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2020年5月の投稿

2020年5月26日 (火)

おお、シベリア!

「あ、かりんとう」
 と思わず、大きな声を出してしまった。
 用事で立ち寄った家の縁側で、おばあさんがかりんとうを齧っていたのだ。
 黒糖のからんだ、黒いかりんとう。
「おや、お好きですか?」
「……ええ」
「お待ちくださいよ」
 と、歌うように云っておばあさんは立ち上がり、奥に入ってゆくと、手にかりんとうの袋を持ってもどった。
「ほら、これ。どうぞお持ちくださいな」
「わたしに? まあ、よろしいんですか?」
「この家の子どもたちなんか、あまり好かないんですよ。いやにごつごつしたお菓子だなあ、なんて云って、笑うんです。わたしが子どもの時分には、たいしたおやつだったけれどねえ」
「わたしも、おぼえています、たいしたおやつだった日のこと。……なつかしいわ」

 帰り道、かりんとうの袋を胸に抱いて歩きながら、子どもみたいだな、と思った途端、遠い日の記憶が、一目散に駆けこんできた。
 あれは中学3年の冬、一時的に学校の寄宿舎に入ったときのことだ。寄宿舎の決まりで、自由におやつを食べられるのは、土曜日の夜だけだった。早めの晩ごはんも終わり、規律の厳しい寄宿舎のなかに、めずらしく呑気な空気がひろがる。部屋ごとに、配られるおやつや、さしいれのおいしいものをならべて、わいわい喋りながら食べていいひととき。
 下は中学1年、上は高校3年という先輩後輩が各学年ひとりかふたりずつ混ざっていたが、このときばかりは、遠慮もなかった。夢のような時間だった。
 あのとき、わたしのいちばんの気に入りといえば、黒糖かりんとう。
「ふみこさん、きょう、かりんとうあるわよ」
「山本さん、ほら、かりんとう! うれしいでしょう?」
 同室の先輩からも後輩からもからかわれる始末だ。
「うれしい! 全部ひとりで食べたーい!」
「きゃー」

 土曜日の夜のかりんとうのために1週間がんばって過ごしていたような、中学3年のわたしだった。

 このときいただいた黒糖かりんとうが声をかけてくれたものだろうか、この3か月のあいだ、なんとはなしになつかしいお菓子たちとの再会がつづいている。
 ある日の金平糖。
 ある日のすあま。
 ある日のコーヒーキャンディ。
 ある日の都こんぶ。
 そしてある日の……。

 その日は買いものの日だった。
 久しぶりだから隣町まで歩こう、と意気揚揚と出かける。自分ではすたすた歩いているつもりなのだが、6000歩ほど行ったところで、足がたよりなく感じられ、もたもとっとして、笑いそうになる。
(これじゃおばあさんだな)
 と思う自分を、
(だって、おばあさんじゃないかー)
 と自分でツッコンデ笑いかけているのだ。

 少し先に「シベリアあります」の看板が出ているではないか!
 笑っている場合じゃない。
 何度も通りかかるのに、通るのがほとんど夜であるため、一度も開いているところにゆきあったことのない洋菓子店が開いている……。これまで「シベリアあります」の看板だけをさびしく眺めて、いじけていたのだった。
(わたしは、もう一生、シベリアとは会えないのね)
 ところが、この日、シベリアと会えたのだ。
「なつかしいねえ。元気だった?」
 と云い云いうちに帰り、珈琲を淹れる。

 カステラに羊羹や小豆あんをはさんだお菓子、シベリア。
 食べながら考えているのだけれど、ほんとうは、思い出のなかにこのお菓子は坐っていない。なつかしい、というのはほんとうでないことになるが、でもなんだかなつかしい。
 思い出は、どこかで誰かさんの郷愁を吸いこむようだ。

Photo_20200526050101
おお、シベリア!

〈お知らせ①〉
という本をめぐるトークにゲストとして仲間入りします。
5月27日(水)21:00頃〜
※アイフォン限定の音声配信アプリ「Dabel」のインストールが必要です。
※アーカイブ(録音)もあります(あとからリンクをお知らせします)。

という本をめぐるトーク、終わりました!
(アイフォン限定の音声配信アプリ「Dabel」)。
※アーカイブ(録音)は下記アドレスから。
〈お知らせ②〉
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「ある日に描いたイラスト。ある日に生まれたことば」を、
お楽しみに。
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2020年5月19日 (火)

