不思議の本棚
仕事の合いの手を入れようと、机まわりの本棚の整理をはじめる。
そうなるだろうと、思ったとおりに、合いの手のほうが本筋になった。気がつくと、本棚から引きぬいた本が、床いっぱいに積まれていた。
いつしか湧き上がっていた、本の数を減らさなければ、という思いが後押しして、古書店に持ってゆく本を選んでは積んでいる。
1年に一度か二度、本を大切に扱ってくれる古書店に本を寄付することにしている。この店の奥で、本のクリーニング、カヴァかけ、梱包の仕事をしているひとのなかに、障害を持つひとが混ざっているそうで、わたしは、その気配が好きなのだ。
自分も、そこに混ざって作業したくなるような、しばらくそこにいて、作業の様子を見ていたいような気持ちになる。それぞれの受け持ちの作業をすすめている皆さんは、夢中なのだ。ただし、夢を見ているというより、真剣に夢中という感じで、わたしはいつも、「そうよね、夢中というのは、こういうのよね」と、うらやましく思う。
古書店の作業の真似をして、わたしも真剣に夢中をめざす。
本は、結局ダンボール箱に2箱分になった。
どれも、自分が読んだ本である。たいてい、どんなようなことが書かれていたか覚えているし、少なくとも好きだったな、とか、むずかしかったな、というくらいのことはわかるのだ。
好きでもなんでも、すべて手元に置くと、本棚が呼吸できなくなってしまうから、こうして仕事の合いの手とかなんとか理由をつけて、ときどき整理しなければならない。整理して、手元から旅立たせてやる。
ところで、この日、ずっしりと重く、おそろしく分厚い本が、ガラス戸棚の奥のほうからひょっこり顔を出した。束(つか)を測ると3,8cm、総ページは528ページに及んでいる。
父の本棚からもらってきたと記憶していたが、裏見返しに母の字で「45.7.28 西宮市松並町で」と記されている。母が求め、父にまわしたということだったのか。昭和45年=1970年といえば、父が大阪に単身赴任をしている時期で、父は西宮市松並町(最寄駅はJR甲子園口であった)の社宅に住んでいた。母と弟とわたしも、長い学校休みをここで過ごした。
そうか、母は、あの町のあの書店でこの分厚い本を買って読んだのだな。
『樅ノ木は残った』(山本周五郎/講談社)。
ここまでは記憶がぴたりと合っているのだが……、本を開いて驚く。
そこにはわたしが読んだ跡が残っている。かつて気に入って使っていた付箋が8枚貼りつけてある上、わたしが読書のとき、ここ、という箇所に引くダーマトグラフ(DERMATOGRAPH/ワックス分の多い太い芯を紙で巻いた色鉛筆)のオレンジ色の線がある。
興奮を感じさせる勢いで引かれた線を見ながら、わたしは唸る。
「うーん。まったく読んだおぼえがない」
こういうこともあるのだな。
読書の跡には熱中も見てとれるというのに、おぼえていないなんて。
情けなく思いかけながら、いやいや、と思い直し、机の端に分厚いこの本をでん、と置く。
おぼえていないなら、かつての熱中を追いかけながら……読もうじゃないか。
読書の記憶とは別の、知識としての記憶には、『樅ノ木は残った』(もみのきはのこった)が、いわゆる伊達騒動という江戸時代のお家騒動を描いた歴史小説であることは刻まれている。NHKの大河ドラマになったことも知っている。
……読もうじゃないか。
本棚はいつだって不思議だ。
あたりまえでない何かをわたしに差しだし、すん、とすましている。
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コメント
ふみ虫さま
その合いの手に本腰を
入れることになること
よく、よくわかります。
出会い直した本に
ふみこさんの想いの種が
見つかりますように!
