小学校に向かうらしい。
「山本さん、ハイスピード」
Kせんせいこそ」
 こうして自転車にまたがったまま、ふたりで吹きだした。
「わたくしども教育委員でございますから、もうちょっとおとなしく自転車に乗るのがよさそうですね」
「あはは、ほんとうに。いまも、青信号が点滅し、さいごは赤信号になっていたのに、無理無理(横断歩道を)渡ってしまいました。いかんですな」
「では、少なくとも、青信号点滅では道路を横断しないことを、ふたりでこっそり誓いましょう」
 それから、すこうし道の上で気をつけるようになった。
 あまり学校が好きでなく、すぐに家に帰りたくなるという子ども時代を持っていること、いまの学校で、子どももせんせい方もこれ以上がんばらなくていいと感じていることなど、いくつか密やかな共通点をわたしたちは持っていた。その後、事情があってK氏は委員を退かれたが、いまでもその共通点が大きな支えになっている。
 青信号が点滅するのを見るたび、温和で愉快な教養人たるK氏との誓いを思いだす。

 だが、今夜走りはじめた道は、電灯が切り刻んではいるものの、闇の世界だ。

 二女とわたしはペダルの回転数を上げ、青信号の点滅も気づかなかったことにしてぶっ飛ばす。ああ、気持ちがいい。
「ジェット婆、健在だね」
 二女の愛車ビアンキ(Bianchi/イタリアの自転車。二女のはクロスバイク)にわたしのママチャリを引いてもらう。それはつまり風よけができるという意味でもあって、くっついて走ると楽なのだ。

 30分後、武蔵小金井駅前に到着。
 自転車を3人で取りかえっこしながら、乗らないひとりは小走りというゲームみたいな有り様(よう)で帰る。所要時間50分。
 夜空の低い場所に赤い三日月が浮かんでいた。家にたどり着こうとする瞬間、赤い三日月は、にやりと笑った。

7月△▽日

 夫の敷き布団カヴァが裂けている。
 この敷き布団を買ったとき、専用カヴァがちょっと高価であったため、予備ももとめず、洗い替えには苦心させられている。洗濯、となったら、カヴァをはがすより前に上に寝ているひとを引きはがし、朝も早よから洗って干さなければならない。
 分厚い三つ折りたたみのマットレス様式の敷き布団で、朝がきて、布団の役目を終えるなり、マットレスはわたしのとふたつならべて置かれるのだ。ここに、端を縫った厚手の布をかけると、ソファのようになる。だた寸法を合わせて端を縫っただけなのだが、これはわたしの裁縫歴のなかで、もっとも輝かしい作品と云えるかもしれない。
 しかし、そんな自慢話をしている場合ではない。
 敷き布団カヴァが裂けたのだ。
 当初夫はなぜだろう、裂けを隠そうとしたが、そのことに失敗すると、「ぼくが縫うからさー」とか何とか云いながら、カヴァをはずして、大きめのタオルケットを代用している。
 自分の本棚の隅っこに隠すように置いてあるのをみつけて、ひろげてみると、カヴァの裂けはなんと、十文字に大きくなっている。早く申告すれば、ここまでにはならなかったはずなのに、男というものはときどきわけがわからない。
 裁縫道具のひきだしを見ると、カヴァの色と同じアイボリーの細いバイヤステープがあった。こんなふうに、ぴったりなものがみつかると、背中を押されたような気分になるのは、わたしだけだろうか。
 行くぞ。
 食卓にミシンを置き、そこに、大きなカヴァをひろげる。裂けをバイヤステープで塞ぎながら、がーっとミシンをかけてゆく。昨晩は自転車でぶっ飛ばしたが、きょうはきょうとて、ミシンをぶっ飛ばしている。
 痛快! ジェット婆の夏がきた。

