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2019年3月 5日 (火)

黙って見守る

 おひな様方との暮らしも、ひと月。
「七段飾り」のわたしのひな人形は実家に置いたままにしてあるので、いまこの家に在(おわ)すのは、6種類のおひな様方だ。
 ちっちゃなちっちゃな立ち雛(びな)。女雛と男雛が描かれたそてつの実。二女が小学2年生のときつくったおひな様。これまた二女が3年生のときつくったはまぐりの上の女雛と男雛。それと、三姉妹下ふたりそれぞれのおひな様。——これで6種類になる。
 こじんまりとはしているが、その気配は家じゅうに行きわたっている。皆、昼間は黙って、わたしたちの暮らしを眺めるともなく眺めている。

 2011
311日も、当時の家の居間でおひな様がわたしたちを、わたしたちばかりではなく、この世を眺めていた。あの日、テレビの画面に映し出された、大津波が海辺の街を飲みこむ様子を、おひな様方は見たのだ。
 それに気がついたわたしは、大急ぎでおひな様方を箱に仕舞った。翌年また会う日には、この世に、震源と被災の地に、原子力発電所の事故の被害を受けている街に笑顔がひろがっているように希(ねが)いながら。
 8年前のあのときもそうだったが、毎年、2月3月という、むずかしい季節に、おひな様方にわたしは救われてきたのではないだろうか。そう心づいてみると、思い当たることがある。ひとに告ぐべきでないことを胸に置き、そっとおひな様方に目をやると、あちらはいつもじっとして、何も云わずにいる。もしかしたら、わたしたちが寝静まったあと、……秘めやかな宴(うたげ)が催されているかもしれないにしても。……闇のなかでささやきが交わされているかもしれないにしても。

 わたしの前では、いつも沈黙を守り、そうして考え深げにあたりを眺めている。ことしほど、その姿におしえられたことはない。

 何が起きても、じっと黙って、見守りながら考える。それが数秒のことであったとしても、その間にものごとはふさわしい方向に動く。あるいは、ふさわしい停止を決める。
 おっちょこちょいでせっかちなわたしは、一瞬も黙らず、見守りもしないで動こうとするものだから、ふさわしい流れを堰(せ)き止めてしまうのだ。
 知らされた事ごとを胸に納めながら、出された宿題の答えを考えながら、置かれた状況を吟味しながら、わたしはおひな様方を真似てみている。

2019w

6つのちらし寿司を、
ちっちゃくちっちゃく配りました。
写真はそのひとつ。
二女、小学3年生時代につくったおひな様。
2019w_2

こちらは、母から譲り受けた豆粒ほどの
立ち雛です。
2019w_3

熊谷のちちにも、
ちらし寿司を届けることができました。

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コメント

ふみこさま。おはようございます。


どれも素敵なお雛様。そしてちらしずしも。。
ずっとみていたくなります。ふふ。

私もそれぞれのミニひなにふさわしい花瓶を選び
花アレンジを一日に飾ったあたりからずっとやさしい何か
に包まれていました。そうか。。ちらしずしもいいですね。

そういえば。。2月11日庄野さんの家公開で夏子さんが台所で
かきまぜの作り方を教えて下さったとききました。
なのでわたしも小豆島で食べた味をおもいだしながら
具を小さくしてゆず酢でつくってみました。
(ついでながら家公開は2021年2月までだそうです。)

ふさわしい流れをせき止めず。。じっくりとかたちがみえてくる
のをまつゆとり大切にしたいです。
娘のおひなさまは父と一緒にえらんだものなので
朝灯をともすと「おはよー」と笑っている感じがしました。
このお雛様にむけてバイオリン弾いた時自然に音がなっている
感じがして響きを止めないようにしようと思いました。
なぁんだ。そうだったのか。。
(これがむずかしいですね。)
ではふみこさん。みなさん。いつかひな祭り女子会盛大にひらきたいですね。いいいちにちのはじまりはじまりー。

投稿: 真砂 | 2019年3月 5日 (火) 09時12分

ふんちゃんへ

素敵なお雛様達と美味しそうなちらし寿司ですね。
私は2日遅れでちらし寿司と唐揚げを作りました。
最近残業で帰りが遅いので帰って直ぐに食べられるように朝の内にです。
せっかちですよね。

