«  「そうですね」と云いながら | トップページ | 冷静に。だけどあたたかく。 »

2023年6月 6日 (火)

玉ねぎを吊るす

6月1日
 上田市に暮らす先輩格の友人・けさ子さんから「冷蔵」の荷物が届く。
 箱のなかには、木灰を使って灰汁抜きをしたぜんまい、下茹でした細竹、茹でた蕗、紫玉ねぎと玉ねぎがきっちりと詰められている。
 抜かりなき美的な荷造り、下ごしらえを済ませた親身な贈りものだ。
 すぐさまぜんまい(これは油揚げと)、細竹、蕗をそれぞれに煮つける。紫玉ねぎを薄切りにして水にさらす。
「わたしはいま、こんなものが食べたかったのです。わたしはいま、台所でこんなしごとをしたかったのです」
 と、けさ子さんにはがきを書く。


6月3日
 寝ているうちに、どうもあの仕事、〆切に間に合わないかもしれないなあ、という気がしてきて、4時半に起きだして机に向かう。
 〆切という存在は、目覚まし時計よりも威力がある。
「その日じゅうに納める」という〆切もあれば、「その日の何時までに納める」というのもあって、きょうのは後者。
 1430分めざして働く。
 途中麦刈りの準備をしている夫とともに、スープとパンをかじったが、そのほかは椅子の上で過ごす。

 1430分仕事を、メールに添付し「ひゅーん」(音をたてて、飛んでゆく)と送る。
 ひと息ついた5分後、玄関で「ふみちゃん」という、か細い声がする。
 玄関の網戸の向こうに、近所のアヤチャンが立っていた。
「お茶しよう、お茶しよう」
 ハーブティーを淹れる。
 アヤチャンは昨年、うちの門から見て正面にある家に、お母さんとともに引っ越してきた。わたしより10ばかり若いアヤちゃんは、もとからそこに住んでいた顔見知りのハンサムさんと一緒になったのだ。
 昨夏ブルーベリーを摘んでいたとき、姿が見えたから、わたしが声をかけたのだった。
「摘みたてのブルーベリー、召し上がりませんか? どんぶりか何か、持ってきてくださいな」
 以来、姿が見えると、お互いに手を振りあったり、たまに立ち話をするようになったわたしたちだが、きょうは訪ねてきてくれた。
「あたらしい仕事に就いて月給が出たから、何かプレゼントしたいと思って」
 と云って、十万石饅頭(十万石ふくさや)と同じ店のゼリー、アヤチャンお気に入りのくるみパンを持ってきてくれた。
 ありがとうありがとう、アヤチャン。

「家のなかで夫とお母さんのあいだで気をつかって、ちっちゃな文句も云いあったりしてね、ときどきくたびれる」
 アヤチャンが、ハーブティーを飲みながらつぶやくように云う。
「家のなかで気をつかいあうのも、文句を云いあうのも、あたりまえのことだよー。とくに文句を云いあえるのは、家のなかだけでしょう? じゃんじゃん云ったらいいよ。わたしはさ、アヤチャン、じゃんじゃんどころじゃないよー。じゃんじゃん、じゃんじゃん」
 アヤチャンは目をまるくして、「そうかあ」と感心している。

 アヤチャンが帰った後、はっとする。
 わたしはじゃんじゃん、じゃんじゃん文句を云うけれど……、夫はわたしに文句を云ったことがない……。
 畑から戻った夫の顔を覗きこむ。
「アナタはいいひとだねー。わたしに文句を云わないで。云われっぱなしはいやじゃないの?」
「いやじゃないなあ。おもしろいし、刺激になる」
「ふーん、それは……よかった」
(と、思うこととする)。