投稿: 寧楽 | 2020年9月15日 (火) 10時10分
ふみこさま
本といえば。。先週のガジュマルのお話をきいて
そうだ。。よしもとばななさんの「なんくるない」にも
ガジュマルでてきたな~とおもって読み返したら
大切な何かをさしだされたようなきがしてうれしかったです。
扉はひらく。
ここだと思うタイミングで動くと。。全身で。。
別に幸運に向かってというわけではなく、ただ自分の道にむかって。。
力を抜いて。。ついたところがいちいち自分の場所だ。。
のあたり大好きで。。ふみこさんのおかげで
何だかほっとした気分になれました~。
それに。。「星の牧場」と幻想曲の作者の2人(庄野さん1915年生まれクライスラーさん1875年うまれ)は私の中でなんだかいい感じになってます~。応援団をみかたにつけてね。。ふふ。
おもいもよらぬプレゼントってうれしいですね。
ふみこさ~ん。いつもありがとうございま~す。
投稿: 真砂 | 2020年9月15日 (火) 10時30分
ふんちゃんへ
本の整理 私もそろそろしないと…。
今週末から10日ほど帰省します。
戻ってきたら季節が進んでると思い午前中に一部衣替えをしました。
この夏 一度も袖を通さなかったものもあります。
そこで「よし、さようなら、ありがとう!」とできるといいの
ですができず「来年はよろしくね!」としまい込みます。
こんな感じなので増えるばかり…。
毎回捨てなきゃと思うのですが、これも何かにしがみついてる
のかもしれません。その時がきたらスッキリできますかね。
ふんちゃんが教えてくださる本 色々と読んでました。
自分では巡り会えなかった本もありました。
ありがとうございます。
今回のはかなりの長編大作 しかもいつも尻込みしてしまう
時代小説!これを機に挑戦しようかな…と思ってます。
出てくる樅ノ木は家から車で30分位の船岡城址公園にあります。
とっても立派な樅ノ木です。
桜の季節に是非いらして下さい。
そろそろ稲刈りの時期で黄金色の稲が光ってます。
私の好きな色です。
投稿: ハチミツ | 2020年9月15日 (火) 13時24分
ふんちゃん皆様こんにちは。
毎日本の国へ冒険に行っています。
心の休息です。
さて、また少し義母と話し合いを重ねたましたが、義母は全く私の気持ちが理解できないと確信しました。
なぜ、毎週末小姑が帰ってくるからって
あなたも子供連れて実家に帰るの?
孫と小姑と遊びに行けないじゃないと。
小姑がいるからって気が休まらない感覚が
おかしいと。
私はおかしい、辛かったです。
どんなときでも真摯に主人が話を聞いて
味方してくれるのが救いで
毎日生きています
投稿: たまこ | 2020年9月15日 (火) 14時34分
寧楽 さん
種。
寧楽さんにそう云っていただくと、
俄然、やる気が出ます。
やる気を出して、読みはじめようと
思います。
いつも、大事なことばを
置いてくださり、感謝しています。
どうもありがとうございます。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月15日 (火) 23時32分
真砂 さん
思いもよらぬ……。
うんうん、
このことば素敵です。
思いもよらないんだけれども、
そのときの自分、
自分の役割、
自分のしたいことに
気がつかせてくれること。
真砂さんの毎日は、
そんな「こと」で紡がれていますね。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月15日 (火) 23時34分
たまこ さん
静かにそーっとはなれる季節が
あっていい。
決して争ってはいけない相手。
いま以上の理解を求めてはいけない相手。
そういうとき、わたしは、
そーっとはなれて、
できるだけ穏やかに在ることを決めています。
このはなしは、
聞き流してくださってもいいからね。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月16日 (水) 00時34分
ハチミツ さん
おお、樅の木。
そうでしたか。
では、 ハチミツさんの面影を
胸に置いて読書しよう。
寄り添っていただいて。
今週末、たのしみですね。
お気をつけて、佳い日日を。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月16日 (水) 00時37分
ふみこさま。
私も実家の本棚から、浜田ひろすけさんの童話集を持ち帰り、読んでいます。
よぶこ鳥。
幼い頃、母に読んでもらったことを思い出しながら、なんてやさしい文章なんだろうと思いながら読んでいます🎵
はじめのことばに
わたくしは、童話の使命を、子どもたちの感性を誘い導くところに置こうとする。
そして、それをよくするためには、作者みずから感ずるものを土台にすえて、素直にそれを書くことである。ほんとうに感ずるものを素直に書けば、それは、そのまま、子どもたちの心にふれていくのである。
と書かれています。
50年前の本から大切なことを改めて教えてもらいました😃
投稿: こぐま | 2020年9月16日 (水) 10時52分