家には娘の雛人形と四種類の小さなお雛様達がいます。
あの年 大阪へ母を迎えにいくのでいつになく早くお雛様を片付けました。
なので、あの日 娘のお雛様はクローゼットの中で「なんだこの揺れは?!」と
思っていたことと思います。
それ以来 クローゼットから出していません。
八年もそのままなんて「ごめんなさいお雛様。」
毎年この季節になると色々な事を思い出します。
テレビでも急に特集を組んだり......。
被災地と呼ばれる宮城住んでいても私はまだ沿岸部を訪ねる事はできません。
直接的な被害は無かったのですが、まだちゃんと向き合えてない私です。

目を背けずにちゃんと見つめたいとも思います。
でも、まだ時間は掛かりそうです。

投稿: ハチミツ | 2019年3月 5日 (火) 12時04分

ふみこさん

とってもとっても美味しそうなちらし寿司です!

信じる、信じると言い聞かせて じっとしてました。圭梧は 元気そうです。今週末 一人で飛行機で帰ってきます。日曜日に一人で東京へ。

お好み焼き食べたいから よろしく!って ラインがきました。

金曜日のよる、我が家はお好み焼きです^_^

投稿: 大野 | 2019年3月 5日 (火) 12時38分


ふんちゃん皆様こんにちは。


お雛様長らく見てないです。
ふんちゃんちのお雛様なんだか娘さん達の
分身みたいですね。

うちの坊やもお雛様のように
大人しくしていればいいのですが
歩けるようになって一寸じっとしてません笑

毎日騒ぎで
笑顔が絶えません

投稿: たまこ | 2019年3月 5日 (火) 20時19分

真砂 さん

おひな様方のやわらかい沈黙に
包まれていたところ、
そこにバイオリンの音色という
おはなしを聞き……。

いい音を聴いていただきたいものだなあと
思いました。
叫び声や、大笑いばかりじゃなく。
ため息や愚痴なんかではなく。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 5日 (火) 21時38分

ハチミツ さん

なだまだ「復興」はつづいていますものね。
勇気を出して、わたしも、もう一度
東北を訪ねたいと考えています。

元気いっぱいの東日本出身の
皆さんに出会うたび、
力をもらってばかり。
恩返しをしないと、
恩がたまり過ぎてひっくり返りそうです。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 5日 (火) 21時40分

大野 さん

いつかみんなが会える日、
王子のはなしをいっぱい聞かせてくださいね。

飛行機にひとりで乗る日を、
祈ろうっと。
ふんわりやさしく飛んでください、と。

いえいえ、そういうのがだめなのかもしれない……。
王子は、どんな飛行もたのしめる王子ですもの。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 5日 (火) 21時43分

たまこ さん

5月には単語の節句が
めぐってきます。

坊やちゃんに、新聞紙で
かぶとを折って、あたまにのせて
みたり……?
子どものころ、そんなことばかりしていたなあ、
わたし。

にぎやかなおうち。
ほんとうにありがたい!

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 5日 (火) 21時45分

ふみこさま。

我が家のおひなさまからですー。

いえいえこちらも大変でしたのよ。バイオリンだけでなく。。
大学のピアノサークルの演奏会があるころなので
スラバからはじまって。。マスク。花火。。
今年は最後なので何曲もひくようで朝から大変なんです。
でも。。音がやわらかくなってきたかもしれないですね。
高校生にひいたドビュッシーの「喜びの島」また聞きましたが
また違うところを目指しているようです。
そんな変化をみれるのがうれしいですね。

なんてふみこさん。。見守ってくれる存在ってあたたかいですね。
ふみこさんのおかげで娘とはわからないものだを前提にむきあうと
見えてくるって娘大学生になったばかりのころ気づかせてもらって
あの時も本当にありがとうございました。