6月4日
 午後から、収穫した玉ねぎを吊るす作業をする。
 かんかん照りだから、土間で。
 こういう作業ができるのが、土間のよさだ。ただし、ほんとうの土間ではなくて、コンクリートの土間である。
「昔ながらの土間にしたいです」
 と、2年前にこの家の工事責任者のコイドさんに頼んだら、かかる費用を書いた紙を見せてくれた。目が、飛び出しそうになり「では、ニセモノでいいです」とあわてて云ったのだったなあ。
「ニセモノじゃあないよ。しっかりコンクリートを打つからね」
 そうコイドさんは請け合ってくれた。
 そうして大工のテバカさんがコンクリートを打ったのだ。

 葉のついた玉ねぎ2つを長さ90cm麻ひも(ふたつ折りにして)でしばり、同じようにしばった玉ねぎ2つの麻ひもと結びつける。これを、母屋の裏にある味噌蔵の前の竿にひっかけてゆく。
 規模は小さいが、こういう作業をしていると、お百姓になってゆく自分を抱きしめたくなる。知らず知らずのうちに望んだことがかなったねえ、と云って抱きしめるのである。

Photo_20230606082601
玉ねぎを吊るしました。

★1日かぎりの講座のお知らせ
「あさってより先は、見ない。」
2023年7月15日(土)13:30ー15:00
朝日カルチャーセンター千葉教室
(JR千葉駅より徒歩8分/
三井ガーデンホテル千葉5階)
ひとりでポツポツ話します。
オンライン受講もあります。
【申し込み・お問合せ】
https://www.asahiculture.jp/course/chiba/524dfe4e-5f63-d555-959a-6444987037bfPhoto_20230502091101
山本ふみこ新刊『あさってより先は、見ない。』
thebese「ふみ虫市場」にて発売中!
ご希望の方には著者がサインをいたします。
https://fumimushi.thebase.in/

〈公式HP〉
https://www.fumimushi.com/
〈公式ブログ〉
http://fumimushi.cocolog-nifty.com/fumimushi/
〈公式Instagram〉
https://instagram.com/y_fumimushi
 


|

「日記」カテゴリの記事

コメント

ふみこさま、みなさま

望みは、必死に叶えようとしなくても、訪れるものかもしれない。ふわり。抱きとめる準備はいつでもしておこう。と思いました。

投稿: かよ | 2023年6月 6日 (火) 10時25分


ふんちゃん皆様こんにちは。

家族間でじゃんじゃん言うのもいいんですよね。そうか、それでいいのか。
今のを生きる若い世代に足りないことかもしれません。

私は夫が割とじゃんじゃん言う方で笑
なんだかその関係がダメなのかと思ったり
他人からすればダメじゃないのかな、と心配になったり。

旦那様の言葉でハッとしました。
そうだ、刺激になってるんだと。
生き方の幅を広げてくれる夫です。


子育ての先輩としていつでもいいので
ご回答お願いしたいことがあります。

今はすぐに問題になってしまういわゆる体罰について。

ふんちゃんはお子様達に
げんこつやビンタなどをしたことありますか?
参考まで聞きたいです

投稿: たまこ | 2023年6月 6日 (火) 10時54分

ふみ虫さま

畑も
もっていないのに
玉ねぎもじゃがいもも
たくさんいただくことが
できる環境にあるのが
幸せだと
喜んでいます。

春にはフキの佃煮がたけのこが
えんどう豆が空豆が
ありました。

季節ごとに、旬の野菜が
食卓にあるって、嬉しいことです。

ふみこさんは
それを作るひとになって!