こぐま さん
本の不思議をわたしたち、
同時にたしかめていたのですね。
うれしいなあ。
わたしの住む東京都武蔵野市のある小学校の
校歌、浜田広介作詞です。
このこと、誇りに思っています。
童話の志を継いでゆくこぐまさん……。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月16日 (水) 23時25分
ふみこさま みなさま
曼珠沙華の花と田んぼの実りに秋の気配を感じて わたしの体調も少しずつもどっているようです。
数カ月まえに オット関係の友人の奥さまのお通夜に参列しました。
世の中がこんなときだから小さな葬儀を想像しながら出かけましたが まだ60代半ばの急逝であったこともあってか 若い方々が思ったより集っていて そのときのご主人の言葉が印象に残りました。
「明るくて わがままで 天真爛漫で 好きなように生きたひとでした、おかあさん、みんな来てくれたよ、よかったね」
泪の混じったそんなご挨拶でした。
若いころは 本に夢中になり
気づいたらあたりが白んでいて眠くもならずに読破するほどだったわたしでしたが この数年は買い求めることも少なくなり
手元において何度も読み返していたこともなくなり この夏はなにも好きなこと したいこと食べたいものもなくなるという初めての経験をしました。
自分の弱さ脆さを実感したことでした。
みなさんが本をたくさん読んで生き生きとした日常をすごしていらっしゃることが うらやましくもあり ちょっとしたオドロキも感じてます。
身体でなく心が年老いてゆく それがこういうことなのだな
と思っています。
事情があって日常生活も 落ち着いて暮らす というのとはほど遠いということもあるからかもしれません。
自分をまるごと許して肯定して
もうすこしたくましく以前の自分に あるいは違ったカタチの自分になれるまで(正しいかどうかはともかく) いまをかみしめながらやっていきます。
投稿: こんぺいとう | 2020年9月20日 (日) 03時48分
ふさん。今朝は不思議なことがありました。スマホに暗証番号を入れたら、ふさんのブログが立ち上がっていました!ふさんとのご縁は本当に不思議です。
本の整理、私もしないといけないとずーっと思っています。ふさんのブログを読んで、よし!とふさんが本を整理する姿を想像しながら楽しんでやれそうです。私も同じところに本を次の方へと回してもらっていると思います!なんか、不思議に嬉しい朝です😃
投稿: ちっち | 2020年9月20日 (日) 07時20分
こんぺいとう さん
読書については、
わたしも変化を感じています。
仕事の一部が「読む」ですから、
それは「読む」わけですが、
たのしみで「読む」まで気がまわらなくなっています。
ふり返って、
いちばん読んだのは、
小学3年から高校3年だったなあ。
読まずにいられなかった、あのころがなつかしいです。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月20日 (日) 16時50分
ちっち さん
それはうれしいこと。
(と、手を振ったりしています。
見えますか……?)
わたしも、きょう、
これからもうひと働き。
手紙の整理、紙の整理、です。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月20日 (日) 16時53分
ふんちゃん
おわりました。
お母さんの見送り。
最期は、本当に静かでした。
カラダの機能、すべてが静かに、静かに、
しぼんでゆくように、
少しずつ低下していって、
静かに、動きを止めました。
昼間、わたしがそばにいて、
夕方、夫と交代した2時間後でした。
おかあさんのそばにいながら、
とても心地の良いソファーに横たわりながら、
教育テレビでのイングリッシュガーデンの番組を
ゆっくり見ていました。
「お母さんのおかげで、ひさしぶりにゆっくりしています」
とか、どうでもいいことを話しながら…。
コロナのことがあるので、
予定通り、家で、家族だけで見送りました。
そのせいもあって、その前後は、
ひっきりなしにお客さんが…。
バラバラと来てくださったので、
密にならずに良かったのですが、
なんだかどたばた…疲れました(^^)
それでもね…、次々来てくださる人と
お母さんの思い出話をするたびに、
きもちが落ち着いてもいきました。
何かと不安定な2番目ちゃんも、
「行ったら(きもちが)落ちるけど、行かなきゃ後悔する!」と
意を決して、火葬場へ一緒に行きました。
家族だけでの収骨。
ゆっくりと過ごせて、子どもたちもみな、落ち着いていました。
さみしさは、きっとこれから季節が巡るごとに
感じられるだろうなぁと思います。
これから、わたしたち家族も新しい季節になります。
ゆっくり、のんびり…
居心地のいい形、空気…、そんなものを作っていけたらなぁと思っています。
ふんちゃん、みなさま。
たくさんの励ましのおことばをありがとうございました。
ふんちゃん。わたし、あれから久しぶりにお店に行って、
おいしい紅茶をいただいてきました!