では追悼&お別れ演奏会たのしんできます。
いつもいつも応援してくださってありがとうございます。

投稿: 真砂 | 2019年3月 6日 (水) 08時29分

二月、三月、四月、、子ども達の卒業や入学の準備や書類や支出の続く事やらに常に緊張や不安が続いていました。せっかくの大切な子どもの行事なのに。
胸に刻み、目に焼き付けて祝いたいと思いました!
こんな気持ちにさせてくれてありがとうございました。
長女が中学校入学し、次男が小学校入学し、次女が幼稚園に入園します。
めっきり涙もろくなり、涙が出るのは良いとして、涙よりも先に鼻にきまして鼻ばっかりすすってます。
何か良い方法ありませんか

投稿: みっこ | 2019年3月 6日 (水) 14時01分

真砂 さん

あはは。
「わからないところもあるなー」と
思ってないと、そこ(相手)から
飛んでくる矢のようなもの、
礫(つぶて)のようなもの、
矢のようなことば、
礫のようなことば、
醸す黒い湯気のような雰囲気を
かわせませんものね。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 7日 (木) 13時11分

みっこ さん

おめでとうが、いっぱいですね。
みっこさんのまわりには。

涙も洟水もいっぱい流したらよろし。

ちっちゃいコンパクトを
携帯して、ね。

ほんとうにおめでとうございます。
みっこさんが、「おめでとう」の元
なんですよ。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 7日 (木) 13時14分

ふみこさま。みなさま。
ふみこさんから気づきをいただいて、私もお弁当にちらしずしを作りました。
酢飯が苦手な夫、外に出たくても長い時間を歩く事ができない息子のために。
たっぷりの卵焼きをのせ、すみっこには甘いもの干し柿の輪切りも入れて。
いつもとは違う?と思うはず。はるだよ。
私はこどもたちと遠足。登り切った山の頂上から子供たちは何と叫ぶと思いますか?
やっほーではありません。
おか-あさーん、マ-マ―です。いいな、いいな。胸がいっぱいになりました。
のらぼう菜、育ってくれておひたしに。
味は秘密にしておきますよ。ふみこさんちののらぼうさんは元気?。

投稿: ユリ木の花子 | 2019年3月 8日 (金) 11時07分

ユリ木の花子さん

うちののらぼう菜、元気です。
友だちが、小松菜のタネも
混ぜてくれたらしく、
小松菜もいます。

とても助かります。

はる、ですね。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 8日 (金) 11時57分

ふみこさま。

こんばんは。
はるくん、虫歯が多くて歯医者に通っています。
毎回、先生にかみつくわ、泣きわめくわで大変です。
私も先生に叱られながら、毎回へこんで帰ります。
黙って見守る。
できそうでできません。
私が、甘やかしたんでしょうか?
なんだかばあば業もむずかしく、疲れました。

ちょっと愚痴をこぼしてしまいました。
ごめんなさい!

投稿: こぐま | 2019年3月 8日 (金) 20時05分

こぐま さん

たまには愚痴もつぶやかなくては!

ほんとうにこぐまさんは、
よくはるちゃんを見守り育てておられます。
はるくんには、
過去・現在・未来を通じて、
こぐまさんの愛情と、
こぐまさんへの尊敬が礎となっていくことでしょう。

大事業です。

たまには愚痴を。

それからもうひとつ。
安心して甘やかしてほしいな。
わたしも(孫は持たないですが)、
子どもの一部分を一所けん命甘やかしたいと
考えています。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月 9日 (土) 11時10分

ふんちゃん

 ちらし寿司が、食べたくなりました。
 今年は、な〜んにもせずに過ぎちゃいました(^^;)
 錦糸卵をた〜っぷりのせて、
 いくらをちょんとのせる。
 これだ〜!と、うきうきしながら写真をながめました。
 
 黙って見守る。
 今回の娘のことは、
 最初は、どうしたらいいの?と
 突きつけられることが多かった(ように思えた)のですが、
 ここのところは、少しずつ、見守ることも
 できるようになってきたような気がしています。
 土台から、あまりにもぐらぐらと崩れてきてしまい、
 一緒にドロドロしたものを形にしていくような感じだったような…。
 今は、すこ〜ぅし、形になってきたので、
 あとは、見ててね…と言われている気がすることも出てきました。
 きっと、いざ入院となると、色々あるのだろうなぁと
 想像できるのですが、
 どうなっても、彼女は、彼女なりに成長していくのだからね…
 と、自分に言い聞かせてみたりしています。
 あまりにもやせてしまったので、
 とにかく小さくて細いのですが、
 これがまたかわいくて、かわいくて…です。
 おっといけない。見た目は小さくても、
 もう中学生…。囲い過ぎてはいけません。
 黙って見守る。
 ときどき、思い出したいことばとなりました。