ふみこさんを知ってもう
何年かわかりませんが
どんなこともおもしろがれる人
変わっていないなぁと
勝手に近しく親しく思っています。

投稿: 寧楽 | 2023年6月 6日 (火) 11時35分

ふみこ先生、みなさま

こんにちは
アジサイの花が色をつけ始めました。
そばの子ども園の子どもたちがお散歩に来る裏の原っぱがタンポポからクローバーに変わりました。
今日は、静かに雨が降っています。
三日の土曜日、3年ぶりにホタル祭りがありました。
前日の雨でホタルが流されたのではと心配しましたが日暮れと共に川辺の草の中から光りはじめました。
毎年、ホタルはおしゃべりのわたしをしばし無口にします。
「来年も見ようね」が最近の夫と二人の口ぐせです。
帰りに振り向くとまん丸いお月さま。四日がストロベリームーンだったようです。

ジャガイモを掘り、タマネギを吊るし、グリーンピースを全部とる(夫の役目)
2時間かけてお豆の皮をむき、お裾分けの分をのぞいて小分けにして冷凍(わたしの役目)
すっかり夏野菜の畑となりました。これからはキャベツの青虫をご退場いただくのがわたしの役目です!
畑に気を取られているうちに庭はドクダミが元気いっぱいに増えてしまいました。
朝ドラの「らんまん」ではありませんがよく見れば白くてかわいい花、目のカタキにして抜くこともないかなと眺めています。

ご近所のアヤちゃんさんはせんせいのおそばで暮らす出会いができて本当にうらやましい。
アヤちゃんさんのつぶやき、よーくわかります。てもわたしは今ではそんなこともあったなあと笑えています。
きのう、いつものわたしのドジで久しぶりに夫に怒られ、、夫は怒ると手厳しいことを言います。以前のわたしはここで黙ってしまうのですが、最近肝っ玉が座ってしまい反撃開始。形勢不利となった夫は「ああ、またお母ちゃんに怒られた」の一言。これでケンカはオシマイ、ジャン、ジャン。
何もなかったようにお昼ごはんを食べました。
今日はもう平和な雨の一日です。

せんせい、みなさま
今週もご自愛くださいね。

投稿: 岡山のこんちゃん | 2023年6月 6日 (火) 16時03分

ふみこさま


おはようございます。

つるされた玉ねぎのお写真いいですね。
うちも麻ひもの出番です。ふふ。
昨日つるをまきはじめた朝顔くんたちのあそびばを
作ってみました~。毎年違う形の緑のカーテンをつくる
のが楽しみです。

ふみこさんしらずしらずとはいえ。。
いえいえ。。ある日突然移住の決意されたこと
旦那さまもびっくりしながらも。。そしておうちくんも
どんなにうれしかったことでしょうね。

うちの集合住宅の集会室くんもつかわれていないことが
おおいので「ここで音楽アンサンブルできたらな~」
なんて言っていたら。。あらあらコロナ禍のおかげで
あちこち使用できなくなり、何より人数制限のもんだいもあり師匠の仲間達とアンサンブルを楽しめるなんて
夢のようです。部屋も広いのでご家族の小さな子供たち
も部屋の一角で遊んでたりも好きな光景です。
前お世話になっていた室内楽の仲間とも先日横浜でばったり会いこの集会室で久々に合奏しようということになり何だか不思議なかんじです。
空いている空間をいかして喜んでもらえるっていいですね。(7年前にふみこさんが室内楽のとびらをおすのを
ぐい~~~っと手伝ってくださったおかげです。)

ではふみこさんもみなさんも今日もいい一日おすごしくださいね。

投稿: 真砂 | 2023年6月 7日 (水) 08時13分

きのうは1日中雨で、肌寒いくらいでしたが今朝は青空がみえています
家の中はまだひんやりしていますが、これから気温上昇とのこと、寝不足気味で半分ボンヤリな頭をシャキッとさせて午後の仕事にそなえます。

オットがチョンチョンと植えたきゅうりが二本、収穫できて美味しくいただきました。これから雨と日差しでモリモリ育つのを楽しみにします。
オットといえば最近、腰痛のため少ししおれている様子。自分も経験済みですが、まっすぐになれなくてヨロヨロ動いているので、気のどくではあるけれど、強引な治療するより時間薬かなぁというところです。