Photo_2

これが、ジェット婆の裁縫です。
走りました、カヴァの上をひたすらに。
……ひゅう。

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コメント

ふみ虫さま、みなさま、こんにちは。


ダンス、意外と読み、萩原葉子を連想しました。
亡くなったのはもう十一年前になりますね。
宇野千代にかわいがられ、そこには葉子への罪悪感があったようですね。
葉子の母が蒸発する原因を自分が作ったのでは、と。
北海道に捨てた家族のことも後年まで罪悪感をもっていたようですし、天衣無縫とか奔放といわれていましたがそうでもないのかもしれない、演出もあったのかもしれないなとおもいました。
葉子はダンスによって、自己を解放できたようですね。
書くことによってではなかったことに、そうかもしれないと納得もします。


ダンスによって、閉ざしていたものが開かれるきっかけになれば、それはそれで素晴らしいですね。


投稿: 佐々木広治 | 2016年8月 2日 (火) 09時22分

ふみこさま、みなさま

おはようございます。
「自転車をぶっ飛ばす。。」「がーっとミシンを。。」

私の中の細胞が活性化するような言葉。
うれしいです。
だって、大友さんもおっしゃてたし。。
生命のリズムを大切にしたから、あの「あまちゃん」の
リズムが生まれたんだと思う。
すたった・た・たた・たた・たたたた・た・た・た・たかな?
(どうでもいいですかねーすみません)
今日もふみこさんから元気いただきましたー

ちゃんとゆっくり相手も受け入れるように
そういう設定も備えてみましたのでご心配なく。。
(すぐこの装置はずれちゃうんだよね。。)
アレグロへとアクセルふんで加速していくのは
音楽だけにしようかなー。
8月末の島時間を楽しみにしている人と同一人物の私です。
高速船にはのらないぞおー。瀬戸内海はじめて。。
穏やかな海だからとさそわれて。嬉しい夏。

投稿: 真砂 | 2016年8月 2日 (火) 09時33分

ふんちゃん
皆様こんにちは。

ジェット婆なんとも痛快で
爽やかな響きに感じます!


そうそう。先日嬉しいことがありました。
ある日電話を取ったら
いい声のおねーさんだね、と言われました。
本当に電話対応がなにひとつ
明るい声も出すこともままならなかった
私がここまでできたのは
みなさんのおかげだな、と

じんわり嬉しくなりました

投稿: たまこ | 2016年8月 2日 (火) 12時46分

ふみこさま、みなさま こんにちは。

先日のサルエルパンツの記事を読み、
いずれ・・・縫おうと思ってたまった布たちをながめてみました。

ダブルガーゼの生地を、どこも測らず目測で直線縫い、
だ、だ、だーっと、ミシンをはしらせ、
娘たちのスカート、縫ってみました。

とにかく「気持ち良かった」です。

娘たちがすぐに穿いてくれていたのがとてもうれしかった。
今度の帰省にも連れて行ってくれるそうです。

おかげさまで、ありがとうございました。

この春上娘が、手作りのオリジナルアクセサリーをワイヤーなどで作り
ネットショップで販売始めました。
病もあり、ずっとぷーたろーだった娘が、
細々とですがアクセサリー作家といえるようになり、
親子で喜んでいます。
帰省先のじじばばもよろこんでくれるはず。

先だって、ふみこさんの本をずっと読み直していました。
おかげで気持ちがしゃっきりして、でも、やわらかな感じがしています。
きもちがいいです。
あと8か月で50歳。たのしみだぁ。

投稿: ひよはは | 2016年8月 2日 (火) 12時57分

佐々木広治 さん

ダンスというのも、深いです。
わたしは舞踏が大好きなので、
ときに笠井叡が大好きなので、
すこうし、その世界の表現の深まりを
感じられるようになりました。

三女のは、groovyとか、ヒップホップとか
(よくわからないのですが)、
そういう種類らしくて、
いつか見せてもらうのがたのしみです。

広治さん、ダンスは?

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 2日 (火) 22時40分

真砂 さん

海。
その二文字だけで、リズムを
感じます。
うらやましいです。
瀬戸内海によろしくね。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 2日 (火) 22時41分

たまこ さん

じゃ、わたしも云うね。

ことばのさやしいおねーさんだね。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 2日 (火) 22時43分

ひよはは さん

それは素敵!