 あちこち…、大きく揺れていますね…。
 9月に大きな揺れを経験したことで、
 いろんなところの震災がどれだけ大変だったか、
 どれだけ怖かったか…と、
 自分のこととして想像することが少しできるようになった気がします。
 東北から、札幌に移住してきてくれたカフェのご家族や、
 コーヒー屋さんを思うたび、
 いろんな思いがこみ上げてきます。
 まだ…向き合えない…ということばがありました。
 逃げているのかもしれませんということばも…。
 けれどね、けれども…、
 自分がこわれてしまいそうなことは、
 「ダイジョウブ」と思えるトキまで、
 向き合えなくていいのではないかと思って、
 いたたまれず、そう伝えちゃいました。
 逃げているのではなくて、自分を守る大事な機能のひとつだから、
 どうか、大事に、その機能をつかって欲しい…と思うのです。
 むりせず、ゆっくりと…。
 
 できるだけふわりといられますように…。

 大野さん!
 王子は、飛行機に乗って飛んできたのですね!!
 すごい!すごいです!!
 見守る大野さんも…。
 王子と大野さんの愉しい週末…。
 想像しながら、過ごしています。

投稿: もも(^_^) | 2019年3月 9日 (土) 14時42分

ふんちゃん、みなさま

 追伸!なんです。
 大事なコト…忘れてました。

 娘が入院する時…
 最初、しばらくは、行動を制限されるので、
 基本的に自分の部屋からでられません。
 大好きなユーチューブも見ることができないので、
 あとは、本だね!と話していました。 
 本も大好きなので、これだ!と
 ウキウキもしているのですが、
 今まで、読みあさってきたというのもあり、
 最近、読みたい本が見つからないないのです…(^^;)
 
 ふんちゃん、みなさま。
 ここの広場のみなさんは、本好きが多いなぁと思って…
 助けてくださ〜い(^^)

 好みがあって…、
 「精霊の守り人」シリーズが、なんといっても一番好きな娘です。
 上橋奈緒子さんが好きで、
 戦いモノが好きで、
 それでいて、何か…意味深いなにか学びがあるとうれしい… 
 というかんじのようです。
 基本的にファンタジーが好きなのだけれども、
 あまり夢見る感じだけでは物足りないんだとか…。

 私の本棚には、そういったものが全然ないので、
 がっかりして見ていたようです(^^;)

 ふんちゃん、みなさま。
 何かおススメの本、ありませんか〜?

投稿: もも(^_^) | 2019年3月 9日 (土) 16時19分

おはようございます。
この場をお借りして、こぐまさま。
愚痴をこぼしてくださって、ありがとうございます。
私も同感です。ほっとさせられました。
ばあば業も体力、気力勝負と思ったり、幼稚園を入園前にもう虫歯。
オムツが完全に取れないとか、目につくことで悩んだりです。
でも、幼い時はふみこさんも話してくださったように、甘えさせ、かわいがろうと思います。
最近、佐々木正美著,子どもの心の育て方。という本を読んでます。
安心できる、素敵な言葉に出会ってます。失礼しました。

投稿: ユリの木の花子 | 2019年3月10日 (日) 09時55分

ふみこ 様  こんにちは

今日は 暖かく 空気がやわらかく
穏やかな日曜日でした。

あ・あ・・春が来て 嬉しいなぁと
感謝しながら 森を歩いていたら
ふきのとうを見つけました。

2011年3月11日から 8年
この週末、テレビやラジオで 震災の特集番組
が 多く 組まれていました
できる限り 見聞きしています
昨年より 気にかけているのは
やっぱり 昨年秋の地震のことがあったからと思います。

