8月の雲〈3〉
8月△日
終戦の日の翌日、新聞をひらく。
政府主催の全国戦没者追悼式(日本武道館)での天皇陛下のおことばの全文を、この目で見たいと思った。
戦後70年にあたる2015年から「おことば」に加えられた「深い反省」は、もっともわたしたちが確認しなければならないことのように思う。
「ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の戦禍が再び繰り返されぬことを切に願い、」という一節だ。
ときとしてひとは「反省」を口にするけれども、戦争への反省なしに、どんな反省も意味を為さないような気がしている。
8月△日
自分の家から仕事をしにやってきた長女の梓(2階の仕事部屋に自分の机を持っている)が、「ねえねえ」と云う。
「白いワンピースと、ブルーのインナーワンピースを貸してくれる?」
「ああ、あれね。どうぞ着て」
オープンカラー(開襟)、半袖、木綿にレーヨンが混ざるてろんとした生地。なかにブルーの木綿のワンピース(襟なし袖なし、丈は長め)を着るようにしている。重ね着だが、ゆるみがあって、風通しがよく、暑い日にもってこいのワンピースだ。
「何時に出かけるの?」
「いや、きょうは出かけません」
「……だって、ワンピース着るんじゃないの?」
「なんかね、ワンピースを着て、気分を上げたくなったのよね」
「ふーん」
梓はワンピースに着替えると、そのまま机に向かって仕事をはじめた。
わたしにはわからない。
家でわざわざ外出着を身につけて仕事をしようという気分など。しかし、おもしろくは、ある。
本日のわたしのスタイルは、ランニングに縞模様のステテコである。
8月△日
夜の散歩。
涼しい風に誘われて、散歩。
袖なしシャツにひざ下丈のデニム(さすがにステテコで外は歩かない)では、寒いくらいだ。寒い寒い、と云いながら歩く。こんなにひやっとした風を受けるのは久しぶりのことで、ついうかれて、寒い寒い、を連発。
頭の上の黒い空に、白い雲がぽくんぽくんと置かれている。大きな絵が天上にひろがって、包まれそうな覆われそうな夜なのだ。子どものころは、これが恐ろしかった。
不気味なうつくしさ、怖いほどのうつくしさ、この世のものでない……。そんな表現を持たない、子どものわたし。ことば、表現は、対象に向かって橋を架ける。
逆の場合もあるかもしれないけれど。
8月△日
朝からブルーベリージャムづくりだ。
ジャムというと、わたしは安房直子の「あるジャム屋の話」を思いだす。書きだしなんか、こうだ。
若いころから、人づきあいのへたな私でした。
すごいなあ。
書きだしで、読者をつかんでいる。わたしはつかまれた。書架から『春の窓』(講談社X文庫/安房直子ファンタジスタ)を出してきて、そっと開く。ああ、またあの森の、ジャムづくりの小屋を訪ねるんだ、わたしは。主な登場人物は、青年である「私」と雌鹿である。
読み終え、透明な嗚咽を飲みこむ気持ちになり、台所へ。
「若いころから、いい加減なわたしでした」
という書きだしをつくってから、ブルーベリーの入ったカゴを持ち上げる。
熊谷の実家の畑から先週摘んできたブルーベリーだ。太った実を選別して出荷した残りだから、中粒。秤にのせたら、全部で15kgあった。
3回に分けて煮る。
煮上がったのは夜だったが、途中、べつの仕事もしていたから、ジャム屋だったり物書きだったり、教育委員だったり、かあちゃんだったりのきょう。
そうそう、安房直子の「あるジャム屋の話」のおしまいはこうだ。
さ、このブルーベリーのジャム、おみやげにひとびん、さしあげましょう。
ブルーベリージャム屋でございます。
瓶に詰めて、ささやかに出荷予定(熊谷)。
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コメント
ジャム屋さんのふみこさん。
おはようございまーす。ひとつくださいな。
ふふ。ふみこさんの今朝のかっこうはどんなでしょう。。
「わかいころからせっかちなわたしでした。。」
なので。。九月頭にフルートさんとの共演があるので
軽くふわっとした演奏目指してふわっとしたスカートはいて
おためしのつもりがそのままいい感じなので。。ふふ。
あると思います。普段着だと演奏がどんどんまいていき
天使さんおりてこないんですー。モーツアルトの演奏は
やはり子供心にならないと面白くない感じ。。がなんか
つかめてきてすごく楽しいです。一人でぴあのひいていると
ガンガン攻めの演奏になっちゃうのよね。。