軽やかにスカートを縫う
ひよははさんのもとで育ったお嬢さん、
さすが……。

アクセサリーは、ひとを守るものだと
思うから、その道はとても……ふさわしく
思えます。
知ったようなことを書いて、ごめんなさい。
でもね、かなしみを知るやさしいひとが
つくるアクセサリーが、いい。
そう思うんです。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 2日 (火) 22時46分

ふみこさま、みなさま。
こんにちは。

そうでしたか、アクセサリーにひとを守る意味があるのですね。
福をいただきました。ありがとうございます。

週末から山形と宮城に帰省します。
片道500キロ位。
ミシンと違い、そこは、車でてくてく帰ります。

投稿: ひよはは | 2016年8月 3日 (水) 14時58分

ひよはは さん

と、わたしが考えているというはなしです。
アクセサリーには、ひとが守る力がある。
そう信じて創作すると、その仕事に奥行きが
出るというものじゃありませんか!

どうか佳い旅を。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 3日 (水) 23時23分

ふみこさま

早とちりしていました\(◎o◎)/!
素敵な考え、沁みてます。

普段のごはんも、たべるひとを守ってくれると思いながら
作りますものね。

ありがとうございます。行ってきます!

投稿: ひよはは | 2016年8月 4日 (木) 07時48分

ふみこさま。

こんにちは。
娘さん、ダンス!すてきですね~。
私も、大学の時は、何を思ったか、水泳部に入って、ひたすら練習しました。新しいことに挑戦するって、いいですよね。

そして、私、今、オカリナに挑戦中です。
真砂さんの音楽のお話を聞いているうち、私も、音楽に興味がわいてきました。ずっと前に、友だちにもらっていたオカリナ。
今、ひっぱりだして、練習しています。
ジブリの曲をふけるようになりたいなぁ・・・、とがんばっています。
では、またぁ。

投稿: こぐま | 2016年8月 4日 (木) 11時22分

ふんちゃん

 そんなに夜遅く帰ってくる娘さんを、お姉さんである娘さんと一緒に迎えに行くなんてすてきですね。
 そして…、私なら、娘がそのようなことになったら…何も言わずに迎えに行ったりできるだろうか?「何してんの?何時だと思ってんの〜?」などというようなことを一つでも言いそうな気がしました。
 『信じることにした』ということばが、胸に響きました。
 1番目ちゃんが、中2になり、見えない・届かないことが増えてきました。
 2番目ちゃんもなるんだなぁ〜。
 今日は、その2番目ちゃんが、一人でバスに乗って図書館に行ってきました。
 夫やばあちゃんには、最初反対されましたが、娘と私は一大決心をしたのです。
 さきほど、無事に帰ってきました(^^)
 嬉しかったなぁ〜。
 私が子どもの頃は、図書館が徒歩や自転車で行けるような距離にあったのですが、ここはそうも行かないのです。
 けれど、ちょっと本が見たいなぁとふら〜っと行けるような自由を娘に手渡したかったのです。
 いつもはなかなかできないことだけれど、夏休みだし、大冒険でした。
 なんだかね、いい顔して帰ってきました。
 ステキな本を1冊借りて…。
 いいなぁ、夏休み〜です(^^)

 ふんちゃんの机の隣、おきょうさんの隣…
 私にだって行けるところができたのだった〜!
 嬉しいです。
 ちょこちょこお邪魔しそう。
 ざわざわしたり、あっぷあっぷしたりすることも増えています。
 なので、ちょこちょこお邪魔しちゃいます(^^)
 ありがとうございます。

投稿: もも(^_^) | 2016年8月 4日 (木) 15時11分

ふみこさま、みなさま。

海のリズムのお便りありがとうございます。
海にいるときに感じるものと
心と心が重なった時にかんじるもの(この広場にても)
音と音の重なりで感じるもの
おいしいものを食べた時(今ゆでたてとうもろこしたべた)
って同じようなものかもしれないなあーっておもいました。