ふみこさん 
私も 立春を過ぎるとすぐ 母が作った
吊るし雛を飾ります。
まだ 日も短く 寒さ厳しい時期に
毎年 部屋を ふわっと明るくしてくれます。

ももさん・・・・ごくごく 一般的ですが
娘さん ハリーポッターシリーズは 読みましたか?
あと、いつかゆっくり読みたいと思っている
以前 ふみこさんが 話していた
小人の冒険シリーズ・・・
(あまり 浮かばなくて ごめんなさい)

投稿: えぞももんが | 2019年3月10日 (日) 16時38分

ふみこさま。

やさしいお言葉をありがとうございました。
ちょっと涙がでそうです。
はるくんが、しあわせに大きくなってくれることが、
わたしの一番の願いです。


ユリの木の花子さま。

愚痴をこぼして、よかったです。
私なんて、気づいたら虫歯を8本も作ってしまってました!
かわいそうなことをしたなぁ・・・と後悔しきりです。
孫育て、お互い心配したり喜んだりしながらできるといいですね。
ばあばも、育てられてる気がします。

では、またぁ。

投稿: こぐま | 2019年3月10日 (日) 19時53分

ふみこさま、皆さま

えぞももんがさんのお便りを読んでびっくり!

北海道の森でも、もう「ふきのとう」があがっているのですね。

我が家の食卓にも、本日ふきのとうの天ぷらと蕗味噌が並びました。

中2の次男が今日40個ほど採ってきて、蕗味噌を作ってくれました。

今年のは油で炒めず、ゆがいてみじんぎりにしたものを甘めの味噌に混ぜ込んだようで、ふきのとうのほろ苦さに、目が覚めました。

「黙って見守る、ふさわしい流れをせき止めない、、、。」

家族に対しても、他人に対しても、そして自分自身に対しても、大切なことですね。

「相手の成長を信じてとりあえず待ってみよう・・・」最近、よく自分に言い聞かせてる気がします。

この広場の皆さんのあたたかい言葉があれば!


投稿: 円 | 2019年3月10日 (日) 21時44分

ふみさまみなさまこんにちは~~

昨日無事ひとつ歳をとりまして、本日新しく生まれ変わったような気分になっているおきょうさんです。
そして8年前から、この日が日本にとって忘れられない年となってしまいました。

テレビやマスメディアでは先週あたりから、特集が組まれたくさんの方々の8年を追った番組が流れており、また本日もずっとですね・・・。

でも、今年はどうしても心が痛くてそういう番組と向き合えないでいます。
昨年弟を亡くし、その気持ちがまだ自分のなかで消化できれてないからかもしれません。被災された方々の痛さを受け止めきれない弱い自分がいます。

でも、おひなさまのように、黙ってじっと見守る。
それでもいいのかな・・・。
そして、「私は戦争を、被ばくを」経験として語れないけれど、震災のことは語れるよ。
と心にとめて、今はじっと見守って、必要な時が来たら語っていけたらいいなあと思います。それまでにはきっと私の心も整頓されていくのかな・・・

昨日の誕生日は空っぽの実家にだんなさんと行って父と弟の仏さまにも52歳になった自分であいさつしてきました。『52.ごじゆうに。がんばります。』ってね((笑)

そして、そのまま板切れから、壁紙と、珪藻土と、畳に敷く江戸間8畳のゴザをポチッとしちゃいました。

この誰も住まなくなった実家を一人で守り抜けるのか?経済的にも、身体的にも。
あまりに広く草刈りや傷んだ家屋の修正は気が遠くなる作業なのですが、
半年ウジウジしてたけど、やるっきゃないね。
と、誕生日を過ぎここからの1か月でまずは盛大にリニューアルさせます。もはや、リノベーションやら、リフォームやらではなくリニューアル!うまれかわらせてあげようと。
もちろん先立つものはないので極力自力でがんばります。
ピアノも弾くけど、草刈りかまの使い方や、かなづち、のこぎりも得意なおきょうさんです。((笑)
がんばります。