玉ねぎを干せる場所がある、というの、いいですね。わたしの住まいもそんな場所がありそうで、いまはチューリップの球根をぶらさげています。
そして、ゼンマイ‼︎うらやましい!
子どもの頃は当たり前に食卓に並ぶもので、オットの義母が元気なころも、いつも干したものをいただいてました。気づかない贅沢だったんだと懐かしく思い出します。

ふみこさま みなさま
不安定な気候ですが、お大事にお過ごしください。

投稿: こんぺいとう | 2023年6月 7日 (水) 10時51分

ふみこさま。みなさま。
畑がある農家に嫁いで36年目になります。
最初は畑仕事なんて絶対にしたくないて思っていたのに、環境は私を畑、土大好きにしてくれました。
今では、自分専用の鍬もあり、愛車は軽トラックです。
雨が振らないうちに、ジャガイモの収穫をしました。
土の中から大、中、小とジャガイモが出てくる。この、収穫の瞬間の喜びがたまりません。
ビンポン玉みたいなジャガイモも沢山
小さな物も貴重品、大事にトラックの荷台に乗せ、今年も親戚に旬の土付きのジャガイモ、無事に宅配出来ました。
作物っていうのはね
やりっぱなしはだめ、足音を聞かせてあげないとと祖母が話していました。
土に野菜にありがとう、と感謝です
ふみこさん、私もだんだん、農婦になってきましたよ笑

王子が明日、
神奈川の病気で5回目の治療に入ります
治療後は1週間は寝たきりになります
今日の夕飯は肉を食べてスタミナつけて行きたいと希望
焼肉です。
なんて、言葉をかけようか母はいつも悩むのですが
王子が家にある、ヨシタケシンスケさんの絵本
かみはこんなにくちゃくちゃぬんだけどの作品を読んで
これ、いいよね
俺もさ、こんな体だけれど、夢はあるからさと語りました
母はいつも、王子に助けられています
元気になるよ!

季節の野菜をモリモリ食べられる季節が来ましたね
みなさまもよき日をお過ごしください。

投稿: ユリの木の花子 | 2023年6月 8日 (木) 13時06分

訂正
神奈川の病院
ヨシタケシンスケ著
作品
かみはこんなにくちゃくちゃだけど
でした。
失礼しました。

投稿: ユリの木のはなこ | 2023年6月 8日 (木) 13時31分

かよ さん

仕事とか、役割系統のことは、
「そのときの自分」めがけてやってくるものだと、
わたしは思っているんだあ。

「こんなの、きた」
っていうことも含め、いつも、とてもおもしろい。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 16時37分

たまこ さん

あはは。
上のふたりとは、ときどき取っ組み合いの喧嘩をしました。
ことをわからせようとしてでなく、
感情的になって、けんかです。
いまは、しません。
なぜだろうなあ、
親しい友人にしないことは、夫にも、娘にもしないでおこうと
考えるようになったからだね。

体罰系、一度だけあります。
三女が小学校に上がったころのことです。
夜、友だちとふたりで「赤信号」で横断歩道を渡ったのです。

いきなりひっぱたきました。
友だちくんにはこう云いました。
「あなたのことはぶたないけど、
こころでは往復ビンタだよ」

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 16時45分

寧楽 さん

寧楽さんはわたしよりずっと若いけれど、
いつも「姉さん」だと思っています。

それ、ずっと変わってないです。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 16時47分

岡山のこんちゃん さん

またまたいいお話を聞かせてくださり……、
どうもありがとうございます。
うっとりしちゃいました。

こんちゃんの旦那さまとも、
勝手に「おともだち」気分になっていたのですが、
お会いしたら、叱られるかもしれないーーーと
思って(想像して)、またうっとりしました。

こんちゃん、わたし、ドクダミ専用の花瓶を持っています。
こんど、お目にかけますね。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 16時52分

真砂 さん

音楽の世界が、いつもわたしの近くにあることを
わからせてくださって、ありがとう、ありがとうございます。
(これは、これまでの感謝)。

それなのに、 真砂さんは、
「室内楽の扉を押すのを(わたしが)手伝った」
なんて云ってくださる。
うれしいなあ、うれしいなあ。
(いつか、音を聴かせてくださいね)。


投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 17時02分

こんぺいとう さん

……でしょう?