最近は、夫が子どもの頃、やり残したであろう
発達課題を研究すべく…いくつかの本を読んでいます!
母子関係って、家族って、難しい。
けれども、面白い!
あちこち歪みながら、傷つきながら…、
そうして成長を繰り返すのですね。
わたしも本棚をじっくり眺めて、次の本をどれにしようか
思案中です。
たのしみ♪
みなさまのいろんな思いを
こちらで読ませていただいて…、
2番目ちゃんの入院、お母さんとの関係、夫のこと、
いろんなことを振り返ったりもしていました。
その時、その時、
途方に暮れていたけれど、
「空は、あいてるで」と教えてくれた人が居て、
その人のことばを思い出し、思い出し、
空を眺めて、にんまりしています。
わたしたち、み〜んな
それぞれの環境の中、
自分らしく、穏やかに過ごせることを祈りながら過ごしています。
いつもありがとうございます!
投稿: もも(^_^) | 2020年9月20日 (日) 16時54分
ふみさまみなさまこんばんは
虫の声が『おきょうさんもう秋でございます。』
と、大合唱している中パソコンにむかっています
いよいよフェスティバルも今週末。
いつもよりだいぶ規模は小さいですが何気に準備は大変で、今年はコロナとも戦わねばいけない中での準備なので気持ちが張り詰めている感じです。
そんな仕事に合いの手をいれようとしているうちに合いの手が本筋になってしまう・・・クスクスっと笑いました。まさに私もそんな感じで先ほどまで台所の整理をしちゃっていました。(もとはパソコン仕事の気分転換に洗い物をしちゃおう!と台所に立ってからの、しまいには換気扇の油まで重曹水で拭いてしまって汗だくという・・・(;^_^A)
本をしっかり読む。集中力も視力も衰えてきたなあ・・と感じる中、なかなか本とむきあえない私もいます。
今週のイベントが終わったら、『モモ』をもう一回読み込んでみようと思ってます。(読み直し始めてから今忙しくなってしまって中断中)
やっぱり紙をめくる感じってよいですよね。タブレットでは絶対感じられない気持ちだと思います。ふみさまの本もこの冬はもう一度読み返したい。これからの冬。おうちでゆっくりしながら本の世界に浸れる贅沢。楽しみです。
~おきょうさんのあさがおにっき~~~~
すかーれっとはまだきょうも2つおはなをさかせています。きせつはすっかりあきなのに、しらんふりではなをさかせています。ことしもほんとうにあついあついなつだったから、「ゆうがにはなをさかすにはすこしすずしくなってからがいいな」とおもったのかもしれません。
さいしょのころにさいたおはながたねになってきました。きれいにさいているおはなもすてきだけど、しっかりたねになっていくようすもとてもきれいだなあ・・とおもいます。いままで『かれちゃうことはさびしいこと』とおもっていましたが、『はなのあとにたねになる』それはちっともさびしいことではないんだなあ・・とおみずをあげながらおもいました。
・・・・・・
場所をおかりします
もも(^_^)ちゃんへ
よくがんばりました。そしてお母さまの旅立ちは本当に素敵なものとなりましたね。
ソファーに横になり、静かにイングリッシュガーデンのテレビをみてゆっくりしているもも(^_^)ちゃんを見守りながらの旅立ち・・・
私もそんなふうに旅立てたらいいなあ…と思いました。
今日は弟のお嫁ちゃんとお彼岸のお墓まいりに行ってきたの。
暑いお盆、そして弟の命日の八月末のお参りは暑さと蚊との戦いでしたが(それはそれで、青空と入道雲に元気をたくさんもらえるアクティブなお参りなのだけど(笑))、今日は風がきもちよくて、なんていうか、空気が緩んでいました。
これからの節目ごとのおかあさまのご法事、命日がこの季節というのはすごくいいですね。しっとりおちついて向き合えるというか。
まだまだ事務手続き、お荷物の整理など大変なことがちょっと続くと思いますが、お疲れでませんように。これからもおかあさまが虹の橋のむこうからたくさんのことを教えてくれたり、守ってくれたりしてくれます。感じてね。感じられる心のゆとりをもてるようのんびりとね。
投稿: おきょうさん | 2020年9月20日 (日) 20時16分
ふみこさま。みなさま。
日曜日の夜になりました。
楽しみがひとつ。アンという少女がNHKで放送されます。
赤毛のアンシリーズ、やっぱり好きです。
本のお話しが聞けて嬉しいです。
子どもの頃、買ってもらった
イソップ童話
嬉しくて背表紙がボロボロになるまで読み返していました。