みなさまのあたたかい見守りも本当に力になります。

こぐまさま

我が家の長女ね。
初歯医者で3時間口をあけなかったんですよ。
それにつきあってくれた歯科助手の方も本当に感謝なんですけど、
小さいころからお注射やだ~~
おくすりやだ~~
耳鼻科に行ったときはチコちゃんのきょえちゃんのように「
先生のバカあ~~~」とさけび
「バカはあんたでしょ~~」
と先生に怒られました。→あ、でも次からその病院変えちゃった~~(;'∀')」


はるくんはまだまだこれから。
こわいものもたくさん
いやなこともたくさん

でも私の母もしっかり一緒にうけとめてくれたな~~
そして私がイライラなぶん、母は全面的にいつも長女にあまあまでいてくれました。

一人で育ててた私には本当に、ともに育てていてくれた母の存在がなかったら今の自分や長女は絶対なかったと思います。

投稿: おきょうさん | 2019年3月11日 (月) 15時23分

もも(^_^)さん

「ダイジョウブ」ということばは、
実際大丈夫かどうかではなく、
おまじないのことばですね。

自分を励ます、おまじない。
誰かさんを力づけたい、おまじない。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 16時35分

もも(^_^)さん

いま、わたしは、
『宮廷神官物語』(榎田ユウリ)を
読んでます。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 16時38分

えぞももんが さん

日曜日は、武蔵野市でロードレース、
駅伝の部と、マラソンの部が開かれ、
プレゼンテーターとして参加しました。
(はい、走ってません)。

たくさんの友人と再会できて、
しあわせな春の1日でした。
お天気ももって、レースのあと数時間後に
雨が落ちてきました。

そして本日3月11日は、
仕事をしながら、祈って祈って過ごしました。
東京にも、被災地への思いが感じられ、
そのことに慰められ、勇気づけられています。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 16時43分

こぐま さん

うんうん。
こぐまさんが
たくさん甘やかして、
たくさん伝えて、
たくさん一緒にいるだけで、
はるくんは、やさしいひとになるでしょう。

やさしい「作り手」「語り部」になるでしょう。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 16時44分

おきょうさん さま。

そうなんですね~。
お医者さんって、こわいみたいなんですよ。
自分の子のときは、わりと我慢してくれてたので、
はるくんみたいに、泣きわめく子ははじめてで。
ちょっと手こずっています。
でも、ほんとに、はるくんはかわいくて・・・。
ばあば業をさせてもらえることに感謝しなくてはね。

では、またぁ。

投稿: こぐま | 2019年3月11日 (月) 16時45分

ふみこさま。

ひょっとして、同じ時間にみていますか?
なんかとってもうれしいです!
すてきなお言葉、ありがとうございます。

投稿: こぐま | 2019年3月11日 (月) 16時46分

円 さん

ふきのとうを摘んできて、
蕗味噌をつくってくれる中二の王子さまに、
おじぎいたします。

うやうやしく、尊敬をこめて。
(ひとさじ、舐めたい……)。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 16時47分

おきょうさん さん

お誕生日おめでとうございます。

きょうから、新おきょうさん さんですね。

リニューアル!
またまた、リニューアル記がたのしみです。
燃えてるねー、 おきょうさん さん。

おめでとう、おめでとうございます。

投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 16時51分

ふさわしい流れをせき止めず。。
じっくりとかたちがみえてくるのをまつゆとり大切にしたいです。

そういう気持ちが足りないからなんだな…
二十歳の長女ととげとげしっぱなしです。
来週には一人暮らしを始めるというのに。
どうやったら普通に話せるのかわからないくらいです。

ももさん
娘が中学生の時に読んでいた本の中から…
・天山の巫女ソニン
・ドラゴンキーパー
・妖怪アパートシリーズ
・西遊記(斉藤洋さんの)
・安房直子コレクション
・ナルニア国シリーズ

投稿: まるこ | 2019年3月11日 (月) 17時36分

まるこ さん

とげとげを受けとめるのも、
大事な役割だと思って、
自分に云い聞かせたことがありました。

こちら、三女に、
ちょっととげとげシーズンがありました。
ひとり暮らしをして、それが消えてしまいましたとさ。

佳い春を。


投稿: ふみ虫。 | 2019年3月11日 (月) 21時16分

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