ぜんまいがやってきてくれたとき、
泣きそうになりました。

「この贈りものにふさわしいひとに、なります」
と、宣誓しました、思わずね。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 17時05分

ユリの木の花子 さん

王子さまに伝えてくださいね。

「ふみこは毎日、王子さまのことを
祈っています(お風呂にて真っ裸で)」
( )内は内緒です。

なんて祈っているか、知りたい?

「 ユリの木の花子さんのおうちの皆さん、
とくに王子さまに、信じられないほどのよきことが
起こります」

そういう台詞です。
かなわないはず、ないでしょう?

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月 8日 (木) 17時10分

ふみこ先生、ユリの木の花子さま

この場をお借りします。
花子さま
わたしも岡山から祈ります。
王子さまの夢が叶うことも祈ります。

せんせい
ありがとうございました。

投稿: 岡山のこんちゃん | 2023年6月 9日 (金) 07時01分

ふみこさん、みなさまこんにちは。
いろいろな紫陽花が、雨に濡れて、とっても美しい時期になりました。
しとしと雨で、澄んだ空気のこんな季節がわりと好きだなあ…と歳をとってから感じるようになりました。
自然の緑のなんて美しいこと…だなあと。
ふみこさんや、みなさんのお話を伺って、家族の間でも気を遣って過ごすことはあるなあ…ウンウンとうなづきながら、読ませていただきました。
家族人数が多いとあっちに気を使い、こっちにも気を使い…(笑)
でも最近は自分の意見もちょっとずつ発信できるようになってきたような気もします…(笑)
想いを言葉に乗せて伝えるということは、
なかなか難しいですか、伝えることも大事かなと。

私もふみこさんのご近所にいらっしゃる方が羨ましいです。(でも私が近所にいたら、毎日のように声をかけてしまいうるさいですね…きっと(笑)
ふみこさんの優しく楽しいご近所お付き合いが羨ましいです…!

さてさて、我が家の父の畑にもたくさんたまねぎができてきました。
スープに入れたり、マリネにしてみたり…。
もしおすすめレシピありましたら、
また教えていただけたら嬉しく思います。
では、良き梅雨の1日をお過ごし下さいね。

投稿: みゅー | 2023年6月 9日 (金) 10時44分

ふみさまみなさまこんばんは~~~

先週の雨がものすごかったので、昨日今日は少し緊張してすごしておりましたが、降っていた雨もいつのまにか上がりました。

今日はこれから次女さんが帰省してきます。久しぶりに4人が同じ屋根の下で過ごします。今月末に行う次女さん引っ越し大作戦の相談会です。

何を食べさせようかな・・と思いますが、あまり気も張らずまずはお昼についでに作っちゃった3人前のソース焼きそばを付け合わせ的にお皿の隅に盛り付けようと決めて(安易だな~~賞味期限切れのソース焼きそばかい?(;^_^Aでも思いのほか美味しくできたのですよ。おかかと揚げ玉入り。)これからメインのおかずを考えなきゃというところです。

灰汁抜きされて届いたゼンマイ達、けさこさん、ビューンととんでいったお仕事原稿、あやちゃん、だんなさま、コイドさん、テバカさん、そして吊るされたたまねぎ達・・・

今週もたくさん素敵なお話聴かせていただきました。

文字から幸せをいただくってこういうことを言うんだろうな~と。

そして

「アナタはいいひとだねー。わたしに文句を云わないで。云われっぱなしはいやじゃないの?」
「いやじゃないなあ。おもしろいし、刺激になる」
「ふーん、それは……よかった」

このやり取りを読む私の頭の中で「まわれま~われメリーゴーラン♪」
とBGMがまたまた鳴り響いていたのはいうまでもありません。ズキュン❤です(笑)