オペラの伴奏とかも無駄に長い感じなんだけどなんだか楽し。。
(湿気にばいおりんくん弱いので冷房いれてますー)
(やっぱりね。。人間ってやっかいだけどたのしいねー)
そのバイオリンの弦を蜘蛛の糸でを研究をしている大崎教授の本
を読みびっくりしているところ。。
蜘蛛の糸には7種類あって。。くもくんの感情をそこねるようなこと
すると糸をだしてくれない。。こちらの感情を読み取って対応する
ような糸をつむぐ。。ってすごいですよね。。セッションみたいね。
雲じゃなんくて蜘蛛も好きなふみこさん一緒に蜘蛛研究もいかか
でしょう。。あー夏休みの自由研究もおわりでしょうか。。ふふ。
では残りの夏をたのしみましょう。ふみこさん。みなさん。
投稿: 真砂 | 2018年8月21日 (火) 08時09分
ふみ虫さま、みなさま、こんにちは。
だいぶ涼しくなってきたところあり、肌寒いところ、寒くなったところあり。
こちらは肌寒いくらいのときがあり。
昨年、一昨年前はどうだったのか全く記憶が抜け落ちてますが、今年は賑やかな蝉の合唱は身近では聴きませんでした。
蜩も聴いたか聴かないか。
雲は、うろこで、秋ですね。
大塚勇三さんが亡くなりましたね。
スーホーの白い馬は教科書に載っていました。
リンドグレーンは、よく読みました。
また、読みかえしてみようかな。
投稿: 佐々木広治 | 2018年8月21日 (火) 08時48分
ふみ虫さま
朝夕、少し涼しい風が
ふくようになりました。
お昼の日差しはまだ暑いですが
台風も次々と で
今年はめまぐるしい夏です。
うちにもたくさんの
ブルーベリーがやってきて
せっせとジャムに
母やスタッフにわけて
やれやれと思ったら
昨日はイチジクが(*^^*)
ありがたく真摯に
向き合いたいと思います。
厨しごとは無心になれます、わたし。
投稿: 寧楽 | 2018年8月21日 (火) 11時09分
ふんちゃん 皆様こんにちは。
ジャム屋さんいいですね。手作りジャムって
なんて暖かいんでしょうね、ほっこり。
さて無事に職場復帰しました。車の運転もお昼も
同期が先頭たってフォローしてくれて恵まれているな、と。
おかげで寂しい思いも全くせず
仕事って楽しいと思う好調な滑り出し。
仕事もたっぷり与えられて嬉しい!
引き続き一ヶ月がんばるぞ!
投稿: たまこ | 2018年8月21日 (火) 21時10分
真砂 さん
そうなんですー。
雲も蜘蛛も大好きな、わたし。
きょうは1日在宅で、
ステテコ女でしたー。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月22日 (水) 00時05分
佐々木広治 さん
わたしの書架に、
どのくらい「大塚勇三 訳」の本が
あるか知れません。
恩人だと思います。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月22日 (水) 00時08分
寧楽 さん
ほんとうにね。
ものすごいタイミングで、
「しごと」はやってきますが、
賜物なんだな、と思います。
(困りながらも)。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月22日 (水) 00時09分
たまこ さん
お疲れさまでございます。
おめでとうございます。
ゆっくり、しみじみお仕事をね。
ゆっくりしみじみ、お母さん(業)をね。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月22日 (水) 00時10分
蜘蛛好きのふみこさんへ
「ブラジル先住民の椅子ー野生動物と想像力」目黒庭園美術館
へでかけると。。
あらら。。。新館展示室に入ってビーズクッションにねころがると
かめくんがさるたちが。。(しかもいたな)
そっとささやく声がきこえてくるようでした。
このブラジルから来てくれた方々のために
自由にくつろいでもらえるようにあえて琵琶という楽器で
作曲された音楽が動物たちだけでなく私たち生命の何かにふれ
つないでくれるような感じがここちよくて
物語の世界のなかにいるようなかんじでした。
夏の終わりのしめくくりおすすめの展覧会ですー。
えいとか魚のちょうこくもすんごいかわいくて
ふみこさんはどの動物にひかれるかななんてそうぞうしてみました。
蜘蛛はいなかったけど。。ふふ。
生命の不思議は楽しいですね。9月17日までですー。