たぶん、はじめて贈られた本でした。
アリとキリギリスは好きで
子どもながらに哲学みたいなものをこの作品から感じたような気がします。
大人になったら本がいっぱいある家に住みたいと切に思いました。
自分が前向きに前進できてきたのも出会ってきた本のおかげみたいなものを感じます。
ありがとう。です。
山本周五郞
さぶ、日本婦道記、すきな作品です。
樅の木は残ったはまだ読んではないので読んでみたいです。
読み終えたらまた読後感を伝えられたらいいな。
この場をお借りします
おきょえさん、あさがおにっきを楽しく読ませて頂きました。
ありがとう。すかーれっと
こぼれ種を頂いた気持ちです。
来年も一緒に咲こうね。
ももさん、
こんぺいとうさん、
ことばは送れないけれど
応援してます。
自分を好きになること
自分を大事にすること
大変なときは1番、大切にしてほしい。自分のこと。
投稿: ユリの木の花子 | 2020年9月20日 (日) 23時19分
もも(^_^)ちゃん
役目を立派に、やさしく、
静かに果たされて……。
えらいね、ももちゃん。
おたよりを読ませていただくうち、
こころが「しん」と静まりました。
お幸せな旅立ちだったことが伝わり、
うらやましくも、思えます。
送る側としても、
送られる側としても、です。
ももちゃん、日日はつづいてゆくけれど、
同じじゃないですよ。
ひとは進化し、季節はうつろい、
与えられるものもあります。
元気でいてね。
疲れたと思うけど。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月21日 (月) 00時38分
おきょうさん さん
フェスティバル直前に、
おやさしいおたよりを、
どうもありがとうございます。
おきょうさん さんのおたよりを
読みながら、思いだしたことば。
「自分のことばっかりで悩んでちゃ、だめだよ。
ひとのことも考えないとさ」
これは長年の男友だちの、ことばです。
いかにも乱暴だけど、ほんとうにそうだと
思わされて、わたしには大事な指針になっています。
おきょうさん さんは、いつも、
ひとを思ってる。
自分のことでくよくよしないよね。
フェスティバル、パーンパーン。
(花火のつもりです)。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月21日 (月) 00時45分
ユリの木の花子 さん
モンゴメリは、ほんとうに、
よく読みました。
大人になってから読んだとき、
母になった「アン」が見えてきて、
はっとしました。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月21日 (月) 00時48分
ふみこ様 こんにちは
静かな季節になってきました
ふみこさんの 『樅ノ木は残った』の
読書の跡のお話を聞きながら
そう言えば・・・と
本棚の奥を ごそごそと探しました。
ずいぶん前に 古本屋さんで買った
古い 「暮しの手帖」パラパラとページを
めくっていたら 一枚のはがきが挟まっていました。
暑中お見舞い申し上げます
お元気で ご活躍のことと存じます
待望の北海道の旅をすることになりました
道東中心に5泊6日でレンタカーの旅です
お目にかかれる時間がないと思いますが
電話で声など聞きたいと思います。
何十年も前の
知らない方の はがき
この方の道東の旅が
いい旅だったかな・・・
そうでありますようにと
思います
あて名は 小樽の銭函の方なんですよ
読書の足跡
今も 挟んだままの 一枚のはがきです
ももちゃん
お母さまの旅立ち
しっかり 見送られたのですね
とても 気持ちが伝わってきました
お母さま 幸せですね
疲れが出ていませんか?
体を 大事にしてくださいね。
投稿: えぞももんが | 2020年9月21日 (月) 16時21分
えぞももんが さん
古書からのメッセージ、
わたしは好きです。
というか、大事に思いたいという
感覚でしょうか。
はさまっているメモやカード。
カキコミや、線引き。
これもひとつの文化だなあ、と。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月21日 (月) 17時27分
もも(^_^)ちゃん
お寿司、よかったー。
こういうときは、
「食べる」「笑う」「眠る」
だね。
ふ
投稿: ふみ虫。 | 2020年9月22日 (火) 10時17分