梅雨の湿度は最も苦手な季節なのですが、半袖?長袖?と迷って一回着た服をまた畳んでしまって着替えたり、傘を丁寧に手入れしたり、泥のはねた靴を磨いたり、この時期のいえしごとはいつものドタバタおきょうさんをちょっとお静かにさせてくれるような季節の気がします。そしてお庭しごとも実家の草むしりもできないのでふみさまおすすめの『ミセン』を楽しんでいます。
(そうそう、長女さんは、一緒に観た『THE FIRST スラムダンク』にはまりすぎてとうとう1話から見始めました。昨日はオフの1日でしたが13時間観てました。この集中力を何かに活かせれば大成するんじゃないかしらと。(笑)
おそらくもう一回2人で映画館にも足を運びそうです。

さてさてこのおたよりをびゅ~~んと飛ばしたあと、あやちゃんとふみさまと一緒にお茶するきもちでハーブティーを入れてからお夕飯の支度をはじめようと思います。


ゆりの木の花子さんの王子さまの『夢』に思いを馳せうっとりつつまれながら静かに千葉からも祈らせていただきます。花子さんの分もハーブティーをおそろいのカップに注がせていただきますね。ゆっくり休んでください。

投稿: おきょうさん | 2023年6月 9日 (金) 18時49分

ふみこさま、皆さま

先週の大雨には肝が冷えましたが
皆さまのところは大丈夫だったでしょうか。

梅雨の最中、今は田んぼが一年で一番美しい時期のひとつですね。
水がなみなみと張られた田んぼで農作業をされている姿や、
山や空が映り込むようすはずっと見ていたくなる風景です。

軒下に吊された玉ねぎも季節の風物詩ですね。

そして奥の「味噌蔵」!!
農家に暮らしてらっしゃる方には笑われるかもしれませんが
こういう建物に目がないのです。
土壁ですかね?漆喰かな?
(建物だけど)息づかいが感じられますね。

この場をお借りして・・・

ユリの木の花子さま

「やりっぱなしはだめ、足音を聞かせてあげないと」
というお祖母様のお一言、
柔らかな、とってもいい言葉ですね。
教えてくださってありがとうございます。

そして王子さまの「夢」、
ユリの木の花子さんの「夢」がきっと叶いますように。
奈良からもそっとお祈りしています。


投稿: 円 | 2023年6月10日 (土) 11時55分

ふみこさま、
心強い台詞、ありがとうございます。
胸がいっぱいです。
岡山のこんちゃんさま。
おきょうさま。
円さま。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとうございます。

王子の夢は働くことだそうです
働きたいなぁーって。
夢に近づくために、前進あるのみです

みなさまもよき休日をお過ごし下さい。

投稿: ユリの木の花子 | 2023年6月11日 (日) 11時57分

ふみこさん こんにちは

実家が道北にあった時
両親も 玉ねぎを作っていた時期がありました。
収穫したての玉ねぎを切るとき
シャリッと音がして
その音が好きでした。
それにしても そちらではもう 玉ねぎが
収穫できるんですね。
北海道は 秋でした。

カレンダーの6月21日夏至
という文字を見て寝たせいか
雪が降ってくる夢を見てしまいました。
もう冬の心配をしている自分にげんなりします。


ユリの木の花子さん
ラジオで脳科学の先生が
「願いは通じる」と話されていました。
離れていても通じるそうです。
「脳の同調」と言っていました。
なので ユリの木の花子さん
私も祈ります。
 

投稿: えぞももんが | 2023年6月11日 (日) 14時34分

ふんちゃんへ

玉ねぎを吊るしてるのを見て、いいな〜
と思っていました。
だんだんとお百姓さんになっていくふんちゃん素敵です♪

願いは通じる…とえぞももんがさんの今回のお便りにありましたね。
私は前からやってみたいことを夫にどかんとじゃなく、さらりと言ってみましたが何だかあまりピンと来てないし否定に近いような返答が…。
なので願います!