(まだ琵琶の音が体からはなれないー。。)
投稿: 真砂 | 2018年8月22日 (水) 09時06分
ふみこさま、みなさま
少しご無沙汰しています。
甲子園の熱戦が終わり、行きつ戻りつ、夏が過ぎていきますね。
15キロのブルーベリージャムづくり、お疲れさまでした。瓶詰めされてお店に並ぶんですね。手作りジャム、おいしいものがたくさん詰まっている気がします。
うちにもブルーベリー2本あります。
長男が生まれたときに、当時担任していたクラスの生徒さんからもらった苗木、ともう一種類。はじめはよくなかったのですが、17年たつと(いつの間にか!)、木が大きくなってくれて、たくさん実をつけてくれるようになりました。いいかげんなお世話しかしていないのに、大きくなってえらいね~と感心してます。
ひと夏、気付いた者が少しずつ摘んで、パクパク。残ったら冷凍庫にポイポイ。近々ジャムにするといたします。
真砂さん、偶然、こちらも、蜘蛛の糸を使ったバイオリンの記事を読んだところでした。蜘蛛の糸の種類と強度の違いのお話には私も驚きました。緊急事態が発生したときに出す糸が最強なんですってね。あと、こちらが優しくしすぎてなめられると糸をはかないとか・・・。さじ加減が難しい。人も一緒かな。
たまこさん、日々の生活の充実が伝わってきます。
応援しています。
投稿: 円 | 2018年8月22日 (水) 17時48分
ふみこさま。
こんばんは。
「若いころから、笑い上戸な私でした。」
ほんと、最近、はるくんや娘とゲラゲラ笑って話すことが多くて。
ヴェノーヴァのレッスンも体験だけじゃなくて
続けて受けることにしました。
今は、「海」と「おぼろ月夜」を練習中。
先生が若い女の先生で、とっても素敵なんです。
もうレッスンが楽しくって。
9月には、はるくんの保育園で読み聞かせをすることになり、
そのときにヴェノーヴァも吹いてみようと思っています。
がんばらなくっちゃ!!
投稿: こぐま | 2018年8月22日 (水) 20時38分
真砂 さん
おお、また、
魅力的な展覧会!
ついこのあいだ、やっと、
「かこさとしのひみつ展」に行きました。
(川崎市民ミュージアム)
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月24日 (金) 14時31分
円さま
おおお。
それは大事なブルーベリーです。
いや、大事じゃないブルーベリーの木
なんかは存在しないと思うのですが。
熊谷の50本も、
それはそれは大事です。
が、ときどき枯れたりしても、
「植え直し」ということになります。
そんなことができない、
王子さま所縁の2本。
元気で育ってね。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月24日 (金) 14時45分
こぐま さん
わたしの「トルコ行進曲」は、
楽譜をさがし出し、
それを開いてにんまりしているところです。
つぎに進まなくては。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月24日 (金) 14時46分
ふみこさま こんばんは
やっと涼しくなったと喜んでいたのですが、台風が去ったあと暑さがぶり返してきました。近所であったお祭りをのぞいたら、かき氷のお店に行列ができていました。
ブルーベリージャム、わたしも一瓶くださいな。
高校の帰り道、友人と乗り換え駅でこっそりと寄り道して、ブルーベリーパフェを食べるのがとっておきの楽しみでした。そのお店、いちごパフェとかチョコレートパフェがなくてブルーベリーだけだったのです。そしてその頃はまだ生のブルーベリーは珍しかったので、ブルーベリー粒たっぷりのジャムが使われていました。ふみこさんちのお鍋のブルーベリーで思い出しました。
安房直子さん、懐かしいです。「あるジャム屋の話」…は読んだことがなくて、図書館にも残念ながら置いていないみたいで探してみます。私が知ったのは、やっぱり高校生になりたてくらいに太刀掛秀子さんの漫画に出てきた「きつねの窓」でした。
懐かしくなって読み返したら、指を染めてもらって窓をつくりたくなりました。
夏の終わりに少しセンチメンタルになっています。
それにしても日中はまだ暑いです。秋は来るのか少し心配です。トンボを見かけたり虫の声が聞こえたりと気配はあるのですが…。
なんとか、この夏を行きぬいています。