こぐまさんありがとうございます。
伝えてくださってうれしいです。
こぐまさんのオカリナとバイオリンで合わせてみたいです。
倉敷にお住まいでしたでしょうか?
岡山に住んでいる友人に瀬戸内海の海さそわれました。
その方の書く文にある穏やかさとこぐまさんの文にあるあたたかさは
私の求めているそのものです。

ふみこさん場所おかりしました。
いつも素敵な広場をありがとうございます。

投稿: 真砂 | 2016年8月 4日 (木) 18時48分

ひよはは さん

「早とちり」という、
見た目も愛らしい、愉快なことばに
再会して思うこと。

辞書(手もとの広辞苑)にあたると、
「せっかちに判断して間違えること」と
あります。
たしかにそういう現象があるとして……、
そんな一面があるとして……、
その上で申したいのですが。

「早とちり」も宿命的な受動。

ああ、この発見!
きょうはいい日になりそうです。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 5日 (金) 09時15分

こぐま さん

オカリナ。

いいなあ。
オカリナも吹ける詩人。

それにしても……。
こぐまさんの〈とりつき〉、
いつもながら自然で素敵です。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 5日 (金) 09時20分

もも(^_^)さん

それはたいそうな冒険でしたね。

2番目ちゃんにとっても、
ももちゃんにとっても。

ひとは、ひとりで冒険するなんてことは
ほとんないのだなあと思います。
自分ひとりがどきどきし、決心し、
企て、実行するような気がしていても、
たいてい誰かさん(たち)の
どきどきに……、
決心に……、
企てに……、
実行に……支えられている。

わたしも、娘を応援したり支えるだけでなく、
常に(同時進行で)応援され支えられているんだわ。
鍛えられているんだわ。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 5日 (金) 09時24分

真砂 さん

そして波のように、
寄せては返す、営み。

人間(ひと)も、波を意識して
許したり許されたり、
愛したり愛されたり、
語ったり語られたり。

奏で合っている。


投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 5日 (金) 09時28分

ふみこさま
みなさま

おはようございます。本日も晴天なり!

三女さん、ダンスを始められたのですか!
意外だったとの事、よくわかります。
こちらの大学生も軽音サークルなんぞに入りまして、
マイクの前で歌っているようです。
私もこれには驚きでした。
だって、高校生まではゴリゴリの硬派でならしてきた彼が
いきなりバンドのボーカルですからね(笑)

けれど、応援しています。
歌を唄うのは私も大好きですし、今までとは違う世界を愉しむ彼を
そーっとドキドキハラハラしながら見守るのも何だか愉しい。
そういう私も20歳前後は仲間とバンドを組んで、
キーボードを担当していました。まぁ、そういうことですよね(笑)

暑いけれど真っ青に晴れ渡る夏の空に、元気をもらう毎日です。
今日は夏掛け布団やらシーツやらタオルケットやらを
まとめてドーンと洗いました。よく渇きそうで嬉しいです。

今日もがんばっていきましょう!


おきょうさん さんへ

我が家、本日も蒸し風呂でございます!
ダラダラ大汗をかきながら、夏を満喫しています。
おきょうさんに応援していただいて、嬉しいです。
おきょうさんのパワーをお福分けしていただいたようで( *´艸`)
どうもありがとうございます!

我が家の次男も中3受験生ですよ。
おきょうさんの塾に入塾させたいです(^^♪

ではでは、ありがとうございました。

投稿: みぃ。 | 2016年8月 5日 (金) 10時16分

ふみこさま。真砂さま。

こんにちは。
オカリナ。
まったくの独学で、本をみながら、ひとりで楽しんでいます。
ときどき、へんてこな音をだしながら・・・。
真砂さんのバイオリンと合わせるだなんて、夢のまた夢のようですが、
いつかそうなれるよう、少しずつ楽しんでいきたいです。
倉敷。
今日も、おひさま、サンサン。
そんな中、うっかりすっぴんで、スクーターに乗り、買い物をしてきました。あせっ!