ユリの木の花子さん
私は朝起きた時に祈りますね。

投稿: ハチミツ | 2023年6月11日 (日) 17時37分

ふんちゃん

 いつも以上に、うっとりするようなお話ばかりでした。
 どれもこれもうっとり。

 わたしは、たいてい、夫にガッツリやられます。
 そして、先日も何年かぶりにやられました。
 最近のわたしを、戒めてくれて、ブレーキをかけてくれた、と、
 感謝のきもちもありますが、
 「穏やか」ということばに憧れを感じているわたしが、数年前からいて、いろいろ考えさせられてもいます。
そんなときに、今のわたしにピッタリくる本との出合いがありました。
 おもしろくて、うれしくて、読み続けています。難しくて、全部を理解することはできないけれど、今までのわたしに自信がもてるような本です。
 「もうひとつの声で」という本です。新しい扉が開く予感がしています😊

 地震がありましたが、みんな一緒にいるときだったので、安心でした。
 どこもかしこも揺れますね…。
 雨も、地震も、事件も多い…。
 傷つく人が少ないことを祈っています。
 ユリの木の花子さんの王子様のことも祈っています。 

投稿: 空色めがね | 2023年6月11日 (日) 21時49分

ふみこさま。
この場をお借りします。
えぞももんがさま。
もう、冬の心配をしている自分にげんなりしますのお言葉
雪国の冬の厳しさ、雪降りを迎える暮らしの気持ちが伝わってきます。
私の夢の1つにはえぞももんがさんが歩いている森をいつか一緒に歩いてみたいです。
私はげんなりすることばかりですが
祈りのパワーを頂いて元気でました
ありがとうございます。
空色のめがねさま。
ハチミツさま。
祈りをありがとうございます。
ひろばのみなさんと気持ちを語れる
この場所に感謝してます。
みなさん、ありがとうございます、

投稿: ユリの木の花子 | 2023年6月12日 (月) 10時28分

みゅー さん

みゅー さんが近所にいてくださったら……、
こちらこそ頼って、反省しながら暮らすでしょう。

その環境がかなわずとも、
この地でのやりとりの「こうあれかし」という
土台を、みゅーさんはつくってくださっているのですよ。

ありがとう、ありがとうありがとう
ございます。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 20時37分

おきょうさん さん

長女さん、あなたは素敵です!

あなたさまは、このたび、
湘北高校のチームを団子にした、そんな力を
授かったのです。

「崖っぷち byふみこ」


投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 20時46分

円 さん

「味噌蔵」はいまだ休眠ちゅうです。
が、よみがえらせますから、待っててね。

味噌蔵の扉におおいかぶさっていた、
柿の木の枝を、ひとりでせっせと伐りました。
実をあまりつけていなかったからでしたが、
「許してね、許してね」
と云いながら。

夫にはあきれられましたが、
何かに促されて、わたしは伐ったのです。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 20時50分

ユリの木の花子 さん

うんうん。

だけどね。
王子よ、あなたさまが
そこに存在するだけで、
わたしたちは、生きられるのですよ。
安心して生きられるのですよ。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 20時53分

えぞももんが さん

玉ねぎができました。

子どもたち!
という気持ち。

毎朝吊るした子どもたちに、
「おはよう!」
「おす!」
「いい日にようね」
と挨拶。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 20時55分

ハチミツ さん

まだまだニセモノのお百姓ですが、
100歳になるころには、
本物になります!

待っていてね。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 20時57分

空色めがね さん

ね、空色めがね さん、
あなたのようにやさしくて、
思い深いひとは、いまより6割増しの
強気でね。

北海道の地震のさなか、
気がつかずに「うんたったラジオ」を
録っていました。

北海道への敬意をこめて。

投稿: ふみ虫。 | 2023年6月12日 (月) 21時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)