99

 ある日。
 玄関先で、草むしりをしていると、向こうのほうから、左手に持った買いもの袋を、左肩にひっかけて颯爽と歩いてくる女(ひと)がある。目を凝らすと、それは近所に住むミセス・ロッサ(仮名)だった。
 互いの距離が縮まるのを待って、声をかける。
「こんにちは」
「あら、こんにちは」
「素敵なカーディガン。これもご自分で編まれたのですか?」
「そうなのよ。でも、このごろ背も縮んで足も縮んで、カーディガンの丈も、ズボンの丈も、なおしてるの」
「とってもお似合いです」
 と云いながら、わたしは腕を前で組んだりして、自分が着ているセーターの毛玉を隠すのだ。

 ある日。
 まだ日の高い午後のこと、救急車のサイレンが近づいてきたと思ったら、うちの真横で、止まった。
 ご近所の誰かさんが、病気? 怪我?
 庭から出て、静かに路地の向こうのミセス・ロッサの家のほうを窺(うかが)う。前の週ミセス・ロッサが風邪をひいたと聞いたのを思いだし、「こじらせたなんてことはないわよね」と心配がよぎる。
「どなたかしら。心配ね」
 という背後からの声。
「そうなんです。心配で」
 とつぶやきつぶやき、声の主をふり返る。
「まあ、ミセス・ロッサ……。お、お風邪はもう、いいのですか?」
「ええええ、もうすっかり。好きなピーナッツバターのパンを買いに行ってきたところ」

 ミセス・ロッサはこの5月、お誕生日を迎えた。
 99歳のお誕生日だ。
 思えば、わたしのもっとも年齢の高い友人……。ミセス・ロッサ、お誕生日おめでとうございます。
 ミセス・ロッサは、ひとりで日本橋の気に入りの百貨店に出かけるし、自分で店を予約して、友だちとランチの約束をする。同居のお嬢さんが心配し過ぎないのもいい。

 いまは新型コロナ感染症対策の緊急事態宣言が出ているから、近所でばったりということはない。こうなってみて、自分がいかに「ミセス・ロッサとばったり」をたのしんでいたかを知った。
 まず憧れるのは、おしゃれなところ。
 そうして話していて気がつくのは、ひとの悪口を云わない、愚痴を云わない、いろんなことをひとのせいにしないことだ。じつに潔くて……、ええとええと、カッコイイ。
 こんなカッコイイ先輩を持った幸いを、あらためて噛み締めている。
 だんだん年をとってゆく道の上で、ミセス・ロッサの姿はわたしを励ましつづけてくれるだろう。

 そうだ、わたしよ、先輩として後輩にちったあ(少しは)カッコイイところを見せられるように、ね。

Photo_20200519083101
友人から、80歳台のお母さまがいま
熱心に取り組んでいるという
ちぎり絵でお便りをもらいました。
新聞広告をちぎって……。
あまりにも素敵。
カッコイイ先輩ってそこここに存在します。ね。

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2020年5月12日 (火)

よんぴる 〈最終回〉

(ぼくはいま、とくべつの勉強をしているのかもしれない)
 とツカサは思いました。

「シンさん」
 シンが人形用だという小さなコップでヤクルトを飲んでいるのを眺めていたおばあちゃんが、口を開いた。
「シンさん、うんと若いころ、わたしはカカリサマに会ったことがあるの」
「え!」
 思わず声を上げたのは、ぼくだ。
 おばあちゃんはぼくのほうを向いてうなずき、はなしをつづけた。
「あれは仕事からの帰り、夕方、いつもの道を歩いていたの。5月、だったわね。
 道端にブロック塀がくずれた空き家があって、そのあたりは、なんとなく好きになれなくてね、急ぎ足になった。こわれたブロック塀の上に、薄汚れたコートをはおった怖い顔をしたおじさんがすわっているのが見えたの。
 にらむように通りを行くひとをながめていた。そこにね、大きなお腹を抱えるようにしている若いお母さんが通りかかった。もう間もなく赤ちゃんが生まれようという、お母さんね。
 するとおじさんが立ち上がり、若いお母さんに近づこうとしたの。
 いやな予感がして、思わず立ち止まって若いお母さんを見たら、どうもおじさんの姿が見えてないらしかった……。
 そのとき、わたしのうしろから声がしたの。『ならぬ』って」

「カカリサマの声だね」
 シンが云った。

「『ならぬ』という声を発したのは、白い上着に黒っぽいズボン姿の若いひとだった。その姿が見えて、声が聞こえたのは、怖い顔のおじさんとわたしだけだった。若いお母さんは少しも気がつかず通りを進んで行こうとしたし、近くで遊びながら帰っているらしい子どもも、こちらを見なかった。
 おじさんは、びくっとして、行ってしまおうとからだの向きを変えたけど、若い男のひとはおじさんの肩に手を置いて、こう云ったの。
『ソナタ、もうすぐ生まれようという赤ん坊にとり憑(つ)こうとしたな。二度と、こんな真似をしてはいけない。一度あの世にもどり、また生まれ、つぎこそたのしい人生を生きるのだ』」