投稿: あすちるべ | 2018年8月25日 (土) 23時34分
ふみこ様 おはようございます
安房直子さんの本、私も懐かしく思いました
何時だったか やはり ふみこさんがブログで
話されていて その時 安房直子さんの本を
図書館でたくさん借りて 読みまくったのを
思い出しました。
その中でも やっぱり あすちるべさんと同じく
「きつねの窓」
息子たちの小学校の教科書にも載っていた気がします
また 図書館に予約しようと思います
それにしても 15キロのブルーベリーを
ジャムに!すごい。
これはもう りっぱな ジャム屋さん。
投稿: えぞももんが | 2018年8月26日 (日) 05時58分
あすちるべ さん
夏のおわりのセンチメンタル。
……そのことばに誘われる思いがします。
そうだ、わたしも、
そんな感じでゆこう……。
「愁」を胸に集めて、
夏を送ろう。
それにしても、暑い暑い日曜日です。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月26日 (日) 11時15分
えぞももんが さん
安房直子は、
50歳でこの世から旅立ちました。
長生きして、もっともっと
物語を残してほしかったけれど、
じつは知られていない作品もたくさんあります。
没後編まれたコレクションもあります。
掘りだそう!
なんて思っています。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月26日 (日) 11時19分
ふみこさま。
夏のおわりのセンチメンタル。。。ときいて。。
暑い昨日も仲間と「センチメンタルサラバンド」
(ブリテン作曲・シンプルシンフォニー3楽章です)
の世界へ。1913年生まれブリテンさん。激動の時代。
暑さも忘れてはかなく美しいもの大切なものが
なんだか迫ってきて。。わずか5分くらいです。
よかったらきいてみてくださーい。
とくに中間部優しいメロディーが流れてきて
何でもない日常のひとこまのようなそれがすべてのような
何かが迫ってきます。この暑い夏毎日弾き続けてきました。
何とか形になりとどけようとおもいます。来週もうすぐだー。
イギリスの作曲家の作品は陰に隠れているので
私も掘り起こしてみたいです。(まねっこだいすき。ふふ)
どうぞ読み流してくださいね。いい一日をです。
(安房直子さんの作品。教科書にはのらないだろーなーというような
うさぎ屋の秘密みたいな話もなんだかすきですー。ふふ)
投稿: 真砂 | 2018年8月27日 (月) 08時16分
真砂 さん
センチメンタルへの道を
示してくださり……ありがとうございます。
……そう。
この夏の被災を思うと、
センチメンタルではいられません。
それでも、静かな気持ちを取りもどしたくも
あります。ね。
叱るような暑さが、
またやってきています。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月27日 (月) 09時13分
ふみさまみなさまこんばんは
暑かったけど楽しかった夏休みだったのですが、最後に思わぬことがふりかかりました。
実は金曜日に弟が亡くなりました
心の病からくる死でした。。
自らおしまいを決める死でした。。
いま、たんたんとやるべきことをこなしております。
神様、ちょっと厳しいです。いくらガハハのおきょうさんも
空の雲をみあげ途方にくれております。
すみません、こんな内容はこの広場にはふさわしくないかもしれないのでしが、なぜだか、つつみかくさず、みなさまにはお話しておきたくて書きました。
大丈夫前をむきます。
まずは木曜金曜の葬儀をしっかりこなしてきます。
8月の最後の雲、
きっと弟です。みあげてくださり、それぞれみなさんの地から祈ってください。
お願いしますね。
投稿: おきょうさん | 2018年8月27日 (月) 21時22分
おきょうさん さん
ココロより、静かに、お祈りしてます。
実は、ウチの娘も、ココロの病気にかかったようで、
先週から、ウチもドタバタが加速していました。
自らおしまいにするまでではありませんが、
やはり、考えてしまうこともあるようなので、
他人事とは思えず、お邪魔しました。
おきょうさん さんのココロとカラダのことも、
ココロよりお祈りしています。
温かいお茶を置いていきます。
ふんちゃん
私も、今回は迷ったのですが、
おきょうさん さんのお話を伺って、
つい、ここに置いてしまいました。