それから、布とも遊びたくて、端切れで、つまみ細工にも挑戦中です。
こちらも、本をみながら、ひとりで格闘中です。
楽しいですよ~。

毎日、いろいろしたいことがあって、退屈しません。
では、またぁ。

投稿: こぐま | 2016年8月 5日 (金) 10時50分

ふみこさま、みなさま

「波を意識して。。奏であっている」
うっとりする言葉をありがとうございます。

それから。。うふ今日の発見。
ふみをローマ字で書くとf umi
うみがあります。ね。

だからここは心がおちつくんだー。
もっとびっくりなのはね。。
自分の名前にもローマ字で書くと
ちゃんと umi があるの。
もう少しおだやかでもいいはずなのになー
(穏やかな性格は兄がみんなもってちゃったんだよね)

暑いのに何回もすみませーん。
海のような場所だいすきなもので。。
へんてこな音とかミとファの間に隠れているような音も
好きですー。

投稿: 真砂 | 2016年8月 5日 (金) 13時01分

ふみこさま こんばんは

さっきまでどこか遠くで花火の音が聞こえていました。
日中はここ2,3日夕立が続いています。今日は雷の音だけでしたが、昨日は出先であってしまい、見事にずぶぬれになってしまいました。そうして、雨の後の蒸し暑いこと…。

先日からパソコンが時々つながらなくて、サポートセンターの方に何度も電話をかけていました。電話の時はつながるんですが、またすぐにつながらなくなって…。パソコンとか機械はわからないことだらけで、電話のやり取りにも一苦労です。

ジェット婆の活躍、頼もしいですね。夜のサイクリング?も楽しそうです。

投稿: あすちるべ | 2016年8月 6日 (土) 21時52分

ふみさまみなさまこんばんは~~

いいな~~ジェット婆。
深夜2時近くに娘2人と走った、歩いた、風景・・・。

きっときっと3人の心の中の忘れられない1ページになったはず。
人生の積み重ね。たくさんのことを体験して吸収していく代わりに、たくさんの事を忘れていってしまうのだけど、心のページに強烈に残っていくこともあって、その夜のことは絶対3人みなさまの心に生き続けていくようなきがするなあ・・・。ステキです。映画の1コマをみているみたいです。
そんな体験が、思い切りお叱りをうけるより、はるかに3女ちゃんの心にはひびいたはず・・・。


おきょうさんちのお話をさせていただいてもよいですか?

同じようにおきょうさんちの長女、今春より専門生1年生なのですが、居酒屋さんでバイトをしはじめまして、帰りの電車代をけちって遠回りの電車で帰ろうとしたら、乗り継ぐ私鉄の終電を逃してしまい、その時点で0時半。
その駅から自宅までは歩いて1時間くらい。
しかしながらその時私はすでに晩酌してしまっており、おまけに体調不良で風邪気味で早くに寝てしまっており、迎えにもいけない状態。ていうか、すでに爆睡状態でそんな事態になってしまったとも知らず・・・。

長女からの電話をとったテスト勉強中だった次女が苦肉の策で、

「無料通話の家族間携帯サービスなんだから、家まで歩いて帰る間、ずっとしゃべりつづけてて。
ただ、携帯を耳にあてていると、油断していろいろな危険に気づきにくいから、とにかく声が携帯に入るように耳にはあてずにぶつぶつ呟きながら歩いていて。声が途切れたり不審な物音が入ったらママとパパを起こして110番するから」
と、自宅に長女が到着するまで、長女のへんてこなつぶやきをずっと聞き続けていてくれたようです。途中2人で歌っちゃったりもしていたみたい(笑)

どのご家庭でも、ちょっと世間にむかって羽ばたいてみただけで、大空を自由に羽ばたけるものだと勘違いをし、羽を伸ばしすぎちゃう巣立ち前のひな鳥ちゃんを育てるのは大変ですね。がんばりましょ。