 おばあちゃんは、ほおっと息を吐いた。
 ぼくも、ほおっと息を吐く。

「そしておじさんは、消えたの。それを見て若い男のひとは『これでよし』とつぶやいて……、わたしを見た。
『あなたは見てしまったのだな』
『はい、見てしまいました』
『わたしはカカリ。さきほどのように死んでもいない、生きてもいない存在にはなしをつける係なのです。あちらの世では、先輩たちはわたしをカカリと呼び、後輩はカカリサマと呼びます』
『カカリサマ、わたしはいま見たことをひとに告ぐべきではないのでしょうね。……告げません。告げませんわ』
『すまぬ。しかし、あなたに見えたということは、それなりの意味もあろうから、わたしはずっとあなたを守りましょう。佳い人生を生きてください。この世をつくった、大きな大きな存在は、ヒトがこの世でたのしい人生を生ききることを、もっともよろこんでくださる』」

 そう云ったまま、おばあちゃんはだまってしまった。

「それで、終わり? そのあと、カカリサマと会うことはあったの?」
 大人のはなしを聞くとき、なるべく口をはさまないようにしてきたけど、たまらなくなって、ぼくは云ったんだ。

「あったとも云えるし、なかったとも云えるかな。……あ、でも、気配は感じていたわね。守られていると、思うことにしたからね。何か決めようとしたり、大仕事を引き受けるようなときにも、『カカリサマ、たすけて』と念じましたよ。きょう、シンさんと会って、久しぶりにカカリサマのお名前を聞けて、ほんとになつかしいこと」

「さあ、ぼくは帰ります。うたさん、あちらの世にいるソユンさん、カカリサマに、あなたのことを伝えます。ソユンさんには手紙もわたします。ツカサ、カカリサマにたのんで、またいつか会いにくるよ。そのときには、また、よんぴるでとびらを描いてもらうから」

「うんうん」
 ぼくには、これしか云えなかった。

 シンは、長いしっぽをひと振りすると、ぼくの目をのぞきこんだ。
「ツカサ、ありがとう。さよなら。あのさ、地球もこの世も、カカリサマが云う『大きな大きな存在』がつくったんだからさ、ダイジョウブなんだよ」
 そうして空中に向かって走るようなかっこうをすると、そのまま消えてしまった。とびらの絵がなくても帰れるんだな、と思ったときにはおそかった。
 さよならも、ありがとうも云えなかった、ぼくは。
 だけど、また会おう。
 たとえ会えなくても、いつもキミを思ってるよ。

 ツカサはしばらく動けませんでした。
 おばあちゃんが熱いミルク紅茶をいれてくれ、それをすすると、やっと動けるようになりました。
「ねえツカサ、『地球もこの世もダイジョウブなんだよ』。ちびの鬼のシンさんはいいこと云うわねえ」
                                    〈おわり〉

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2020年5月 5日 (火)

よんぴる 〈7〉

 自分のひらめきを自分でキャッチしたツカサは、よんぴるで描いたとびらの絵を机に立てかけました。ひらめきはそして、もうひとつのひらめきを生みました。よんぴるで手紙の絵を描き、それをおばあちゃんの家の郵便受けに入れたのです。