仕事柄、夫と共にどうにかやれていますが、
毎日、心配しちゃいます。
もう少しで、医療の手も借りるコトにしました。
娘と共に、ひとに頼りながら暮らしていく、
というコトを、
学んでいこうと思っています。
投稿: もも(^_^) | 2018年8月27日 (月) 22時21分
ふみこさん、おきょうさん。
おきょうさんのを読み。
読みと記そうとして黄泉と真っ先に変換されてしまいましたが。
自分自身、気づかされおもわされすることがあります。
視界が狭くなって、見渡せなくなりもして。ほんとうは、優しいあたたかい世界があるのに、そちらをむけなくなること、ときはありますね。すぐそばにありながら。包まれながらも。
また別の見方をすれば、すぐそばにあるから、包まれているからできることでもあったり。
自分自身そうしたいおもいや衝動を強弱波がありながら長い間もってきていて、できるならばしないほうがよいとはおもっています。
ただ、絶対にいけないとか、取り返しのつかない罪だとかはおもわないし、そう責めるほうがいけないししてはならないとはおもいます。
それでだれが救われるのか。その矛先は、亡くなったかたのみならず、いや、それ以上にのこされた方々にむかうわけですし。
また、そういう資格などだれにもないわけですし。だれにでも過ちはあるし、そうしてしまう可能性はだれにでもありますから。
ここからのはなしは、流してもらってかまいませんが、浮かばれる浮かばれないでいえば、浮かばれるのは非常にむつかしい選択をとられましたね。
すぐには目がひらかないので。ぐっと狭い視界に落ち込んで実際にそこに身を落とし肉体を失うと、肉体を失っても意識はかわりませんから。
そこにありつづける。
少しずつ少しずつ、目がひらきゆき、まわりを、自分をみつめみえてきたとき、おのずとゆくべき道もみえてきます。
おきょうさんも、ご家族やまわりの方方は、あまりご自分を責めないで欲しいとはおもいます。どうしても責めてしまう気持ちはわくとおもいますが。悔いとか。
ただ、肉体がなくなり触れ合えなくなっただけでいなくなったわけではなく、優しいあたたかい世界があることを語りかけてあげて欲しいです。少しずつでもそれを理解できてゆけば、安らかな光明のなかにゆけるはずですし、おきょうさんやまわりの方方の安らぎにもなるはずですから。
供養というのは、他にではなく、自己にむけられたものでもありますから。
いかに自己を安らげ、浄めしてゆけるか。
少しずつでも平安が訪れますように。
そしてその平安がわるいこととおもわず、よいこととおもえますように。
投稿: 佐々木広治 | 2018年8月28日 (火) 00時22分
おきょうさん へ
おく言葉が 見つかりません
それでも 言葉を置きたくて
8月最後の雲を見て
お祈り します
投稿: えぞももんが | 2018年8月28日 (火) 05時30分
おきょうさん さん
お知らせくださったこと、
どうもありがとうございます。
しかと受け止とめて、
考えて、
思って、
祈って過ごしたいと思います。
弟さんから「あとは頼むね」と
託されたものがあるような気がして……。
託されるにふさわしいおきょうさん さんの
存在が、どれほど大きいものであることか。
同じ空の下にいます、
……わたし。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月28日 (火) 08時50分
もも(^_^)さん
思いがけないことだけれども、
宿題だと、それもわたし自身の宿題だと
思いました。
共に歩けることを生きがいとして。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月28日 (火) 08時53分
佐々木広治 さん
広治さんのおたよりに、
「橋」を思っています。
あの世とこの世のあいだに
架かる橋をいつも思いながら生きていたい。
あの世への思いを大事にしたい。
この「橋」はわたしにとって
もっとも大事な存在です。
いまは、橋のたもとで、
うろたえていますが……。
橋の欄干に寄りかかって、
祈っています。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2018年8月28日 (火) 08時57分
おきょうさん
空を、雲を見上げますね。
弟さんの事を
静かにお祈りさせていただきます。
投稿: みぃ。 | 2018年8月28日 (火) 09時14分