『時給がぜんぜん違うから、22時以降からクローズまで、私はバイト入れるから。お酒を扱うお店のほうが稼げるし。』と、えらそ~~~に断言していた長女ですが、その時を境に、居酒屋バイトはひとまずリタイアして、
ただいまお昼間の健全なバイトを探し中でございます。
テスト勉強投げうって、深夜のテレフォンにつきあってくれていた次女の思いはつうじたのかもしれませんね。うふふ。

そんなしっかりものの次女ちゃんですが、お勉強は本当に苦手なのだけど、本日私と首都圏進学フェアなるものに行ってきまして、いろいろな高校の入試のはなしを聴いてまいりました。
自分の実力と、志望校とのギャップに生真面目な次女さんは、少しビビっておりましたが、
「勉学だけじゃないよお~、あんたのいいとこをしっかりみきわめてくれる学校を、そして、二宮君や山崎賢人君みたいにカッコイイ男子がいそうな学校を探しましょ。ママは女子高だったけど、次女ちゃんは共学にしよう~~そしたらママも体育祭とか目の保養にいっちゃう!」
などとヨモゼミ塾講師は、帰りにお茶しながら、フライドポテトをつまみつつ、気楽に語っておりました。
そんな暑かった今日の1日は、次女ちゃんの忘れられない1日になったかな・・・。→なんないな。(笑)。いやあ、でもほんと、身体がドロドロ溶けちゃうんじゃないかと思うほど暑い1日でした・・・。


そうそう、期を同じくして、我が家の夏用カバーシーツも猫の次元君が盛大にビリビリにしてくれました。とりあえずわがやは冬用のシーツでしばらく過ごしていました。しかし、ネル地のシーツ、暑い・・・。

そうか、タオルケットか~~!

よい話を聞きました。→いや、縫おうよ。(笑)

毎度長文ですんません。
暑さ厳しくなるみたいです。みなさま、体調お気を付けください。


投稿: おきょうさん | 2016年8月 7日 (日) 01時31分

ふみこさま みなさま こんばんは。

毎日暑いですね~四半世紀くらい前とは暑さの質が違うような気がします!
「夏は暑くなくっちゃね♪」なんて言ってた時代が懐かしいです。 

今日はこの夏の気になっていたことをひとつ終えてホッとしたのか、切なくなったのか。。。

明日は山ほど洗濯するよ~~
明日は洗濯ジェット婆のいちにち、がんばるよ~~

投稿: かえるのしっぽ | 2016年8月 7日 (日) 19時41分

ふみこ様 おはようございます

二女さんとふたり 自転車をハイスピードで走らせて
三女さんを迎えに行ったことは 
きっと 夏が来るたび 「そういえば・・」と思い出す
ワンシーンですね。

ふと思い出すことは
どこかに旅行に行ったこととか
大きなイベントごとではなくて
ふってわいた くすっと笑える出来事が
多い気がします

この週末 北海道は夏らしい いい天気でした
こちらでは、お盆を過ぎると 学校が そろそろ始まります

もう 夏休みの宿題の心配をする必要もないのに
なんとなく そわそわしています
ふみこさん 子供が大きくなるのは
本当に はやいなぁ・・と思いますね

追伸・・私はいつも 管理人さんに
「奥さ~~ん あんまり
 自転車 ぶっ飛ばしたら 危ないよ」と言われて
 ドキッとします(笑)

投稿: えぞももんが | 2016年8月 8日 (月) 05時22分

みぃ。さん

こちらも、久しぶりに(10年ぶり)
大学生活を見守るときの
ドキドキハラハラの感覚を思いだしています。

みぃ。さんが云われるように、
そーっとね。

あぐぁー。
(わけわからん叫び。こころの)。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 8日 (月) 09時34分

こぐま さん

退屈しない。

こぐまさんから、
「退屈」ということばを
手渡されました。

「退屈」を研究したいという感覚を、です。

退屈にあこがれる感じもありながら、
本格的にそうなったら、困るんだろうか、とか。
いろいろ考えています。


投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 8日 (月) 09時37分

真砂 さん

また、ずれたこと云うけど、
許してくださいね。

かつて……、
沖縄の「レラ抜き」の音階と出合ったとき、
うっとりしました。

レとラに対する思いも
あたらめて抱いたりして。

音の世界の不思議を、
いつも、聴き手として旅しています。
(やさしくて、愉快な聴き手になりたい)。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 8日 (月) 09時41分