 目が覚めると、いつだったか感じたのと同じ気配があった。
 本棚の上で動く影……。
 急いでからだを起こし、机に立てかけたとびらの絵を見た。
 とびらがあいてる。
「きてくれたの?」
 と声を出すと、本棚から返事が返ってきた。
「とびらをあけてくれたから」
 ちびの鬼は、本棚にならべてある鉄道模型のあいだを歩いている。長いしっぽが、模型をなでるようにふわふわとゆれている。
「うれしいよ。きてくれて、うれしいよ」
「あのさ、前にここにきたとき飲んだ甘い……、のみもの、あるかな」
 ちびの鬼は、棚の上にすわり、両足をぶらぶらさせてちょっと照れ臭そうにつぶやいた。
「ああ、ヤクルト」
 ネズミじゃない何かが侵入したという騒ぎになったとき、ママが冷蔵庫からヤクルトを出して、ふたをあけて誰かが飲んだ、と云ったのだ。結局、あとでぼくのいたずら、ということに落ち着いたのは不思議だったが、ぼくには都合がよかった。
「いま、持ってくる」
 台所に行って冷蔵庫からとってきた。ちびの鬼にわたすと、両手で抱えるようにした。
「これ、好きだよ」
「キミ、名前は?」
 と聞いてしまったが、ぼくとしては少し混乱している。だってキミはリュウイチに似せてぼくが描いた「キミ」なのだから。
「シン。こっちにくる前に、カカリサマからお前さんはシンだよって、云われたんだよ」
「ぼくはツカサ」
「うん」
「いつもは学校に行くんだけど、ウィルスの病気がはやって、ウィルスってわかる? それがおさまるまで学校も休み、なるべく外に出ないようにしなくちゃならないんだ。だけど、学校に行って、いつもどおりだったら、キミとは会えなかったかもしれない、とも思う」
「地球がみんな、いつもとちがうんだね」
 ぼくは内心おどろいた。
 ちびの鬼、いいや、シンの口から「地球」ということばが出たからだ。いったいシンって、どんな存在なのだろう……。
「ツカサのおばあちゃんの家に行かなくちゃ」
「ぼくのおばあちゃんのうち? おばあちゃんを知ってるの?」
「会ったことはないけど、知ってる。ぼくに名前をくれたカカリサマが、向こうに行ったら、ツカサのおばあさんのところに行きなさい、と云った」
 カカりサマって誰だ? と聞きたかったけれど、おばあちゃんの家で聞くほうがいいと思った。
「じゃ、行くか」
「これ、持っていく」
 そう云ってシンは、ふたをあけていないヤクルトをゆすって見せた。
 それからぼくは、シンとヤクルトをポケットに入れ、できるだけ落ち着いた声で小さく叫ぶ。
「ママー、おばあちゃんの家に行かなくちゃならなくなった。おばあちゃんに、電話をしておいてくれる? 行ってくるね」
 ママの声を聞く前に、ぼくは運動靴をはき、小走りでおもてを走る。
(どうしてちびの鬼——どうしてもこう呼んでしまうけど、シンだったな——シンをおばあちゃんのうちに連れて行くのか。ぜんぜんわからないな。そういえば、きのうもぼくはおばあちゃんのうちに……)
 よんぴるで描いた手紙の絵を、届けに行ったのだった。

 おばあちゃんは家のドアの前で、待っていてくれた。
「よくきてくれたわね。それからきのうはどうもありがとう。お手紙と手紙の絵と」
 玄関で靴をぬぎながら、ぼくは云う。
「おみやげは、なかでわたすよ。ひとつは、きのう届けた手紙の絵だからね」
 そうして居間のテーブルの上に、おみやげを出してならべる。
 ヤクルト1本。それから、シンをそおっと置く。
「これがちび鬼だよ。シンだよ」
 居間から音が、消えた。誰も動かない。
「よろしく。わたくしは、うた、といいます」
 やっとおばあちゃんが口を開いた。
「うたさん、ぼくは、とびらの向こうからきたんです。とびらはツカサが描いてくれた絵だし、ぼくもツカサが描いてくれたぼくですけど、それはカタチ」
 シンは、おばあちゃんに向かって、そう云った。カラダは小さいが、声は小さくない。よく通る声、というのだろうか。
「わかります。とびらも、カラダも、ここにくるために必要なものだったのね。それをツカサが描いたのよね」
「うん。それでうたさん、アナタに伝えることがあります。ソユンさんからのことば。お伝えしますよ、いいですか?」
 また、音が消えた。
「ええ、お願いします」
「『うたさん、ずっとアナタを思っていました。アナタに会えたことがわたしには、大事な思い出。大事な支え。きっとのちの世で会いましょう』」
「ええ、ええ。わたしも同じ気持ちです」
 おばあちゃんは、手元にあったふきんを目に当てた。
「ぼくは、ソユンさんに会うことができるから、手紙をあずかります。ツカサが、手紙の絵を描いたのでしょう? あ、それから、ぼく、これが飲みたいんです」
 シンは、ヤクルトを指さした。
「ああ、待ってね」
 おばあちゃんはふきんを目に当てたまま台所のほうへ行くと、手にちっちゃなコップを持ってもどってきた。ヤクルトのふたをあけて、コップに注ぐと、シンの手に持たせた。
(小さなコップだなあ)
「人形が使うコップなの。ちょうどいいでしょう?」
 おばあちゃんは、もう泣いていなかった。
「それではこれをソユンさんに。さっきシンさんが伝えてくださったコトバと、ほとんど同じことを書いていました。この世ではもう会えないのね。でも、のちの世で会えるってことね……」
「おいしい」
 シンは小さなコップを口に運び、目を細めている。

のちの世」と、ツカサは口のなかで云ってみました。
 そして思いました。
(ぼくはいま、とくべつの勉強をしているのかもしれない)と。
                                     〈8へつづく〉

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大好きな花店があります。
あたりまえではない店で、店主夫妻も、
まるであたりまえではありません。
植物に愛されているおふたりさんです。
昨年のおわりに、この店で仲間だけれど種類のちがう植物を
6種類3つずつもとめました。
植物の名前を忘れました。
わたしはいつも、こうです(反省)。
春にさきがけて、花がついたのには驚きました。

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