あすちるべ さん

ほんとうにね。

理屈も内容もわからずに、
使っているモノがたくさん!
そういうモノたちにしたら、
あまりにもわたしはへんてこでしょう。

パソコンさん、お大事に。
とここから声をかけさせていただいて……。
それも相当へんてこですが、
かまうもんか。

あすちるべ さんのパソコンさん、
暑中お見舞い申し上げます。
もちろん 、あすちるべ さんにも。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 8日 (月) 09時45分

おきょうさん さん

うわ、
わかるわー。

わたしも携帯電話の相手くらいするからと、
携帯電話に手をのばし、握りしめながら読みました。
アルバイトは、大学以上に(ごめんなさい、大学さん)
勉強になりますよね。

長女も二女も、そうだった……。
そして、三女は、精肉店アルバイトです。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 8日 (月) 09時50分

ふみ虫さま

立秋だというのに
お暑うございます。

暮らし全般ジェット婆な私。

この夏、小さなことだけど
心をよせる事柄がたくさんあって

あぁ、わたしって優しかったんや!
と自分で自分に言い聞かせる日々です。

暑さが続きますが
ますますジェット婆で佳い夏を(*^^*)

投稿: 寧楽 | 2016年8月 8日 (月) 10時38分

寧楽 さん

寧楽さんは、いつだって、
やさしいです。

わたしは……ときどき
やさしくない。
というか、やさしさを休業とするような。

そう考えると、
この暑さのなか、ぞーっとしてきます。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 8日 (月) 21時19分

ふみこさん みなさん おはようございます。

今日も暑くなりそうです!


誰の講演だったかは忘れちゃたのですが。。。

あなたは戦争が終わって何年経って生まれましたか?
(ふみこさんや私は15年くらいでしょうか?)
今の時間を基準にして考えるとそのくらい前はどんな毎日だったでしょう?
(今年は2016年だから15年前というと2001年くらい。)
戦争が終わった年を基準にして考えるとどうでしょう?

講演の中の一部分だったのですが、とても印象に残っています。
自分が生まれた年は戦後まもなくだったということを自覚した瞬間でもありました。
そして、その期間にあった出来事を思い返すようになりました。その時間は長いのか短いのか。。。

それから8月になるとこの計算をするのが恒例になりました。

ふと、誰かに聞いてもらいたくなった今年の8月9日の朝です。

投稿: かえるのしっぽ | 2016年8月 9日 (火) 08時43分

かえるのしっぽ さん

ああ、かえるのしっぽさん、
夏がめぐるたび、同じことを考えています。

あるとき、自分が戦後13年の生まれだと
気がついて、ああ、それは、
まだまだ戦後間もないころであったと認識したのが
はじまりです。

わたしの記憶のなかに残る戦後の有り様(よう)、
気配、そうして傷跡、ひとびとの悲しみを
忘れないようにと思うんです。

一方、平和への道を急ぎ過ぎた時代に、
わたしはたしかに生きていました。
その時代に加担していたともいえる……。

13年の区切りを思う思い方を示してくださって、
どうもありがとうございます。
質素に豊かに、やってゆきたいです。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 9日 (火) 09時13分

えぞももんが さん

お返事おくれてごめんなさい。

お便りにくすりとして
(奥さ〜〜ん、のところ)、
お返事もしたつもりでいたのに。

子どもの小さかったころの夏休みは、
緊張もしたけれど、アイディアをもとめてもいて、
たのしかったなー。
いまは、何が何だかさっぱりわからない
それぞれの夏を、遠巻きにしている感じです。
不意に、こちらの夏にからみついてきたりして、
咄嗟のチカラが試されてもいるようです。

入道雲でも眺めるつもりで、いようっと。

投稿: ふみ虫。 | 2016年8月 9日 (火) 10時46分

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